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2012年6月19日 (火)

Xperia arc ユーザーROM領域拡大

01c 今回は少しシビアにいじくります

 こう考えるとスマホも深い・・・
  

  

  
今回は少しマニアックな記事。
ICS4.0.4の4.1.B.0.431 Grobal worldにLink2SD環境下にて小細工の結果、さらにユーザーROM領域を広げることができたのでご報告。週末に作業して数日を経過しましたが問題もなさそう。似たような力わざを使っている人はあまりいないようなので公開しちゃいます。

ブートローダーをアンロックしたXperia arc SO-01Cに海外ROMであるLT15i_4.1.B.0.431_Generic.Global.World.ftfを焼き込むと、デフォルトでユーザー領域が380MBになるようにパーテーションが切られます。この380MBが後入れアプリ用領域としてフルに使うことができるわけでもなく、プリインやシステムアプリなど100MB以上があらかじめ専有されていて、なにもしなくても残り280MBくらい。これっぽっちの残りでは最近の大きなアプリを入れていったらあっというまに埋まってしまいますね。
最近のモデルではどれも16GBとか32GB程度の本体メモリを持っていますが、1GB(システム予約領域を除くと残り380MB)しかない本機では望むべくもありません。そんなわけで人生もう少し余裕を持ちましょうのために、以下のふたつの方法を考えました。

その1:
Link2SDを使って既存アプリをmicroSDへ強制的に移動する


その2:
パーテーションを移動してユーザーROM領域を380MBから420MBに増やす

いずれもパワーユーザーにとってはポピュラーな手法ですが、今回は公式ICS4.0.4にてそのふたつを両立させるってのがミソ。これがどうしてなかなか難しいんです。
ちなみにXperia arc SO-01Cの4.0.3以前のファームでは後に出てくるVendorフォルダのマウントで苦労はしないのでもっと簡単にできるはずです。今回の小細工は公式4.0.4ファームにて苦労は買ってでもしたいという人向けかな (^。^) 

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準備、まずは以下の使用環境が必要です。

a, ICS4.0.4の4.1.B.0.431 Grobal worldもしくは他国向け4.1.B.0.431シリーズのいずれかを焼いてROOT権を取得してあること
b, CWM入りカスタムカーネルの(bootx.imgics_anzu_KTG)を焼いてあること
c, System領域まで操作出来るファイル管理アプリが入れてあること
d, Link2SDで移動可能なアプリを本体のmicroSDに追い出し済みであること
e, CWMにてバックアップを取ってあること
f, なにが起こっても泣かない覚悟があること

以上が揃ったうえでいよいよ導入です。

手順1、FlashToolを使って4.1.B.0.431 Grobal worldを焼き込みます。この段階で端末は初期化されユーザーROM領域は380MBが残るようにパーテーションが切られるはずです。さらに前出のCWMの入ったカーネルをFastbootで焼き込みましょう。再起動の後、どうせ上書きしてしまうので適当に初期設定をします。このままではROOTが未取得ですのでRoot_Exploit_OneClick等でROOT権を取得して下さい。

手順2、マーケット(Googlプレイ)から使い慣れた適当なファイラーをひとつインストールして、Vendorのフォルダ以下をそっくりコピーして本体microSDの任意の場所にバックアップします。ここのapp以下にプリインアプリや一部のシステムアプリが入っています。
このVendorなんていうフォルダはいままでありませんでしたが、Systemフォルダからこれらのapkが出てきてくれたおかげでLink2SDにてmicroSDへ移動出来るようになったのはarc用ICS4.0.4正規版の大きなメリットです。
バックアップしたVendorフォルダ下にあるapp以外のフォルダはいりません。残しておいて一緒に後で書き戻すと動作がおかしくなりました。

手順3、FlashToolを使ってLT15i_LT18i_62_data 380m to 420m.ftfをフラッシュして新しいパーテーションを立て直します。これは元はGB用みたいですがICSでも問題ないようです。 その後再起動して立ち上げると「電話」がダメだみたいなエラーのトーストがでるかもしれませんが無視して電源をオフして下さい。

手順4、端末を再起動した後にCWMへ入り、wipeできる4つの項目を全て行った後に、あらかじめ準備 e にて用意してあったバックアップを書き戻します。終わったら再起動。やはり立ち上がると「電話がダメだよ」のトーストが出まくりますがこれはVendorフォルダに当初入っていた電話のアプリが書き戻されていないため電話が掛けられないよと文句を言っているんですな。すかさず設定→その他→機内モードのチェックを入れて3G通信をしないようにセットしてあげればとりあえずうるさいトースト表示は止まります。

手順5、書き戻した中にあるファイル管理アプリを使ってmicroSDに避難しておいたVendorフォルダを中身ごと書き戻します。その際にシステムアプリのバージョンアップでData\appに移動されてしまっているアプリとダブらないようにチェックしてダブり分はVendor\appフォルダから削除します。Facebook, ANT Radio Service, Gmail, Google play, LiveWear Manager, Office Suite, ストリートビュー、マップ等に注意して下さい。まだ他にもあるかもしれません。書き戻した後にパーミッションを2個のフォルダは755、apkファイルは644にそれぞれ全て変更します。その後再起動。

手順6、アプリ一覧にアプリがちゃんと戻っているか確認して下さい。Link2SDを走らせてもう一度全てのアプリに再リンクを掛けます。その対象にはVendorフォルダの中にある全てのシステムアプリやプリインアプリもリンク総数に含まれるはずです。これだけのアプリをmicroSDに逃がせられるのですからまったくもってありがたいことです。

手順7、再リンク後、Link2SDの その他→「delvik-cacheを削除」と「第2パーテーションの内容を削除」を実施して不要のキャッシュファイルを消しましょう。SPモードメールはメール履歴をエクスポートでもした後にデータ削除をするといいです。メール関係の設定は再度しないといけなくなりますがSPモードメールだけで27MB程度の専有分が減りますよ。

以上いかがでしたでしょうか。単純にパーテーションを切り直してCWMで書き戻しで済めばいいのですが、上記の手順を踏まないとVendorフォルダに納まっていたアプリの処理がうまくいきませんでした。

またTitanium Backupでファイルごとのバックアップを取ってあればCWMでのバックアップ書き戻し後にCWMでは戻すことができないこれらのファイルを一応戻すことができますが、なぜかVendor\appフォルダでなくSYSTEM\appフォルダに書き戻されてしまい、後からLink2SDでmicroSDへ転送できなくなってしまうんです。少しならまだいいのですが50個以上もあるだけにこれは痛いところ。まぁ空きはそれなりに減りますがTitanium書き戻しでも使えなくはないですよ。

あともっと簡単にLinuxのターミナルコマンドでadb pushなんちゃらとやる方法もありますが、自分的にはコマンドラインでの打ち込みが面倒なのでパスしました。

結果として55個のシステムアプリやプリインを含めて110個のアプリと付随データをmicroSDへ追いやって、画像のとおり347MBの空きユーザー領域を作ることができました。以前の空きは310MBほどでしたので、単純に380MBから420MBへパーテーション変更した40MBの領域増加分のほとんどを空きとして増やすことができて満足です。苦労はしましたが・・・(^_^;

一度上記の手順でうまくいけば、次にCWMでバックアップを取った後にそれを書き戻すと、なぜかVendorフォルダの中身も含めてなんの問題もなくノーエラーでリストアできます。

追記、Titanium Backupも最新のバージョンでarcのVendorフォルダに対応したとアナウンスされていますが、試したところ、復元時にSYSTEMフォルダに書き込まれてしまいうまくいきませんでした。ただしこれは復元バックアップファイルがバージョンアップ前のTitaniumで取ってあったせいかもしれません。

CPUは1.4GHzまでクロックアップしてありましたが、さらにガバナーチューンを施して画面はぬるぬるのサクサクであります。1Ghz定格のCPUですがなかなか根性の座ったやつで、その気になれば1.8GHzくらいまでは動きます。電池保ちを考えると1.4GHzくらいがウェルバランス。あと暫くはarcのままで戦えそうです。

ブートローダーアンロックしたarcを持つお暇な方はぜひトライして見て下さいね。
ちなみにお約束ですが本記事は私の環境下での実験です。本作業に伴って不具合が発生した場合の責任を負うものではありませんのでご了承下さいませ。

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