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2009年3月14日 (土)

飛騨高山 その4 山下清原画展編

Museam 高山市街を散策中にふと目についた小さな美術館、ここで私の大好きな山下清画伯の「原画展」をやっているという。こりゃ見逃す術はないと見せていただくことにしました。

実際に山下画伯の原画と称するモノを観たのはこれが初めてのこと。小さな画廊のような美術館に、これでもかと言わんばかりの作品群が展示してあるんですな。驚いたのはちぎり絵だけにとどまらず、点画、マジックインキ絵、油絵など、絵種も様々、さらに皿絵やLPレコード板、生活雑貨の小道具にワンポイント貼り絵をしたものがごっそりある。驚いたのは猟銃の銃床に小菊のワンポイントを紙のちぎり絵で張ってあるものまでありました。しかもほとんど全ての作品にフルネームで「山下 清」の署名が入っている。ワンポイントの貼り絵にまで署名が入っているあたりを見てから?と思うところが・・・

帰りしなに受付のおばさんへ尋ねてみました。これだけの氏の作品をよく集めましたねとの問いに、山下画伯は高山とはゆかりが無いが、個人の所有物を集めて展示してあるのだと言っていました。
お家に帰って一段落した後、ちょっと調べてみると山下清画伯の公式サイトでこんな説明がっ。

Chigirihanabi 右の画像はその美術館で求めてきた絵はがきの一枚。他の画廊で売られている氏作品というリトグラフの雰囲気と比べるとやはり少し違うし、コピーライト表示もありません。
この美術館での作品展示は個人的にはとても興味を持って見ることができました。作品だけでなく山下清の生い立ちや、ドラマで表現されているようなものとは違う氏の歩みを知ることができたのは好奇心を満足させるに十分ではありましたな。でもここで展示してある作品群については一抹の疑問を感じたのは事実。とはいっても私は古美術鑑定士でもないし判断する立場にもありません。ここはひとつ旅の思い出として仕舞っておこうと思いますです。

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コメント

清大将の展示会ってそんなに沢山、それも怪しいのが有るとは知らなんだ。
ある意味それだけポピュラーに浸透しているとも言えますでしょうか。でも、そんな怪しい事して得られた金で人生が本当に嬉しいものに成るはずも無く...
清大将も草葉の陰でどう思っているのか、考えないのかなあ。
何でも鑑定団じゃあ無いが、鑑定結果がガックシでも「大事にしてくださいね」と評価をする鑑定士の方。そう、持っている本人が良ければそれでいいって事かな?
今回はいい経験をしましたね。

どもノブさん、

けっこう面白いモノを見たなぁと思います。最初はなんの疑いも抱きませんでしたが、LPレコード、弁当箱、下駄、鉄砲の銃床にまで貼り絵をして山下清の署名があるというところまで至ると、ちょっと待ってよみたいな感じになってきたんです。美術館側も確信犯的なところがあって少々残念なところではありました。

先日、山下清のオフィシャルHPに問い合わせのアドレスがあったので、状況を送って尋ねてみました。やはり「原画展」と称するイベントは贋作展示である可能性が濃厚であり、山下清親族サイドでも開催中止を主催者側に再三要請しているにもかかわらず未だ聞き入れられていないという回答を得ました。

何でも鑑定団に出てくる贋作とは違って、承知の上で展示して商売をする姿勢はいかがなものかとは思います。でも作品は偽物であっても氏の功績をたたえ、希有なアーティストとしての山下清を表現しようとする展示姿勢は共感が持てました。
おっしゃるとおりいい経験だったと思います。

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