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2009年2月16日 (月)

狩猟の終了の終猟2009

2009年度の狩猟期間が2月15日をもって終了した。山でちょっと車のバンパーを岩でこすったりはあったけど取り立てて事故等もなく、分相応の猟果にも恵まれ私的には良いシーズンだった。ちょいちょい写真は撮っておいたので今期の獲物を見ながら三ヶ月を振り返ってみようと思う。

Kiji2 キジはやはり狩猟鳥の中にあってはヤマドリと並ぶ重役級だろう。獲れるところでは沢山獲れるらしいが神奈川県あたりではけっこう貴重な獲物だ。オス雉はきれいですな。お肉の他に尻尾の羽もちゃんと取ってある。羽ペンにはなりそうだ。

 
 

Goisagi ちょっと見慣れないこの鳥はゴイサギの若鳥。若鳥と言っても鴨くらいのサイズがある。成鳥はもっときれいなのだが、成鳥になるまで3年ほど掛かるらしい。生まれたその年の冬には親と同じ大きさになってしまう鴨とはえらい違いだ。ゴイサギは小魚等を餌にするのでお肉が生臭い。調理するのも手強そうだ。

 

Kijibato_s 一番ポピュラーなのがキジバト。ちゃんと捕り方を心得ると数を獲ることもできて、そこそこの大きさもあるので相対的に獲物の少ない本県ではとても貴重な存在となる。鴨などに比べてクサミが薄いので色々な料理に重宝する私のお気入りだ。「ハトかつ」はその中でもヒット作。

 

Hiyodori ヒヨドリも捨て置けない。あまり神経質でないので居ればそこそこの数を獲ることができる嬉しい存在。今期も胸肉にしてがっちりキープしてある。一気に作る焼き鳥はなかなかの逸品。「ねぎま」にして塩焼きなんか最高ですぜ。

 

Karasu_hoso カラスも駆除名目で落とすけど、なかなか食べる気はおきないもの。羽むしりがとてもやっかいな鳥なのでそれでも敬遠してしまう。今期はゴミガラスでない安全そうな山のハシボソガラスが獲れたので剝いてみた。けっこう脂が乗っていてうまそうに感じる。これは父ちゃんのお楽しみ・・・っていうか家族は食べてはくれませんわな。

 

Risu_2 獲物は食べて供養するのが狩猟者たるもの。でもタイワンリスは申し訳ないがここのところ食べたことがない。全身筋肉質のタイワンリスはちょっと堅くて臭みも強いので、食べられなくはないが進んで食べようと言う気にはなりにくい。その代わりに尻尾と毛皮はしっかりと利用させていただいているのでお許しを・・・

 

Shishishika2 頂戴した鹿肉と猪肉。これも立派な獲物・・・っていうか頂き物とも言う。ここのところの私はタイワンリスを除く鳥獲り専門なのでヨツアシは仲間から分けてもらう。持つべきモノは大物猟ハンターの友人ですな。今年は山に雪が少ないので、なかなか里に鹿が下りてこなくて獲物が薄いのだそうな。猪は夜中になると畑に出没するのだけれど、昼間はやはり山奥に潜む。きゃつらも馬鹿ではありませんな。

Reitouryouka ってなわけで猟期中いくらか食べたが、季節限定父ちゃん専用冷凍室にはまだしっかりと在庫をキープしてある。これをちびちびと次の猟期まで消費していくのであった。

大地よ自然よ、恵みをありがとう。来シーズンもよろしくであります。

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ハンティング」カテゴリの記事

コメント

今猟期も終わってしまいましたね。
私の方も楽しく猟をして、仲間と楽しい酒を酌交わし、無事終わる事が出来ました。Fibyさんの言う通り「大地よ自然よ、恵みをありがとう」ですね。

それにしても、冷凍庫の中、凄い量ですね!!!  ただ、長期保存となると袋が少し不安の様な・・・

私の方では猟期が終わる前から、すでに駆除が始まっています。

そのうち送りますよ。

ども、花の五六八さん、

終わってしまいましたねぇ。でもボクのようなちゃらんぽらんな人間は、一年のうちの三ヶ月って気持を集中させるのに期間的にいいんじゃないかとも思うこの頃・・・
花の五六八さんのように駆除を一年中やっていると忙しいのはさることながら、モチベーションを維持するのも大変なのではないでしょうか。

おっしゃるとおり、我が家の冷蔵庫の冷凍室では心許ないところはありますね。小物ばかりですが獲物はラップで包んで凍らせています。やはりジップロックなどの保存バッグの方がいいのでしょうかね。
マイナス40度クラスの冷凍庫が欲しいです。鮮度を冷凍状態で維持するにはやはり低温保存がいいのでしょうね。

> そのうち送りますよ。

どっひゃぁ、期待していいのでしょうか。当地の名物をご用意してお待ちしていますよぉ (^-^)/

Fibyさん、はじめまして。
全く関係のない事で調べ物をしていて、たまたまこちらを拝見したのですが、もしよかったら教えて下さい。
ハンティングって、必要な食料の分だけ獲物をとるのでしょうか?面白くて射撃が過ぎてしまうこともあるのでしょうか?というのも、つい最近、旅行バト絶滅の経緯を知り、舌鼓や物事の面白さに取り憑かれた自分たちの、歯止めの利かなさや愚かな怖さ、そういう時の自分への甘さをまじまじと知らされたものですから…汗
自分たちって、他の生き物に対して、相当横暴なんだなあと、なんだかとてもいたたまれない心地がしていたところだったので(私も肉類とっても好きだし…!汗) 自分たちって何をしてるのか、ちょっと知ってみたいのです汗 すみません汗


ぷにぷにさん、こんばんは。初めまして。
ネットのうねりの中からこのような辺境のブログを見つけていただき感謝いたします。コメントも頂戴いたしました。ご質問の向きにつきまして私心を述べさせていただきたいと思います。

> ハンティングって、必要な食料の分だけ獲物をとるのでしょうか?面白くて射撃が過ぎてしまうこともあるのでしょうか?

まずご質問にお答えする前に私たち狩猟者が取るべきスタンスについてご説明いたします。都道府県知事から与えられた狩猟者免許を所持する者は、一般に鳥獣保護法と呼ばれる鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律を遵守することを求められ、鳥獣の保護管理の担い手としていわゆる「森の番人」として行動する社会的責務を求められます。銃猟を行う者はさらに銃砲所持者としての重い責任を負うことになり、社会人としての一般的規範はもちろん、さらに高い倫理観を持たねばなりません。鳥獣保護法違反者には1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。

鳥獣保護法の中では狩猟鳥獣の種類ならびに捕獲数は厳格に定められており、私たち狩猟者は義務としてそれに従います。この狩猟鳥獣の指定は行政により毎年検討され必要に応じて柔軟に追加削除等の変更をされています。最近では平成19年に個体数の減ってきたウズラが狩猟鳥から外され、漁業被害が顕著なカワウが狩猟鳥に加えられたりしました。

ご指摘の「旅行鳩」ですが、私自身恥ずかしながらその存在を知りませんでしたので良い機会と考えその歴史を調べてみました。乱獲によって一気にその個体数を減らし絶滅してしまったのですね。自然界の中での悲しい歴史です。しかしながら日本においては常に個体数調査を行いつつ狩猟鳥獣の指定が毎年行われているので、現在では旅行鳩のような乱獲の悲劇は起きにくい環境はあると思います。

日本には鳥類は550種以上、獣類は160種以上が存在しています。このうち狩猟の対象になるのはわずかに鳥類29種、獣類20種のみです。しかもその多くは害鳥、害獣として人間の生活域にて害を及ぼしているもの、または外国からの外来種で本来日本には居てはいけないものが多数含まれています。これらは駆除の対象として狩猟されます。

さてここからご質問のお答えになります。狩猟は魚釣りと違って基本的にキャッチアンドリリースができません。捕獲すなわちお命を頂戴することになります。なぜ捕獲をするのか。理由は二つあります。農林水産関係者に対して合法的に害鳥害獣の駆除を行うこと。もうひとつは食卓でジビエ料理を味わうための捕獲です。その両方である場合もあります。私の場合は後者が多いですね。駆除の場合は必ずしも食用に供しないケースもあります。食用に供する場合は定数と言われる上限捕獲数を限度に獲ることになります。でもそんなに毎度都合良く獲れるわけでもなく、私なぞは未だに定数まで届いたことはありません。

狩猟期間は都道府県にて若干の違いはありますが原則的に1年間のうちで3ヶ月のみです。それ以外は基本的にできません。従って私のようにジビエ料理をしたり食べたりが趣味の者は、非狩猟期間の9ヶ月間を食い繋げられるだけ、できるだけ冷凍在庫が出来るように心がけます。それをちびちびと消費しながら自然の恵みに感謝しつつ野生鳥獣との駆け引きに思いを馳せるのです。

面白くて射撃が過ぎてしまうようなことは絶対に無いと言い切れます。もちろん苦労して捕獲した獲物はとても嬉しいものです。私は努めて画像に残すようにしています。これは猟期終了後に捕獲数の報告を県に行う際にカウントする資料とするとともに、自分へのトロフィーだと思っています。決しておもしろおかしく鳥獣のお命をいただいているのではなく、全てには理由があるのだとご理解下さい。

別に好き好んで鳥や動物を殺さなくたっていいじゃないかという論理は決して理解できないではないです。ですが、多くの狩猟者がやっていることは遊びで鳥獣の命を奪っているのではなく、高い倫理意識と法の遵守の中で日本の食物連鎖のバランスを維持するという使命と、ほんの少しの鳥獣とのスリリングな対決を楽しみに行っているのだと申し上げたいです。

ご理解いただけたでしょうか。たいへん長文になり申し訳ありません。

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