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2008年9月 3日 (水)

富士登山2008 その4

やっとこさたどり着いた富士山頂。5年前に続く二回目の登頂成功であります。
今回は五合目での高地順応が功を奏してまったく高山病症状が出てこない。これはありがたいことでした。皆さんも富士山へ登る時にはちゃんと体を慣らした方がいいですよ。

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山頂で眺める雲海はまた違う顔を見せてくれる。そのグラデーションは刻一刻とその姿を変え私達に自然の雄大さを教えてくれるんですな。

さて山頂の様子はと言うと・・・ここも以下の画像のようなイモ洗い状態。あの登山道から延々と登ってくるわけだから、まぁこの状態も想像できるというもの。視線を火口内側へ転ずると火口底が見える。側面には万年氷が貼り付いているようだ。でも活火山の浅間山みたいに煙がもこもこ上っているというような様子はさすがにありませんでしたね。

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さて、お鉢巡り(火口周遊)もしたいけど足が持たなさそう。しかも霧が濃くなって視界も悪くなってきた。こりゃ早々に退散しましょうということで午前7時には下山の途につきました。下山道は登山道と違って火山れきの細かい砂道となっている。

Tabi_2 ここでリーサルウエポン登場力王足袋12枚はこぜでございます。
これは最高です。なにが最高って柔らかい地面の下山道では、ずるずるとスライドさせながらけっこうな速度で降りていけるのです。しかもはこぜでぴっちり締まっているので砂が内側に入ってくることもほとんど無い。まさに富士山下山のために開発されたツールであると断言しましょう (^^;)

Honeymoon_2 景気よく軽やかに下山道を降りていると外人さんのカップルとお会いした。ちょっと興味本位で話しかけてみると・・・なんと彼らはアメリカからハネムーンでやってきた新婚さんだったのであった。ちゃんと山頂で御来光も見たという。なかなかの日本通とみたが明け方は摂氏5度を切る夏の富士山頂を、こんな軽装で登ってきてしまうのだからガイジンパワーはものすごい。奥様もニコニコしていてとてもキュートでしたね。
そこですかさずニンジャブーツを自慢。「イッツグレイト!」と言ってとっても感心しながら地下足袋の写真を撮ってました。足袋から上の写真は撮ってくれなかったけど・・・
彼らのハネムーン写真アルバムには、日本国の富士山頂近くで出会った下手な英語をしゃべる変な日本人が履いていた地下足袋の写真が・・・なんて考えると楽しいですね (o^^o)

Sunabashiri さて先を急ぐ。急に先が開けてくるとここが有名な「砂走り」。ご覧のとおり細かい火山れきの急勾配が延々と2Km以上続くのであります。こりゃおもしれえやとぴょんぴょん跳んで降りていったら、ヒザを痛めてしまったらしく関節が痛くなってしまいました。その後はおとなしく降りて行って雨に降られながらもゴールイン。五合目まで頂上から3時間で降りてこられました。砂走り恐るべし。

なんだかんだと雨に降られながらも楽しい富士登山でしたね。おっさんだってまだ登れるんだという自信もついて大いにプラスになりました。来年行くぞと言う方にアドバイス。
1, 登山道渋滞を計算して余裕ある登山計画を立てましょう。
2, 須走口下山道は足袋を持っていくととっても重宝しますよ。

おぉっし、ワシも来年また登るぞぉ~ (^-^)/

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コメント

Fibyさん、こんばんは!

ニンジャブーツが役に立って良かったですね。
ぴょんぴょん飛んで降りている様子が目に浮かぶようです。

珍しい風景を沢山見せてくださってありがとうございます!

富士山の火口ってこんなふうになっていたんですね。私が登ったのも8月でしたが、もっとたくさんの雪に被われていて火口らしき地形が分かっただけでした。温暖化の影響でしょうか、それともたまたま雪の多い歳だったのでしょうか。迫力がありますね。
それにしてもたくさんの人、人、人。

地下足袋は砂走りを下りるのにはもってこいの靴ですね。当時私は多分運動靴だったと思うので、靴に砂が入ってとても苦労しました。今度は・・・“O( ^ - ^ )O”

今回の報告で一番気に成ったのが、「火口の様子」^^;
次が「忍者ブーツ」^^/
え〜僕は崖フェチです^^v
いやマジです。
ちなみに今日も下界より雲に隠れた頂上を見せている富士の麓でお仕事〜。

ども、チェリーさん。

ニンジャブーツってガイジンさんに言ったら一発で分かってくれましたので、雰囲気で理解できたみたいですね。
そのときの格好が紺色のつなぎ服に首手ぬぐいだったので、その異様さで印象深く写ったことでしょう (^。^)

> 珍しい風景を沢山見せてくださってありがとうございます!

いつもご覧いただきありがとうございます。来年は水を減らしてでもザックにデジイチを入れて行こうかなと考えています。ってもう来年行く気になってる・・・(^^;)

ミーさん、どもです。

へぇ~、ミーさんが登った時にはもっと雪が多かったんですか。手持ちの5年前の画像と見比べると、ほんのちょっと減っているようにも見受けますがそんなに変わった感じはなかったです。
やはり十年単位でみると変化があるんでしょうね。

ミーさんが次回登るときにはぜひ地下足袋をお忘れ無く。おしゃれな白足袋なんかいいかもですよ。
すぐ真っ黒になっちゃうけど (^。^)

ども、ノブさん。あれ?ハンドルネームがノブさんに戻っていますがこっちでも良かったかな?

>え〜僕は崖フェチです^^v

おぉ、岩登りをやられるのかな。富士の火口にはなかなか垂直に連なるいい崖がありましたぜ。富士の麓にはグランドキャニオンなる崖があります。本家には劣るでしょうがノブさんにはもってこいかも。
http://www.eco-tour.jp/view.php?id=J0801280003

>ちなみに今日も下界より雲に隠れた頂上を見せている富士の麓でお仕事〜。

ご苦労様です。富士近辺でしたら泊まりではなくて通い仕事でしょうか。帰りは三国峠経由かな?

勿論。前段で御隧道なんて見に行って来たりして^^;

次回の御前会議で皇太子殿下へ進言しておきます ( ̄▽ ̄)

いっけね、↑はFibyでございました。
 

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