山梨県立韮崎射撃場
先日の南アルプス失敗行脚の途中で韮崎(にらさき)射撃場の前を通り掛かりました。入り口ゲートには閉鎖の看板が・・・やっぱり閉めてしまったんですねぇ。
ここの射撃場は一頃話題になりました。通常標的射撃場は射線の先に山の斜面のようなバックストップがあって、よほどの事が無い限り発射した弾が不用意に飛んでいかないようなレイアウトがなされているのが普通です。ところがここの射場は射線の向こうは川。しかもトラップ射台から見ると川の向こうには民家の屋根まで見えるそうです。民家までは500メートルはあるので散弾が飛んでいくことはありませんが、ある時こっそりと残弾処理で撃った一発玉(スラッグ弾)が川を飛び越えて民家の壁に突き当たり、それがきっかけとなって2009年に閉鎖となったようです。
私もこんなスタイルの射撃場は見たことがありません。多分散弾の鉛玉の一部が長年に渡って釜無川へばらまかれていたことと思います。射場の直ぐ裏にも民家が迫っていて、地元の方々はさぞやうるさかったことでしょう。利用者の目線からもこりゃまずいでしょと感じます。
改正銃刀法発布後、銃砲所持者は当局の思惑通り減少の一途。でも公営の射撃場でもこんな有様ではなかなか周辺住民の理解は得にくいだろうなと思います。神奈川県にも公費で大金を投入してリニューアルしてもオープンできない県立伊勢原射撃場ってのがあります。ここも韮崎と同じような運命をたどるのか心配なところではあります。
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ほんと残念です。
確かに500m位の所じゃ音も風に乗るとうるさかったと思います。
この辺も車で10分の射撃場が閉鎖になり、30分の所も閉鎖になりました。
以前は気軽に行って楽しんだのに本当に残念です。
天然射撃場はいつでも有りますが、止まった的だけで皿が飛びません。
これから射撃大会の季節です。
投稿: 花の五六八 | 2011年9月 7日 (水) 21時11分
ども、花の五六八さん、
> 確かに500m位の所じゃ音も風に乗るとうるさかったと思います。
いえ、500mどころか射場の裏側に連なる民家は射台から20m~30mくらいしか離れていないように見えました。申し訳ないですが、ボクはここには住みたくないなと思いましたよ。
そちらの地方も射場の閉鎖が進んでいるんですねぇ。身近に射場があれば練度も高く保持できるのかもしれませんが、本県のように散弾が使用できる射場が一箇所しかないと、なかなか練習もおぼつきません。
やはり猟場で動的射撃でしょうかねぇ。
投稿: Fiby | 2011年9月 7日 (水) 21時33分