黒部ダムと天然クーラー(長野編)
長野県は暑い・・・っていうのも夏だから当然なのだろうが、やはり高いところへ行けば違うだろうということで、標高1500mにそびえる日本一のアーチダム、黒部ダムへ行ってきた。
黒部ダムへは長野県からアクセスするルートと富山県からのルートとの2種類があるが、当然長野側からのアプローチ。黒部行きのベースとなる扇沢まで車で行って、そこからは日本で2カ所しかないというトロリーバスでダムへ向かう。画像の通り確かに電気で動くトロリーバスだ。私が幼少の頃は横浜あたりでも見ることが出来たトロリーバスだが間近に見るのもしばらくぶり。バスの中は冷房こそないが至って快適だった。まさにタイヤをはいた路面電車みたいなものですな。
往復2500円も払って15分で黒部ダム駅に到着。迷わず展望台を目指す。目前には放流するダムのすばらしい光景が目に入る。その光景も手持ちのカメラではズームの広角側が甘くて全体像が入りきらない。ちとくやしいですな。
滝のように落ちる放流水には虹も出ていた。さすがに標高1500mともなると日差しは変わらずとも空気はさわやか。トンネルに入ると10度そこそこしかなくて天然のクーラーとはまさにこのことだ。
背中を見れば立山連峰の残雪が輝いている。いまでこそトロリーバスに揺られて15分で到着できるトンネルがあるが、この関電トンネルを掘るすさまじい苦労は映画「黒部の太陽」で紹介され石原裕次郎が熱演したのは知る人ぞ知る。この作品は裕次郎の遺言によりビデオ化がされておらず今では見ることが出来ないのは残念なところ。ダムの記念館では11分の記録映画を見せてもらえるがそれだけでも感動してしまった。
ほんのわずかなお楽しみであった長野旅行だが、最後に晴天の黒部ダムで締めくくれたのは幸いだった。雄大な風景はちっぽけな自分を昇華させるのにはいたって十分。気持ちも新たに世間様が盆休みの最中に仕事をする気力がわいてくる。
さぁ、またがんばるぞぉ~~~っとカラ元気 (^^;)
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