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2006年1月

2006年1月30日 (月)

鴨笛のセンス

どうも私には音楽的センスがないらしい。
先日、鴨笛を吹いても鴨が寄ってこないという話を書いたが、某ベテランハンター氏と会う機会があってその辺のコツを教わった。なんでも単調に吹くのはだめで、笛に息を吹き込んだらそのまま一定の水準を維持し吹き終わりは速やかに切る。そんな吹き方でないといけないそうだ。音響パターンでいうと方形波ってところか。ところが理屈では分かってもそうは簡単にいかないのが奥の深さ。お手本を吹いてもらうとほんとにうまいんだなこれが。私のドナルドダックのような吹き方とは雲泥の差だ。Kamofue
画像は某ベテランハンター氏の鴨笛コレクション。当然ながら全部音色が違う。まぁいろい ろあるもんだ。私としては鴨笛の修行には時間が掛かりそうなので今猟期での鴨笛使用はさっさとあきらめて次年度の目標とした。

さて猟期も残すところあと2週間・・・

2006年1月26日 (木)

マガモをさばく

なんだかお料理ブログみたいになってしまっているが、しつこく鴨ネタ。
先日某氏よりありがたく頂戴したマガモであるが、もう今期はこの先、鴨は手に入らないかもしれないので大切に扱おうと心に決めた。当初はあまりにきれいだったので剥製にしようかとも思ったが、子供たちの食わせろという熱いコールと剥製代を家計から出すくらいならビデオレコーダーを新しくしろというカミサンの懇願というか命令を真摯に受け止めて、今回は食用に供することとあいなった。
Magamo-1 まずは羽を広げて様子を記録。この前拾ったとんびに比較するとやはり小ぶりだがそれでも大きい。カルガモに比べるとマガモのオスはとてもカラフルで首から上のグリーンと羽の一部に彩色してあるブルーがとてもきれいに見える。体長は60cmはあろうかという堂々たるものだ。
友人から渓流釣りの疑似餌を作るのに羽を取っておいてくれと以前より言われていたので、できるだけきれいに羽をむしろうと考えた。まず首周りを取ってみると空気銃弾がヒットした箇所が出てきた。これこそまさにベテランMagamo-2 の仕事。お肉を痛めず頚椎を一発で射抜いている。これでは撃たれ強い鴨もたまらない。聞いた話では射程は60mもあったという。それだけ離れていて細首の真ん中にヒットさせるのだからすごい。私の腕ではとても及ばない世界だ。火薬銃の散弾が当ると穴だらけになってしまうが、空気銃の精密射撃ではこのようにうまく仕留めることができるので貰う方としてはありがたいものだ。
今の時期の鴨は棒毛と呼ばれる羽毛の予備軍が無いのでむしりやすい。これが出てくると羽むしりに倍の時間が掛かってしまう。今回は皮を痛めないように注意深く捌くことにした。レバーはあまり取れなかったがモツも貴重だ。砂肝とハツを取り分ける。だいたいどんな鳥も羽をむしるとほんとにスリムになってしまうのだが、さすがに鴨Magamo-3 の成鳥はむいても存在感がある。この鴨は直ぐには調理せずに大切に冷凍して食べ方を考えようと思っている。
ベテランハンターは猟期中にせっせと獲って冷凍庫に在庫をさせて、次の猟期までのオフシーズンの間に食つなぐのだと聞いたことがある。我が家ではゲットできる絶対量が少ないので、獲ってくるそばから食べてしまうので在庫がない。今回の鴨以外にもう少し貯めておきたいなぁと思うこの頃・・・

2006年1月25日 (水)

キジバトのおあじ2

キジバトは山ではポピュラーな鳥だ。なんといっても個体数が多いので捕獲がさほど難しくないのがいい。しかもそこそこの大きさがあるので食べ応えがある。
先日捕ったキジバトとヒヨドリをさばいてみた。キジバトは鴨に比較して羽むしりはとても簡単。手羽周りをちゃんと残そうと思うと少し手間が掛かるが、それでも一羽10分程で済む。やはりこのくらいの鳥は丸焼きが似合う。キジバトはもともとクサミが少ない方だが野鳥の調理は常にクサミとの戦いだと思っている。
Kijibato-muki 前回はフィールドで調理したので調味料がなく苦労したが、今回はちょっとまじめに下ごしらえをしてみた。塩水に浸けて血の気を流したあとチューブのおろしニンニクとクレージーソルトを入念に練り込む。それに市販の焼き鳥のタレを付けながら照り焼きに。電気グリルで20分も焼けばキジバト焼きの出来上がり。キジバト2羽で親Kijibato-yaki子4人がつまむには十分だ。クサミはまったく感じられず鶏肉とそう 変わらない感じにできた。これならだれにでも勧められる。キジバトあなどりがたし。残りの猟期でキジバトをできるだけ在庫できればいいなぁと思ったりしている。

2006年1月23日 (月)

やっぱりマガモは最高

1月21日、関東地方平野部は近年にない大雪となった。大雪っていっても市街地で積雪数センチ程度だったのだが、普段雪慣れしない人間は大いに狼狽してしまった。
こういう日にはお家でおこたに包まってミカンでもかじるのが普通の日本人なのだが、どうもそうとは考えない人も中にはいるようだ。
翌21日、普通の日本人らしくミカンを食べながらぬくんでいた早朝、携帯電話に某ベテランハンター氏から画像付きのメールが入った。なんとそこには羽も美しいマガモのオスが雪の上で昇天した姿が「獲れたよ」のメッセージと共に添えられていた。うぉ~っ、私が喉から手が出るほど欲しかったオスのマガモが、いともあっさりとゲットとはさすがベテランは違う。2報目のメールでは欲しけりゃ取りに来いとあった。そうとあってはこうしちゃおれぬとばかりに速攻で鴨場に向かった。2時間掛けて駆けつけてランデブー。そこにはまぎれもないマガモの姿が。今年初めて見るマガモだ。某氏には45度の最敬礼をしてありがたく頂戴した。
Kamoba せっかく遠路はるばるやってきたので、柳の下の二匹目のドジョウを狙ってお気に入りの猟場を覗いてみても、思った通り日がすでに高いので鴨の影も見えなかった。そこでちょっと離れた山へ回ってみることにした。牛の放牧がされておりけっこう広い牧草地があるのだが降雪とともに雰囲気が一変する。まるで雪国みたいで歩くだRyouba-1けでも気持ちがよい。ヒヨドリを落とした後に通りすがりの地元のお じいさんと話をする。どうも私の職場の近くで働いていたことがあるらしく話がはずむ。よしキジバトが付く所を教えてやると言われて案内してもらった、何カ所か回ると確かにいる。地面には雪が付いているのでキジバトも地面に降りられないので手頃な木の上でけっこう見つけられる。何羽か外したが二羽は落とすことができた。

duckpigion 川へ戻ってワタヌキをする。おなかを洗って、頂戴したマガモと記念写真。ヒヨドリやキジバトに比べるといかに鴨が大きいかがわかる。実はマガモ、カルガモは狩猟鳥のなかでも最大級の鳥になるのだ。いつもこれくらいポンポンと獲れればいいんですけどもね。
いただきものとはいえ今シーズン最初で最後の鴨になる可能性が高い。このマガモくん、慎重に使い道を考えようと思っている。

2006年1月15日 (日)

鴨笛、鴨寄せ、寄せ鍋・・・

duck_call ゲームコールと呼ばれる笛がある。
色々な鳥獣の鳴き声を模した笛で、獲物をおびき寄せるために用いる狩猟用の笛だ。日本ではなじみが薄いが、アメリカの通販サイトを見ると動物や鳥ごとにけっこうな種類があるのに驚く。昨シーズン、試しにと鴨笛(Duck Call)をひとつ買ってみた。初心者でも吹きやすいよという説明書きのあったのにしたのだが、確かにシロウトが吹いてもドナルドダックみたいな鳴き声を出せるのでなかなか面白い。Tanukiko
このダックコール、用途があっておびき寄せる笛やら着水させる笛やら色々ある。本来は各種の鴨笛を首からランヤードでぶら下げて、取っ替え引っ替え吹いて鴨を射程へ着水させるために用いるのが本来の使用法のようだ。入手した のはGreeting Callという鴨のご挨拶声を真似できると言うもの。よっしゃ、それでは鴨と挨拶を交わしてやろうではないかとこの鴨笛を持って土着の鴨が沢山いる静岡県にある田貫湖という湖へ勇んで出かけたことがあった。富士山が綺麗に見えるお気に入りのアウトドアスポットだ。ボート桟橋に陣取って愛情込めていらっしゃいませと吹いてみる。もう一度吹いてみる・・・さらに吹いてみる・・・
鴨くんたちはまったく振り向いてもくれない。う~む、わかってくれないのかなぁ。この時はいろいろなトーンで試してみたのだが、結局鴨の気を引くことはできなかった。笛の音でその気を引くにはかなりの熟練を要するとみた。
bird_call さてもうひとつ、バードコールというものもある。これも鳥の鳴き声を出す器具なのだが、笛ではなく木と金属の摩擦音で鳥の鳴き声を表現するものだ。これは笛以上に難しい。このバードコールを使って自在に鳥を寄せることができる人がいるそうだが、どこの世界にも達人と言われる人はいるものだ。修練を積んで私もその域にまで行ければいいなぁと思う。でも私の場合、焼いた方がうまいか鍋にした方がうまいかなどと邪念丸出しで鳥寄せをするので、鳥に気持ちが通じたら絶対寄ってこないだろう。所詮私には縁の無い技なのかもしれない。

2006年1月11日 (水)

カルガモリターンズ

Karu_Return しばらく姿が見えなくなって久しかった通勤途中の海岸に来ていたカルガモだが、幸いなことに戻ってきたようだ。ひと月ほど前にいなくなった時と同じ四羽が波間にぷかぷか浮いていた。ちょっと浮いているゴミが多くてかわいそうだったが、戻って来てくれてなんだか嬉しい。図体の大きさと人慣れしている様子から以前に来ていたのと同じ個体だろう。どこかで撃たれて誰かの腹の中に収まってしまったのかと心配していたのだが、再会出来てなによりだ。
カルガモはマガモやコガモなどに比べて神経質で人の気配に敏感なはずなのだが、この連中は餌をやるそぶりを見せると寄ってくるから困ったものだ。かわいいんだけどね。一方昨年から行っている鴨の猟場では相変わらず姿が薄い。見れるのは一日一回あるかないか。ワンチャンス逃したらその日はお終い、さあお引き取り下さいみたいな状態が続いている。未だに陸鴨はカルガモしかお目に掛かっていないし寂しいを通り越してなんだか心配でもある。心配だけど鴨食べたい。二律背反の矛盾を胸に、やはり週末は眠たい目をこすりながら早起きして猟場へと向かうのであった。

2006年1月 4日 (水)

いち富士に鷹、さんトンビ

新年早々えらいものを拾ってしまった。鳶、トンビである。
Tonbi-1 このトンビ、比較的交通頻繁なバイパス道路の路肩に落ちていた。こんなことを書くと「お前さん・・・撃っちまったね」と思われるかもしれないが正真正銘の拾い物。家族総出で年始回りに向かうべく自動車を走らせていたら前方路肩に茶色の大きな塊が。一目でトンビが落ちてるなと気がつき車を寄せて見に戻った次第。幸い車に踏まれた様子もなくけっこうしっかりしていたので剥製でも作ろうかという気になった。袋に詰めて車に載せてしまったのだが、時は年始周りの真っ最中。家族のひんしゅくを買ったのは言うまでも無い。Tonbi-2
さてこのトンビ、天然記念物とか保護鳥とかいうたぐいのものではないが、タカ科タカ目の れっきとした猛禽類であり非狩猟鳥である。知らない人なら知らなかったで済むが、狩猟免許所持者がこんなものを持っているとだいたい変に勘ぐられるのが関の山。ここはひとつ正攻法で警察へ拾得物として届けるべきと考えて最寄のY警察署へ持ち込んだ。そこで対応してくれた警察官も明らかに迷惑顔。判断ができなくて本庁に問い合わせてくれた。その結果鳥獣の死骸は拾得物扱いにならない、保健所へ持ち込むか拾った者が処理せよとのこと。これ幸いってなもんで礼を言ってさっさと持って退散した。
Tonbi-3 自宅へ持ち帰って寸法を測る。体長60cm、翼は広げると1mは軽く超える堂々たるもの。タカの親戚だけあって面構えも勇ましい。獣医畜産大を志望する我が家の娘は平気で持ち上げて観察している。後でちゃんと手を洗えよな。早く中身を処理しないとまずそうだったのでとりあえずワタ抜きを行った。こんな大きな鳥を処理するのも初めてだったが得体が知れないので手袋をはめて慎重に行った。変なウイルスでももらったらそれこそ一大事だからだ。

カラスの剥製で実績のある某大規模農家のオーナーに早速電話して、どこへ頼むのかのTonbi-4 情報収集。最近は剥製加工してくれるお店も少なくなっている。カラスでもけっこうなお値段だがこんな大きな鳥だとさらに取られるらしい。別口を紹介されたので聞いてみた。このクラスの鳥で羽を広げさせて加工賃が3万5千円くらいとのこと。小遣い亭主には重い金額。さらに不覚だったのが、トンビは非狩猟鳥のため道路で拾ったとはいえ取得申請が要るのだという。これは誤算。警察でいいというのだから問題ないと思っていたが甘かった。 そんなわけでこのトンビ君、剥製はあきらめてこのまま火葬に付されることになった。剥製にするなら鴨クラスまでですな。そういえば今期まだ鴨捕ってない・・・

2006年1月 2日 (月)

岩茸で山の霊気を頂戴する

先日の鹿狩りに同行した際に苦労をして捕ってきた岩茸だが、少し乾燥させて正月料理で使ってみた。なんでも1mm伸びるのに2年から3年も掛かるという代物。採取した一番大きいのは10cm近くあったのでこれだけで20年以上岩にへばりついていたことになる。山の霊気と岩の精気を糧として成長してきた仙人の世界の存在。口にするにも恐れ入ってしまう。
Iwatake-2 さてこの岩茸、地衣類とのことでコケのような雰囲気がある。表面はキクラゲみたいに真っ黒だが裏面は緑色をしていて、ちゃんと葉緑素で光合成はしているようだ。画像の左側がとれたての状態。右側が乾燥させた状態。乾燥させるとますますキクラゲみたいな感じになる。この乾燥したものをまた水で戻して細かく刻み、なますの二杯酢にそのまま漬けてみた。

う~む、なんともいえぬお味。はっきりした味があるものではなく漬けた汁の風味が強く出 Namasuる。なんといっても何十年も岩に張り付いてひたすら年月を重ねてきたその重みが舌にしみる。そんな感じのする食材だ。料亭料理では添え物として色々使われるようだが、家庭料理ではなかなかその味わいを引き出す料理は難しそう。
正月に岩茸で山の霊気を頂戴した。この先一年、無病息災と願いたい。

2006年1月 1日 (日)

あけましておめでとうございます

Hunter-Kuma 年も明けました。

皆がやっているから私もマネをしてやってみるかなと始めたブログですが、思ったより多くの方が閲覧して下さるようで感謝しております。

内容はあいも変わらず片寄っていますし、お世辞にも上手とは言えない文章構成で反省する部分は大いにありますが、所詮日記形式のブログだからと読み手に理解を得ようとする愚かさはお許しを。

戌年なのに熊のイラストなのは正月から熊狙いで山に入っている某ベテランハンターに敬意を表してのこと。捕れたら右手と熊の胆は下さい(冗談です)

熊の右手が高価にて取引されるのは右手で蜂蜜をすくうので蜜が染みこんでおいしいからなのだそうだ。サウスポーの熊はおらんのかね。

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