丹沢の森は不思議がいっぱい
山を歩いていると当然ながら自然のふところに入っている感触がありますね。人間が決して作ることの出来ない造形がそこにあります。
神奈川県西部、丹沢あたりを歩いているとけっこう面白い光景を目にします。左の画像は畦ヶ丸の登山道近くで見つけたクランクして曲がったカシの木(だと思う)。見事なまでの直角に曲がっています。山の仙人が腰掛けるイスみたいですね。
もうひとつは杉の木。やはり丹沢の塔ノ岳から降りる政次郎尾根の途中にあったものですが、スプリングのようにネジを巻いております。杉は天に向かって真っ直ぐに伸びていかなければならないんですが、この杉は微妙に傾いていますね。他人を真似るのが嫌いな杉なんでしょう。
人間様より長い寿命を持つ木々達。屋久島の縄文杉は樹齢4000年と言われている。人間の進化と退化の一部始終を見ながら笑っているんでしょうね。彼らと対話ができるよう、もう少し生きていたいなと思います。
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