ライフルスコープで気分はスナイパー
先日来外してあったライフルスコープのそろい踏み。スコープは静的射撃やハンティングにとって、鉄砲と同じくらい重要なアイテムだ。
現在現役は左側のふたつ。ライフルスコープは数千円のおもちゃ用と高価な実銃用が外見からはほとんど見分けが付かない。ここにあるのは全て「当てるため」の実銃用だ。カメラもレンズの善し悪しでお値段に大きな差が出るのはご存じの通り。ライフルスコープも光学製品であるのでその点ではまったく条件は一緒だ。
試しに蛍光灯の光を対物レンズ側から当ててみるとその違いがよく分かる。レンズの色が違って見えるのは表面にコーティングを施してあるからだ。ちなみに真ん中のスコープはレンズコーティングはクリアのようだ。左端のスコープはグリーン色のコーティングが鮮やか。ちなみに私の持っている松下のデジカメはライカパテントのレンズを装着しているが、ちょうどこんな緑色をしていた。
実際にどんな風に見えるのか比較してみた。画像中左側のスコープは緑のコーティングのあるタイプ、右側がクリアコーティングのタイプの比較写真。室内に置いて窓から300m程遠くをのぞき、倍率はどちらも12倍に統一した。ほぼ同じ景色を写してみたのだがその違いがおわかりだろうか。やはりこの辺の映り具合も値段相応って感じがする。
左側のスコープレチクル(十文字)がちょっと違う。距離による照準補正がしやすいように十文字に点々が打ってある。これは軍用スナイパー御用達のミルドットスコープ。これを使って遠射をばっちり決めてやるのだ。
というわけで着々と11月15日の狩猟解禁日に向けての準備は進む・・・
まだ半年ほどあるけど (^^;)
2009年1月12日追記
本日Googleで「ライフルスコープ」のキーワードでサーチを掛けると、なんとこの記事が上位にヒットしていてびっくり。こんな中途半端な記事ではリンクをたどっていらっしゃる方々に申し訳ないので少し追記します。
手持ちのスコープの機種について具体的に説明しますと、写真左側からBushnellのLegend5-15x40AO、真ん中は同じくBushnellのTrophy4-12x40AO、右端はTascoの型番不明3-9x40です。AOはアジャスタブルオブジェクトの意だそうで、フロントのフォーカスリングでピント合わせができます。とても高級スコープとは言えないグレードですが、お値段も左から順に高いです。それでもレジェンドで200ドルくらいでした。(日本で買うと4万円以上します)
ブッシュネルのレジェンドは空気銃ハンターが愛用されるケースが多いと聞きます。ミルドットで弾道オフセットを把握しやすく、また明るいレンズで色収差も少なく解像度も上の画像のようにシャープで、これはお勧めできます。ちなみにスコープを覗いた写真はけっこう苦労して作ったのですが、ちゃんと接眼レンズ側からカメラで写真を撮り、比較しやすいように二つを編集して並べました。表示している画像品質がそのスコープの実力と思っていいと思います。
高級ライフルスコープはもっとすばらしく見えるのでしょうが、50~60mを主な射程とする空気銃猟ではこの位で十分と思います。欲を言えばサイドフォーカスが欲しいですが・・・贅沢を言ってはいけませんね。
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