砕氷艦しらせ
砕氷艦「しらせ」。日本でただ一隻の南極観測船だ。
ご存じの方も多いと思うが、しらせは今回の南極への航海をもってそ砕氷艦としては任務を終えることが決定している。画像は本年10月に母港の横須賀に接岸するペンキを塗り替えた最後の姿。恐らくは南極から帰ってきてぼろぼろになった船体を廃艦前に莫大な費用を掛けて化粧直しするとは思えないので、これがしらせ最後の晴れ姿になると思う。
まだまだ船として使えそうに思うがこの船、所有は文部科学省だが運用は海上自衛隊が行うれっきとした護衛艦になる。武器輸出三原則で輸出も出来ない。先代の「宗谷」や「ふじ」と違って大型のボディは保存するにも莫大なお金が掛かるらしい。残念だが仕方のないところだ。
しらせは一度だけ艦内に入ったことがある。食堂には大きな等身大のペンギンぬいぐるみがあって愛嬌を振りまいていたのが印象的だった。11月26日現在、オーストラリアの真西あたりまで進んできたようだ。南極の昭和基地まで半分と言ったところ。その後フリーマントルへ入港し観測隊員を受け入れる段になる。でも難所はここから先になる。無事の航海を祈りたい。
来年の春、そのオレンジ色もあざやかな船体で母港にさっそうと凱旋してもらいたいですな。
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