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2010年5月30日 (日)

鍋割山の鍋焼きうどん

Treck

食い気は人間の三大欲求のうちのひとつ

目的があれば難行苦行もなんのその・・・
  

  

Warinabetruck

丹沢山塊にはいくつかの山小屋が存在している。鍋割山の鍋割山荘もそのひとつ。ここでは世にも美味しい「鍋焼きうどん」を出してくれるという。
だいたい山小屋提供のお食事は簡易食が多い。それは山での食事の目的は単純にエネルギーの補給にあって、うまいまずいはあまり問題にならないかならのですな。しかも食材はほとんど全て麓からの担ぎ上げ。贅沢を言ったらバチが当たります。
そんななかでも美味いと評判の鍋焼きうどん。これは試さずにはいられようかということで、梅雨入り前なのに雨もぽつぽつ降る週末、鍋焼山もとい鍋割山へと向かったのでありました。

Mizuhitaki

表丹沢県民の森駐車場まで車が入ります。踏み出しから軽い雨模様。半身雨支度をして歩きます。鍋焼きうどんだけが目的だとさみしいので、ミズヒの滝というきれいな滝があると聞き、寄り道してミズヒ沢を登ります。足元が滑ってあやしいので滝壺までは行きませんでしたが霧の中で見る滝はなかなか幻想的でした。

4l

Mizuba_2ミズヒ沢の入り口には鍋割山荘で使うお水のボランティア募集があります。ふむふむ、沢の水かと思ったら水道水なのね。鍋焼きうどんを頂戴するのに手ぶらでは行きにくい。4リッター分ザックに詰め込みます。ここで欲張るとろくな事がないというのは金峰山でも経験済み (^_^;

山道を例によってひいこら登る。鍋割山荘の小屋主、草野さんはボッカで100Kg超を担ぐという。ものすごいパワーだ。12Kgくらいで重いと泣き言を言っている自分が恥ずかしい。私が持って行く4リッターのわずかなお水も、どなたかの鍋焼きうどんのおつゆになるのだろう。これを持って行くと美味しい鍋焼きが食べられるような気がしちゃうんですよね。

Warinabsansou

Nabeyaki

踏み出しから3時間弱ほどで割鍋山の山頂に到着。ミズヒの滝へ寄ったのでちと時間が掛かりました。相変わらずの冷たい雨で山荘もけむっております。お水を引き渡した後に「鍋焼きうどん下さいっ」と元気よく草野さんへオーダー。きょうは天気も悪く昼前でもあったのでお客さんは三人だけです。ほどなくして出てきたのがこれ。
こりゃすごい。麓の食堂で出てきたら普通にうまいねで済んでいたと思う。でも丹沢の山の上でこんなすばらしい鍋焼きうどんが食べられるとはもう感動ものです。雨の日に登山靴を脱いで座敷に上がってごはんを食べられるのも嬉しい。つゆまできれいにいただきました。

草野さんはすでに還暦を超えていますがまだまだお元気の様子。おいしい鍋焼きうどんをありがとうございました m(_ _)m

Sakasafuji

さて目的は達成。山頂から望めるという富士山も霧で眺望ゼロ、雨も止む気配が無いのでさっさと帰ります。でも下山途中の道すがら、見事な逆さ富士を発見。丹沢のクモさんはいい仕事をしています。

Nabewaridunmen

鍋割山、日帰りには手頃でなかなかいい山です。天気の良いときにもう一度訪れたいところであります。

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コメント

丹沢山中は雨だったのですねえ。麓でパーティーしてました^^
同じ鍋焼きうどんでもこうやって参加し、足を使って食べに行くと格別なお味でしょうね。「俺の為の鍋焼きうどん」って感じです。
Fibyさんは丹沢名人に増々なって来ましたね。ノブは地元の商工会祭りで、地元密着にいそしんでおります。

ども、野宿屋ノブさん、
土曜日の丹沢はけっこう降っていましたよ。雨だと足元が怪しいのはちょっと難儀ですが、人が少ないのでゆっくり歩けていいですよ。

ちょいちょい丹沢へは出向いておりますが、まだまだ知らない山や尾根も多いです。あせらずひとつつずつ登っていきたいなと思っています。

地元のお付き合いは大事ですよね。奥様同伴で行かれると周囲に親近感も湧いていいようですよぉ (^-^)/

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