エアライフルとビームライフル
車を磨くと雨が降る。これは有名な「マーフィーの法則」の一節。
この週末、晴天に惑わされて二ヶ月ぶりに洗車なぞしてやったら午後にはもう雨。関東地方はまだ梅雨が明けていないのをすっかり忘れていたんだなぁこれが。
くさっていても仕方ないのでたまの休みということで、近所のエアライフル射撃場へライフルスコープの調整がてら行ってみることにした。ここは画像のとおり屋内設置の公式競技用10m射撃場だ。8つある射台(射座)のうち右端のふたつに妙な機械が設置されているが、これはビームライフルの機械である。射撃というとどうも日本人にはなじみが薄いためメジャーとはとても言えないが、国体やオリンピックの正式競技であり、これも立派なスポーツであることには変 わりはない。そんな射撃競技に興味をもってもらおうと設置されたのが無免許でできるビームライフルと言うわけだ。ビームが標的に当たると手元のモニターの機械にどこに当たったかの表示が出るので次射は狙点を修正して撃っていく。実際このゲームは車いすのようなハンディキャップを持った方にも楽しんでもらえるという優れものなのだ。これで射撃に興味を持ってもらって免許が必要な実銃に移行してもらおうという魂胆なのだろう。ワイルドさという点ではこの前家族で楽しんだ屋外遊具のビームライフルの方が上だが、よりリアルなゲームができる点はなかなか良くできた機械と言える。
さてこの前の親子射撃対決と違って、自分の道具で出来るのはやはり安心感が違う。ただし今回の鉄砲はエアライフル。左の画像はメリケンから輸入したガンポッドの銃レスト部分をカメラ用の三脚に取り付けたFiby流銃委託台。精密射撃にはもっとしっかりした台が必要なのだが、私のような用途にはこんなもので十分だと思う。これに銃をレストすると右の画像のようになる。これでライフルスコープの微調整をしていくと10m先でほぼ直径1cmの円内には集弾する。もともと公式10m射撃場はライフルスコープを使わない競技銃用のためのもので、このくらい当たらないと恥ずかしい。もっと上手な人だとワンホール(標的紙に前回明けた弾の貫通穴にまた当てること)ができるだろう。空気銃とはいえ、この辺が玩具とは違うところだ。
ところで先日親父といい勝負を演じたセガレだが、今回の一緒に練習に行かないかという甘いお誘いは通じず、友達とどこぞへ遊びに行ってしまった。セガレをオリンピックに出して両親の老後安泰にはまだ道程はとほい・・・
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