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2005年10月30日 (日)

山歩きは毒消しを持って

秋の長雨シーズンも越えて、そろそろ本格的に冷え込む日が多くなり紅葉が進んでいくのが例年今の時期だが、どうも今年の秋は私と同じで辛抱がなく、寒さが長続きしないでなんだか生暖かい日が続いたりしている。そんな雨上がりの日曜日、先輩ハンター氏の要請で前回に引き続き山小屋関連整備工事応援に行ってきた。
FENCE-1 小屋はほぼ完成しているので今日はフェンス工事。なんで山の中でバラ線を引いているのかというと、小屋周りに鹿が出没して土手をみんな崩してしまうため、土手手前で通せんぼするのが目的なのだそうだ。周囲をみるとチョコボールのような鹿の糞や杉木の皮をかじった後などあちこちに散見できる。先輩ハンターの話では前日あたりに来た新しい痕跡だという。でも鹿もさるもの、通せんぼしてもバラ線の下をくぐったり上を飛び越したりしてあまり効果は期待できないらしい。困ったものだ。
作業が一通り終わったので、山へ入ってみようということになった。雑木林の山を鹿や猪が歩きそうなルートを探して歩いていく。道もない傾斜角が45度以上の斜面をどんどん登っていく。ベテランの先輩ハンター氏が一緒なので安心だったが、私だけだったら絶対迷子になって戻れないような山登りだ。途中木の枝にビニールヒモで目印を付けている木があった。前に登った人が覚えに付けたのだろう。そうでもしないとほんとに迷子になりそうな雑木林だった。
さらに登っていくと足下に青紫色のきれいな花を付けた山草を見つけた、聞けばこれは保険金殺人で有名なトリカブトだという。よおく見ると確かにカブトのような格好の花だ。だがこのきれいな花の茎や根には猛毒のアルカロイド系毒素が含まれていて致死量は2ミリグラム、葉っぱだったら1グラムを摂取したら死に至るという恐ろしいものだ。きれいな花にはトゲがあるなんていう生やさしいものではないですな。触らぬ神にたたりなし。MARK-1TORIKABUTO-1TORIKABUTO-2

あちらこちらに山椒(さんしょ)の木があり、先輩ハンター氏は良さそうな木を選んでノコギリで切っている。山椒独特の良い香りがする。あれが鬼山椒だよと教えて貰った木があった。なんでも鬼ヶ島の鬼のこん棒はその鬼山椒で作ったものだったのだそうだ。下の写真では斜めに伸びている木がそうだが、そんな風には見えませんな。稜線や沢を一時間半ほど登ったり降りたりして戻って来たら山椒を並べてスリコギ棒を作る。こんなのがお店では一本\800くらいするのだとのこと。私はキクラゲを少し採取できた。水で戻すと美味そうだ。帰りがけに地元役場が設置したというワナを見せてもらった。鹿や猪がのこのことこの中へ入って足でワイヤーを引っかけると出入り口がドンと閉まる仕組みだ。大型のねずみ取りみたいなもんですな。先輩ハンター氏によると絶対に入らないワナのひとつだとのこと。確かに好き好んでこんなところへ入ろうとする動物もいませんわな。
陽気がそこそこ良いと山歩きもなかなか楽しいものだ。ただソロキャンプの好きな私でも一人でこのような深い山歩きはとてもできない。つくづくベテランハンターは偉大だなぁと思ったりする。ONISANSHO-1 SANSHO-1WANA-1

   

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