充電池用放電器製作
最近は半田コテを握る機会も減ってきました。だいたいデキのもので済ましてしまう傾向が強い。でもたまに何か作ってみたいなと虫がうずくときがあるんです。
先日手に入れたGPSロガーの電源は単三電池1本。アルカリ電池だったらこれで10時間はもつという。でも、びんぼ臭く充電式のニッケル水素電池などを利用したりなんかして、かっこよくエコライフを実践しようと考えたんですな。
ニッカド電池やニッケル水素電池はメモリー効果というやっかいなものがある。要は充電したらちゃんと放電してから再充電しないといけませんよということらしい。そこで中途半端に放電した電池を規定電圧までしっかりと放電させる放電器が必要になってくるんですな。
ブツは秋月電子の組み立てパーツキット1200円也。ここのキットはうん十年前からよく作っているけど、以前は蛇の目基板に自分でパーツレイアウトしなければならなくて基板背面はジャンパー線だらけ。抵抗やコンデンサは余分に入ってたり、近似値のものに置き換わっていたりでけっこうアバウトなのが面白かったんです。今では半田メッキにシルク印刷された専用基板が付いてくる。しかもパーツは抵抗1本すら余らなかった。う~む、進化しております。
ぱっぱと組んでキャリブレーションを行った後に動作試験。放電器の肝になるのは、どの段階で放電を停止するかというところなんですね。この種の充電式電池は完全放電してしまうと劣化が著しいと言われております。中途半端に充電されたNiMH電池でテスト。テスターを繋いでモニターすると放電終止電圧は1.02ボルトというところに落ち着いた。Good でございます。
この放電器、別に無ければ無いでどうにかなっちゃう程度のものです。でもニッカド電池やニッケル水素電池をできるだけ延命させるには必需品。エコですよエコ。
私の場合、なにもしない、なにも買わないが一番エコにふさわしい・・・ともいふ・・・(^_^;
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Fibyさんはかなりの電気少年ですね
鉛中毒...立ち上る煙と香りに誘われて...いけませんねえ、局所排気で御安全に。
ラジオ製作雑誌がまだまだ全盛だったアナログ時代。ノブも親に連れられて科学実験教室の様な所に何度か行ってました(今のデンジロウ先生の様な教室)。でも、鉱石ラジオを作ってもイマイチ盛り上がらず、消滅...何故?
今はこう言うキットが沢山有るんでしょうか。電気少年の心をくすぐるのでしょう。
何となくワクワク感が有りそうですが、ノブは手を出さなそう。だってこのキット、仕事のハンダ検定の教材そっくりなんだもの....
そんな目で出来上がり写真を見ちゃうもんだから...スルーホールにハンダが抜けてない、とか、要らぬ詮索してしまいました、ごめんなさい(*^m^)
放電管理は大事ですね。意識せずに使う事が多いですし、まあ普通の方は「そう?」程度でしょうね。かく言うノブも同程度です^^;
仕事対象機器がデジタル化し、アッセンブリー交換が普通に成り、ハンダを使う事があまり無くなりました。ハンダの「かほり」を楽しむ為に、いっちょ無理クリ修理しちゃおうかな。
眠れ無い夜のコメントでした。
投稿: 野宿屋ノブ | 2010年5月20日 (木) 01時02分
ども、野宿屋ノブさん、
> 鉛中毒...立ち上る煙と香りに誘われて...いけませんねえ、局所排気で御安全に。
えぇっ、やっぱり有害なんでしょうね。鉛と言いますかフラックスの焦げる臭いがなんとなく落ち着くんですよねぇ。
もう中毒かな (^_^;
ほほう、ノブさんもゲルマラジオ世代なんですねぇ。当時電電気は時代の先端だったですからね。
> そんな目で出来上がり写真を見ちゃうもんだから...スルーホールにハンダが抜けてない、とか、要らぬ詮索してしまいました、ごめんなさい(*^m^)
これまたプロらしい鋭い指摘。やはりプロは目の付け所が違いますね。
この基盤は多層基板でも両面基盤でもないのでスルーホールはないんです。GNDとシルク印刷された穴が開きっぱなしですが、ここはTPのGND側が来るところでして、TPの手頃なのが無かったのでそのままにしておいた所なんです。キャリブレーション電圧測定時のGNDはスイッチの足から取れるのでずるしてしまったのでありました。
やっぱ手抜きはバレる・・・(^_^;
> ハンダの「かほり」を楽しむ為に、いっちょ無理クリ修理しちゃおうかな。
破壊工作でしたらお手伝い申し上げますぜ (^-^)/
投稿: Fiby | 2010年5月20日 (木) 22時48分