ヒルもいる丹沢
ゴールデンウィークの微塵も無かった自分へのご褒美でちょいと丹沢を歩いてきました。というのは口実で、この時期を逃すといやなやつが出てくるからなんです。ヤマビルは丹沢を登るハイカーの天敵。ちょうど梅雨時から活発に動き始めるんですな。
今回は塩水橋を起点に堂平から丹沢山、その足で塔ノ岳をピストンして丹沢三峰を経由して塩水橋へ戻るという延面距離で24Km、標高差1200m、所要10時間という日帰りとしては長丁場です。丹沢のネームマウンテン、標高1567mの丹沢山は霧の中。1490mの塔ノ岳も同様でした。塔ノ岳山頂の気温は5度。ほどよく冷えていて気持がいいです。この日は大気の状態が不安定でこの後に雹(ひょう)も降って来たりもしました。
霧の塔ノ岳山頂で山バナナ。
いえ、バナナの話ではないのです。神奈川県の東丹沢近隣に生息するヤマビルはその生息域と個体数を増やしているようで、ニホンジカ並の問題となっています。私も何度かやられていますが、こいつにやられると血だらけになってしまうので始末が悪い。ヤマビルさえいなければ夏の丹沢はさらに魅力的なところになるんですけどもね。
丹沢三峰のアップダウンに疲れて、ちょっと湿っぽいところで腰を下ろしていたとき、ふと足元を見るといやがりました。ミミズと尺取り虫の合いの子みたいなやつです。うまく画像に写りましたがこいつの吸盤にみたいな口に吸い付かれたらアウト。人間の放つ二酸化炭素や熱を敏感に察知して寄ってきます。一度人間の血を吸うと1年は生きているという。ボランティア精神旺盛なわたくしも、こやつにだけは献血してやりたいとは思いませんな。
今シーズンはヤマビル除けのお薬を考えようと真剣に思うこの頃です。
« なぜ遭難は起こるのか | トップページ | 鳥ノ胸山から道志の森へ »
「登山」カテゴリの記事
- 箱根駒ヶ岳登山ちょっと神山(2024.11.12)
- 西沢渓谷の紅葉 2024(2024.10.27)
- 竜ヶ岳登山 山梨百名山21座目(2024.08.24)
- 日本百名山と新日本百名山(2024.08.17)
- 寸志で入れる雨飾高原露天風呂(2024.08.07)
コメント