電波利用料
今年も来ました電波利用料の納付通知書。利用税ではなく利用料です。総務省への国庫納付金ではありますが税金ではありません。総務省だけが使える特定財源です。以前はお役人の皆様がこのお金を職員のリクリエーション費などに使ったとして国会でもやり玉に挙がったこともありましたね。
わたくしはアマチュア無線局を開局している関係で毎年納付しております。その金額は300円、昨年納付分から500円が300円になりました。なんで安くなったのかはわかりませんが、あまり喜んでもいられません。300円の納付額のために立派な封筒に各種印刷書類を詰めて郵送し、振込手数料は国負担、それらの徴収に係わる手間賃を抜いたら、いったいいくら残るんでしょうね。
無線局免許状を持っている人が対象なのでラジオやテレビを聴視したりとか受信だけする人は対象になりません。でもアマチュア無線家以外でも電波の送受信を日常的に行っている方々はいっぱいいますよね。携帯電話ユーザーなどのその最たるものです。
実は携帯電話端末一台につき420円の電波利用料が毎年掛かっているんです。ただこれは携帯電話事業者が代わって総務省に納めていますので個人で納付することはありません。まぁ電話の利用料金にうまく混ぜられていると考えればいいでしょうね。
これは電波管理関連の特定財源ですので、使って残ったものは世に言う「埋蔵金」になります。このお金もそのうち高速道路割引の財源などにひっぱられるのでしょうね。
万年金欠の私にとってもこの程度ならばわずかな金額ですが、そんなわずかな金額でも徴収しようと考えるのならば、ぜひ有効な利用施策を考えていただきたいものであります。
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私もしっかり納めております。毎年面度なので、前納してしまいました。しかし、無線機も何処へ行ったか?次回は、局免の更新もしないかな。なんて、思いつつ、手続きをしてしまうんだろうな。
投稿: なおなお | 2010年8月28日 (土) 17時03分
ども、なおなおさん、
おぉ、まとめて前納ですか。まぁこのくらいの金額ならまとめて払ってしまっても面倒がなくていいかもですね。
アマチュア無線は300円ですが高額なところでは地デジ放送局の10kW以上の出力を出す局は3億6千万円以上も年間払うんですよね。まぁその差のおおきいこと・・・
せっかく取った資格ですからなんとか続けたいですよね。
ボクも直ぐに使える無線機はV/UHFハンディー機一丁だけです。他の無線機は段ボールの中。朽ち果てているものも有りそうです。
投稿: Fiby | 2010年8月28日 (土) 23時21分
立派な封筒。
やっぱり、皆さん同じ事を思ってるんですね(笑)
投稿: 花の五六八 | 2010年8月29日 (日) 10時44分
ども、花の五六八さん、
やっぱりそう思われますか。300円のうち半分以上は徴収経費で飛んでいるような気がします。大口もあるようですから、そちらの方で儲けていただいて・・・
ドコモの携帯契約数に420円を掛けると240億円にもなります。
バリバリ現役のハムのお方ならば心配無用でしょうが、わたくしなんぞは5年に一度の更新を忘れやしないかとけっこう心配なんです。利用料納付通知書には局免の満了日が載っているので、忘れないようにするためにはけっこう有り難かったりします。
しかし風前のともしびみたいなハムからは電波使用料なんて取らなくてもいいんじゃないでしょうかねぇ。
投稿: Fiby | 2010年8月29日 (日) 19時33分