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2010年7月 6日 (火)

富士山登山道通行止めの訳

Yarebadekiru

 雪も無いのに通行止め?

 なぜ静岡県側の登山道が閉まっているのか考えてみました

 
2010年7月5日時点で、富士山頂へ向かう静岡県側の登山道3本の全てで一部もしくは全部の区間が通行止めとなっており、お山開きが過ぎても静岡県側からの一般登山者が正規に山頂へ到達することができない状況になっています。
ほぼ一週間前の6月26日に富士宮口から山頂へ登った際は一部アイゼンが必要な状況、こりゃ当分山頂までは開けないかなと思ったら案の定でありました。では他の登山道の様子はどうなのかなと今回は須走口から山頂を目指してみることにしました。

TukodomeAsafujiUnkai

須走口登山道は五合目のレベルですでに積雪のために通行止めとのこと。雪装備をザックに詰めて午前4時半に踏み出します。雪の無い樹林帯を抜けると朝日に映える富士山が現れました。振り向けば雲海もきれい。おぉ梅雨のさなかにラッキーなこと。でもこの後直ぐに霧の中に隠れてしまってほんのつかの間の美しさでありました。

Tozandou

Munatsukiedoya

Sancho

六合目、七合目、本七合目、八合目と順調に進んでいっても登山道にはまったく雪はありません。そうこうしているうちに吉田口登山道と合流する本八合目江戸屋さんまで着いちまいました。ここから山頂までは山梨県側の登山道になるので良く整備されていて、やはり山頂までは無雪でした。
昨年同時期には山頂小屋前にたんまりあった雪もまるでなし。だれもいない下山道の砂走りも同様でした。どこが積雪のため通行止なの?って感じです。

Level9_2

少し考えてみました。須走口登山道は本八合目から先、吉田口登山道に合流します。全部で四つある富士登山道のうち唯一山梨県側にある吉田口は夏山シーズンの全登山者数のうち6割以上を集めるメインルートです。登山道に掛ける意気込みは静岡県側とは比較にならないものを感じます。現在吉田口の山頂からの下山道が除雪作業中で、下山には登山道を利用しています。ただでさえ交通頻繁な吉田口の八合目から上の登山道に下山者まで加わっている状況。そこに須走口からの登・下山者まで加わったらえらいことになSuhashirigpsる・・・かも。ということで静岡県側が配慮して須走口を意図的に根元から止めているという状況なのかなと想像しました。これなら登山道には雪がなくとも「積雪のため」という理由はつくかも。登山道の除雪などまるで考えない静岡県としては山梨県に迷惑を掛けるのだけは避けたいのでしょうね。まぁ地方行政担当者のお気持ちもわからなくはないです。

その下山道ですが6日の報道では山梨県は7月7日正午から通行止めを解除するとのこと。その12時間後の7月8日零時には須走口を全線規制解除すると静岡県から間髪入れずに告知ががありました。私の予想も遠からずって感じですかね。

Setokan

富士山の夏山シーズンはここ数年30万人ほどの登山者数で推移しています。団体さんを集客し、銀座の歩行者天国並の吉田口、最短距離で登頂できる二番人気の富士宮口、歩行距離の長さ故に今も昔も不人気の御殿場口、それらの中庸をいく魅力ある須走口なのですが、その人気はあまり伸びているようには見えません。途中の山小屋もまだまだ準備中か手付かずのまま。登・下山共になんの問題もないのに、行政区分的にお客を取ることを制限されている須走口の実情は哀れでもあります。

Yoshinoya_2

Sunahashiri_2この須走口の砂走り終点にあった六合目小屋吉野屋さん、霧の中砂走りを降り切ってふと見るときれいに無くなっておりました。二年前に砂走りをくたくたになりながら降りてきて、ここで飲んだ250円の冷たい缶コーラのうまさは忘れられません。空前のブームに沸く富士登山も山梨県側吉田口の一人勝ちなのでしょうか。世界文化遺産の登録申請、入山料徴収の検討等々、山梨県側のイニシアチブによって行われているようです。

追記:2010年7月31日に立ち寄ったところ元気に営業をされていました。夏山シーズン初頭は営業をされないようです。誤った情報をお詫びします。

登山道の数では1対3で静岡県の圧勝です。ぜひ静岡県にはがむばっていただきたい。
と、好き勝手なことを言っているわたくしは神奈川県民でございます。

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コメント

看板を足で蹴って倒してから登ると怒られるのかな?
道路工事現場によくある「解除中」を貼って登るとか・・・
      だめだよね~
砂走りを車で登ってみたい(●´艸`)

ども、花の五六八さん、

> 看板を足で蹴って倒してから登ると怒られるのかな?

うそばっか言うんじゃねぇやい、と看板を蹴飛ばす気にもなりますが、ここはぐっとこらえるのがハイカーの心意気でございます (^_^;

> 砂走りを車で登ってみたい(●´艸`)

ご家族揃って600馬力超の強力布陣で砂走りを征服ってのも面白いかも。ブルドーザーと喧嘩したりして楽しめそうですよぉ (^。^)

Fibyさん、こんばんはhappy01

そうですよね、静岡側と山梨側とでは、明らかに富士山に対して取り組む姿勢が違いますね。県民性というのも出ているのかもしれませんが・・・
富士山を観光資源として熱心に活用しようとしてるのは、明らかに山梨県側で、それに対して静岡県側は消極的なようです。五合目の売店の建物からして規模が違いすぎますねbearing
静岡側は富士山を商売として利用することをあまり考えてないようです。やる気がありませんね。
まあ、どちらが良いとは一概には言えないのかもしれませんが・・・
お客を呼び込む姿勢としては山梨側が圧勝してますね~delicious

ども、viewtaさん、コメントありがとうございます。

> 富士山を観光資源として熱心に活用しようとしてるのは、明らかに山梨県側で、それに対して静岡県側は消極的なようです。五合目の売店の建物からして規模が違いすぎますね

viewtaさんのブログを拝見する限り、河口湖口五合目の華やかさは相変わらずのようですね。
なんといってもこの山梨県側の一本の登山道だけで富士夏山登山客の六割を受け入れるのですから、やはりその対応も大変ではと思います。おっしゃるとおり静岡県側は一歩引いている感じはありますね。いずれにせよ至れり尽くせりの観光地になるより、やはり富士山はがんばった人だけが貰えるご褒美の存在であってほしいなと思ったりしています。

> まあ、どちらが良いとは一概には言えないのかもしれませんが・・・

まさにそのとおりです。ハイカーとしては富士が俗化してしまうことが残念に思えてしまいますが、日本の誇るべき財産である富士山を、より多くの方に身近に感じていただきたいという思いもあります。ベテランの方々はオフシーズンにシフトしていただいて、富士の夏山シーズンは無理な観光地化を求めない限り、素人衆でも楽しめる状況に整備することは決して誤った方向性ではないと思うんです。

> お客を呼び込む姿勢としては山梨側が圧勝してますね~

これは行政にせよ山小屋の組合にせよNGOの方々にせよほんとにそう感じます。富士山の登山ブームで増えた分はほとんど全て山梨県側へ行っているのかなぁと思うくらいですね。

須走口砂洗い五合目の吉野屋さんが無くなっていたのを見たのはショックでした。吉野屋さんへ立ち寄ったのは一昨年で、その時にはしっかり営業されていましたが、いつ無くなってしまったのでしょう。viewtaさんはご存知でしたか?
なんだか一抹の寂しさを感じますです。

Fibyさん、こんばんは(^-^)
富士山は俗化してほしくないというのは確かにありますね。観光地化されすぎて人が増えすぎると、一般的な登山のルールさえ知らない観光客のマナーや環境問題等の問題も出てきますよね。
日本の最高峰で霊峰富士と呼ばれる山ですから神聖に扱われるべきですが、かといってガチガチに管理されてしまうのも問題がありますよね。大事なのはバランスでしょうか・・・

五合目の吉野屋さんですが、昨年9月下旬の時点で自分が通った時は、まだ建物はあったように思います。今は建物が無くなってしまったのですか?寂しいことですね・・・
あそこは須走口の下山にしか使われてない道なので山小屋を営業する条件として厳しかったのかもしれませんね。

ども、viewtaさん、

そちらのブログでまずい書き込みをしてしまったかなと反省いたしております。良く記事を読めば分かることでした。申し訳ありません。

おっしゃることに共感いたします。富士山は日本国民皆の財産であり、等しくその感動を分かち合えるものと思っております。もちろんルールは必要であり守らなければならないものもあるのは勿論です。でも否定から入ったり排除の論理は持ち込みたくないですね。
富士山、皆で愛でたいものです。

バランスが大事・・・良い言葉です。

吉野屋さんは昨年はまだ建屋があったのですね。現在は中央にあった東屋や建物も小屋を除いてきれいに無くなっていました。なんだかひとつの歴史が終わったようで残念に思います。これで須走口下山道は七合目太陽館から五合目までまったくお休み所が無くなってしまいました。御殿場口よりはましかもしれませんが、女性には厳しい登山道になってしまいましたね。

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