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2010年8月 1日 (日)

トップシーズンの富士登山

Fujisan_2

今回は疲れました
  
山に行って山登りしないで疲れることもあるんですねぇ
  

  

職場の外人さんに頼まれて富士山へ行ってきました。
日本に赴任してくる米国人の中には日本人より富士登山への思い入れが大きい人たちがけっこういます。まぁ赴任中の思い出に日本一の山に登っておきたいということなのでしょうな。今回エスコートするガイジンさんは二名。うち一名はどう見ても体力的に山頂までは難しいだろうというお方。その人がおおかたの予想通りにリタイヤすると面倒を見るのが私一人だと全員共倒れになってしまう。そこで職場の同僚をひとり巻き込んで計4名、乗用車2台で一路富士宮口五合目を目指したのでありました。

7月末の週末、富士山は夏山シーズン前半の混雑ピークを迎えます。まず最初の心配事は駐車場。金曜日夜10時前に富士宮口五合目駐車場へ至る富士山スカイラインは駐車場手前2.3Kmでもう渋滞。にっちもさっちもいかない状態。直ぐに決断して須走口五合目へ向かいました。

Start_2

須走口も駐車場までは行けませんでしたが五合目手間1..3Kmのところで路上に駐められましたのでよしとします。歩行距離は伸びますがこの時期贅沢は言えません。画像のように路肩は車でびっちりです。この駐車列が最終的には4Km以上伸びていました。そこから歩く人たちはどうするんでしょ・・・
朝五時に須走口五合目へ向け、まずは道路を登ります。ガイジンさんたちはモチベーションが高いので歩みが早すぎる。これでは直ぐにばててしまう。ちょっとまてと言うことで同僚をペースメーカに立てて後ろにガイジンさんたち、私はしんがりという隊列で行きますよと決めました。

Shuashiri5

Forest

Climbingroad

須走口五合目標高2000mは朝からにぎやかです。私以外は皆1000円の金剛杖を買ってご満悦。さぁここからがほんとの踏み出しです。
須走口は最初樹林帯から入ります。小鳥のさえずりが心地よい。リタイヤ予想のガイジンさんはすでに汗だくだくで大きなペットボトル水2本を飲みきり、100m歩くごとに座り込みます。まだ六合目もだいぶ先なんですけど (^_^;

Yakiin

なんとか4人揃って須走口新六合目長田山荘へ到着、さっそく焼き印を貰います。六角の面にきれいに押すものですねぇ。感心しました。ここからは山頂組は構わず行ってくれということで先に進んでもらって私は例のガイジンさんのお供となります。ほっぽっておいて遭難でもされたら大変ですからね。富士山は相変わらず遭難・事故も多いです。ガイジンさんがらみも実は多いんですよね。

Yamanaka

森林限界の標高2500m程から見た山中湖です。刺している光の帯がきれいです。今回の登山で私にとって唯一得た記念ですな。
彼に付き添って4時間以上を掛けて須走口本六合目瀬戸館に到着。ここで本人と相談して途中リタイヤとなりました。はっきり言ってこれ以上は本人が希望したとしても無理。この先限界まで行ったら帰りはレスキュー頼みになるのが目に見えています。今月初頭に須走口を登った時、こんな時のために下山道へバイパスするトラバースルートをいくつかチェックしてあったのが幸いしました。本六合目から立ち入り禁止のブル道を一部使って砂走りの途中へ抜けます。非常事なので許してね。

Yoshinoya

この時点で彼はすでに足に来ているので休憩を取りつつ3時間程掛けて下山しました。前回の須走口登山で閉店したと思っていた砂走り六合目の吉野屋さんは元気に営業されていました。
彼が途中リタイヤするのは実は想定の範囲内。職場の人なので面倒を見るのも仕事みたいなものです。あまり楽しい仕事ではありませんが・・・彼の記念のためにもせめて七合目くらいまでは行って欲しかったなぁというのが本音ですね。

山頂アタック隊と携帯電話で連絡を取ると順調に進んでいるとのこと。私も行きたかったけど仕方ないです。車に戻ってからはやることもなくうだうだしていると、隣に駐めている車で寝ていたリタイヤガイジンさんが呼びに来た。車のキーでメインスイッチを入れっぱなしにして寝ていたらバッテリーを上げてしまったという。
あっおぅ、なぁんてこったい(ポパイ風に)

彼が忘れた時のために登山用品のスペアは持ってきていたのですが、車のバッテリーを上げてしまうのは想定の範囲外。ブースターケーブルなんぞ持ち合わせていません。借りようにも近所に駐車している車は時間的にまだ早いので皆もぬけの殻。仕方なく下界までブースターケーブルを調達しに行きました。富士山のふもとに都合良くカーショップなんてありゃしません。ガソリンスタンドでも売り物は無く貸すのも難色を示し、何件か回ってゴーカートのサーキットで頭を下げて借りることができました。

Tsurai

アタック隊は無事に登頂成功。下山して戻ってくるまでには車は動く状態にすることができてまぁなにより。でも今回山登りはして無いのにまったくもって疲れましたです。
途中リタイヤしたガイジンさんは次回は七合目あたりの山小屋に泊まって山頂を目指したいと言っておりました。それはけっこうなことですね。でも私は行きませんよ。付き添いはだれか別の人に頼んでね (-_-メ)

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コメント

ヤーレヤレ...とにかくお疲れ様でしたとしか言いようが有りませんね。
でもほっぽってしまったら翌日からの職場と日米関係は暗雲たれ込み、一触即発になりますよ。全てはFibyさんのお陰ですね。
それよりもその渋滞具合....行きたく無いです....^^;

ども、野宿屋ノブさん、

> ヤーレヤレ...とにかくお疲れ様でしたとしか言いようが有りませんね。

ご理解いただき恐縮です。今回はなにかと疲れました。富士山頂まで2往復した気分です。バッテリ上がりは余分な出来事でした。

> でもほっぽってしまったら翌日からの職場と日米関係は暗雲たれ込み、一触即発になりますよ。全てはFibyさんのお陰ですね。

ボクも今回の出来事は忘れないでしょう。リメンバー・パールハーバーならぬリメンバー富士山ですよ。ガイジンさんにも色々な方がおわします (^。^)

ブースターケーブルを調達するためにあちこち奔走して頭を下げ、借りたら返すときにささやかなお礼も用意してなどという気遣いはまったく期待できないので、そんなことも全部面倒を見なければなりません。持ち出しも多かったし、さすがに仏のFibyさんも今回は参りましたよ。

> それよりもその渋滞具合....行きたく無いです....^^;

ボクも事情が無ければこんなピークの時期に行きたくはないです。やっぱり富士山は夏山シーズンを外した方が・・・
オフシーズンは誰にでもお勧めできるというものではないのですけどもね。

ご苦労さまでした!
やっぱり、日本一の富士山って凄いんですね。
何かお祭りみたいです。
熊山とは大違い・・・(笑)

ども、花の五六八さん、

> ご苦労さまでした!

ありがとうございます。終わってみればなんとか同行者も皆それぞれの思い出を胸に帰ってこれましたのでまぁ良かったのかなと。でもちょっぴり苦労しました 
(^。^)

> 何かお祭りみたいです。

この時期の富士山はお祭りのような混雑でもいいのかもしれません。登っている方々の顔ぶれを見ると富士の夏山登山とそこいらの低山ハイクの違いは顕著です。一言でいうと「若い衆が多い」んですよね。

「山登り」なんていう男臭いか中高年臭いジャンルに若い子達がガンガン入ってこれるのも富士山の特徴です。富士山で日本一を極め、山登りの魅力に目覚め、山のマナーを知るってのもいいのかなと。山ガール、山ボーイの登竜門としての富士山の存在もいいと思うんです。

混雑が避けたいならば、ちゃんとした山道具を揃えて経験を積んで夏山シーズン以外に登ればよい。富士山の登山シーズンは実は一年中なんですよね。

> 熊山とは大違い・・・(笑)

富士山に熊はいるのかなぁ。花の五六八さんち方面の熊山に富士山並みの人が繰り出したらえらいことになりそうですね。
富士山五合目に至る富士あざみラインという道路があるんですが、沿道で鹿を何頭か見ました。夏毛の斑点がきれいでしたね。鹿さんはいっぱいいるようです。

お疲れ様でした。大変なエスコートでしたね。
やはり、山は自分のペースで気ままに登るのが楽しいですね。

富士山での事故がこれほど多いとは、ビックリですが考えてみたらありえることですね。山にスカート、ノースリーブのTシャツ姿なんて珍しくないですからね。

リタイヤの外人さん、fibyさんに御世話になってしまいましたが、きっと感謝感激で日本の良い思い出となることでしょう。
それにしても、驚きの人混み。人気も日本一って所でしょうか。
私もこのお祭り、行きたくな~い・・・・┐( ̄0 ̄)┌

ども、ミーさん、

> お疲れ様でした。大変なエスコートでしたね。
> やはり、山は自分のペースで気ままに登るのが楽しいですね。

ありがとうございます。段取りはしてあげるけどあとはご自由にみたいなスタイルなら楽なのですが、商売でツアーガイドをされている方の苦労が今回よくわかりましたよ。
たまにグループで遊びに行くのも良いのですが、やはり山登りは個人差があるので、それを許容できる人同志で組むかソロかというのがいいかもですね。
今回は仕事の延長みたいなものです。給料出ないけど (^_^;

> 富士山での事故がこれほど多いとは、ビックリですが考えてみたらありえることですね。山にスカート、ノースリーブのTシャツ姿なんて珍しくないですからね。

記事中のリンクをご覧になりましたか?ボクらが登ったその日にも吉田口側でひとり亡くなられています。ガイジンさんがらみの事故も多いです。富士山の登山者の様子を見ると、登山者スタイル組と軽装組とではっきり別れているのがわかります。運動靴だって富士山は登れるのですが、やっぱりカッコは大切ですよね。

> リタイヤの外人さん、fibyさんに御世話になってしまいましたが、きっと感謝感激で日本の良い思い出となることでしょう。

登頂に成功したガイジンさんはほんとに喜んでくれて、苦労して段取りしたのが報われたかなと思いました。私に代わってひとりを山頂へ導いてくれた職場の同僚にも感謝しています。リタイヤガイジンさんは・・・そんな思いを持っているのかは分かりません (^_^;
義務は果たしましたのでもう二度目は勘弁させていただきますです。

> それにしても、驚きの人混み。人気も日本一って所でしょうか。
> 私もこのお祭り、行きたくな~い・・・・┐( ̄0 ̄)┌

例年からすると、この日の須走口の登山者数は2000人足らずってところでしょう (^。^) たいしたことはないです。同時期の吉田口ではこの3倍以上の方々が登ります。夏の富士山はお祭りですよぉ。 
ヘ(´∀`ヘ)ヘ(´∀`ヘ)ヨイヨイ(ノ´∀`)ノ(ノ´∀`)ノヨイヨイ♪

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