« WISH号リフレクタ改造 その4 | トップページ | WISH号リフレクタ改造 その5 »

2008年5月 5日 (月)

青春時代のハイライト

Hilite ハイライト、日本の高度成長期に大いにはやったタバコだ。ドカタタバコだなどと揶揄されながらも今の団塊世代にもこよなく愛されている。古風なパッケージデザインは昭和30年代を彷彿させる。ニコチンもタールも今の流行タバコの十倍以上もある。タバコが嗜好品として、また大人のたしなみとして確固たる地位を持っていた時代の産物だ。

2ヶ月ほど前のこと、手紙で一通の訃報を頂戴した。その昔ひょんなことから知り合い、人生の師として多くを学ばせてもらったSさんが59歳で他界されたとのこと。肉親以外には知らされず静かに永久の眠りに付かれたとのことだった。彼は大工。職人の世界で生きるローンレンジャーだった。しかしながらその洞察力は鋭く、社会や政治を見事に分析する能力に長けていた。私がまだ六畳一間の安アパートで一人暮らしをしていた小僧の時分、よく食べ物を持って話をしに来てくれたものだった。ハイライトと私のセブンスターで小さな部屋をもくもくにしながら熱い会話を交わしたのも今は昔・・・

49日が過ぎお墓に納骨されたと聞きお墓参りに訪れた。お墓に話しかけてもあの諭すような返事は返ってこない。お線香と一緒に彼が好んだハイライトに火を付けてお供えした。タバコとお線香の煙に彼の面影がだぶる。59だなんてあまりに早いじゃないですか。私も付き合ってハイライトに火をともす。

あぁ青春のハイライト。禁煙して1年半、久しぶりにタバコの煙が五臓六腑に染み渡る。この一本が消えるとき、私も思い出を封印する・・・

« WISH号リフレクタ改造 その4 | トップページ | WISH号リフレクタ改造 その5 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138856/41101096

この記事へのトラックバック一覧です: 青春時代のハイライト:

« WISH号リフレクタ改造 その4 | トップページ | WISH号リフレクタ改造 その5 »