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2012年7月31日 (火)

書策新道解説 2

Kaisakugoya 書策新道のいま

けっこうシビアな状況です
  

  

  
先日歩いてきた書策(かいさく)新道ですが、昨年に比較してもかなり荒れてきているのがわかりました。ネット上でキーワード検索を掛けるとかなり多くのヒットがありますが、中には古い記事もあって、書策新道を快適な登山道だと紹介しているサイトもあったりします。すばらしいルートではありますが、はたして快適かというと疑問が残ります。この登山道は年を追うごとに険しくなっていますので、お出かけの際にはぜひ最新情報を参考にしてくださいね。
そんなわけで書策新道2012年7月末の状況です。

Kaisakukanban

Koyaato

前の記事では書策新道の戸沢側取付きを紹介しましたが、今回は旧書策小屋側から見てみましょう。塔ノ岳へ至る表尾根にある現在の書策小屋跡地は更地になっていて昔の面影もありません。小屋の横にあった書策新道の看板もすでに撤去されているので、ただの空き地にしか見えないのは寂しいところです。ここの奥から書策新道がスタートします。

Sawaannai

Hoshu_2

しばらく掘れた下りが続きます。このあたりはボランティアの方が流出防止の丸太を打ってくださっていますが、これがないと道は掘れるにまかせる感じになるでしょう。通行の際には整備をされている有志の方々への感謝の念を忘れてはいけません。

ロープを使ってセドノ沢へ降ります。ここから沢をしばらく下るのですが木から垂れている黄色い小さな表示が唯一の頼りになります。これは実に的確でありがたい。この沢から登山道へ戻るのがまた難解。昨年とは荒れ方が異なるのでガレた沢でのコース取りも慎重さが求められます。

Michi_1

Michi_2

Michi_3

Hashi

登山道へ戻ると変化のある景色が楽しいところ。でも・・・流されてしまったり崩れたままのポイントが多数あります。そんなところを越えるテクニカルなところが、ビギナーズスキルのわたくしなどにはたまらないんですけども、安全な登山道とはとても言えませんです。表尾根から戸沢に降りてくるルートは他に政次朗尾根がありますが、こちらは距離的には短いものの、単調で眺望もない杉林の尾根下りなのであまり楽しくないんですよね。
下りでの利用の場合、セドノ沢をかわした後は上の画像のように危なっかしいところは多いものの、ルートをロストするほど不明瞭なところはなかったです。

現在は廃道扱いの書策新道。決して万人にお勧めするわけではないですが、今後も様子を見て行きたいなと思っています。

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登山」カテゴリの記事

コメント

大倉のビジターセンタ-で聞いたところ、8月に2名ほど滑落により死亡したので、現在は通行禁止になっているとのことでした。 今日、10月13日に天神尾根下りの帰りに入り口のところを見たところ、書策新道入り口と堰堤の階段を上ったところに「キケン」と書かれた黄色のテープが張られていて、登山道は閉鎖されていました。

old-diverさん、初めまして。コメントありがとうございます。

書策新道で8月にお二人も亡くなられたとは知りませんでした。今年のことでしょうか。8月初旬にセドノ沢で道迷いの後に支流の滝から滑落した単独行の方が2日後にヘリ救助されたという記事は覚えていますが、それとは別に死亡事故があったとは情報不足でした。

今日天神尾根を降りられたのですね。天気も良くていい山行でしたでしょうね。書策新道取り付きの危険黄色テープは定期的に張られては切れてを繰り返しているようです。すでに書策新道は登山道の体をなしていないバリエーションルート扱いになるでしょうね。ここを行くなら自己責任はもちろんのことです。

ただ戸沢側の取り付きは源次郎尾根への入り口にもなるので、危険テープをくぐらなければならないケースもあろうかと思うんですよ。源次郎尾根も登山道ではないのでこれも自己責任完結の必要がありますね。

この辺を理解出来た人向けのルートかと思います。
情報ありがとうございました。

本日登りに使いました。

記事で書かれている状態は変わらずでしたが、小屋主の作り上げた粋で素晴らしい登山道には感嘆致しました。

東丹沢の登山ルートではピカイチかも?と思う程です。一日でも長
く残ってくれる事を願っています。

途中分岐からの木ノ又新道跡をトレースしたいので、また近々利用する予定です。

投稿者さん、初めまして。コメントありがとうございます。

そうですか、なかなか関心なされたご様子。荒れているのは仕方ないところですが、表尾根や大倉尾根に匹敵する眺望のあるルートだとは思います。天神尾根や政次朗尾根は眺望がないのでその差は大きく感じますよね。

木ノ又へ抜けるルートは背の低い小さな看板のあるところから別れるところですね。ボクもヒルがおとなしくなった頃に行ってみたいなと思っています。
あとキドノ沢から旧鉱山跡を覗いてみるのも楽しそうですね。

正しく理解した方々にとって書策新道はまだまだ魅力あるルートなのかなと思います。

すみません。 死亡事故ではなかったようです。 私が聞き間違えたかもしれません。 遭難及び道迷い事故みたいです。 

最近11/14の晴天の日にも下りましたが、ちょうど秦野警察や市の方達が危険箇所や道迷い箇所にテープやトラロープを張っていました。 ホソノノ尾根への分岐入り口のところもテープが張られました。 また戸沢の入り口の道標の書策新道の文字のところに目隠しテープも張られました。

old-diverさんでしょうか、コメントありがとうございます。

11月14日に行かれたのですね。こりゃ警察も行政も本格的に注意喚起しておかねばという感じでしょうか。確かに現在の書策新道は初めて行く初心のハイカーだったら道迷い必至みたいな状況ですからさもありなんですね。

ホソノ尾根の分岐は知っている人でなければルートには見えないところなのにテープなんて張ったら余計に目立ってしまいますね。

戸沢側の看板はやっぱり細工されましたか。旧書策小屋側の看板が早々に撤去されたのに戸沢側が残っているのは片手オチだなとは思っていました。これも所有権があるものですから勝手には撤去できないのかもしれませんね。

きょう17日は天気が良かったらホソノ尾根から表尾根、塔ノ岳を通って天神尾根から降りようなんて考えていましたが、天気も悪そうだったので止めました。
ヒルも落ち着いたでしょうから私も近いうちに様子を見に行ってみたいなと思います。

12/11 に行きました。セドノ沢は,人工物で酷すぎます。

下流(短冊・黄色テープ)では,沢を横断するテープ。上流(黄色ペットボトル)では,沢を横断するトラロープ(テープもあったかも)。その右岸にも,何メートルにも及ぶテープ。途中の支沢(左岸)にも,横断するテープ。

そして,沢沿いの登山道には,作業関係者らのピンクテープ,登山者によると思われるオレンジテープ(戸沢側の看板に張られたものと同じ)。

葉が落ちる,この季節に歩くと,いかにゴミの登山道になってしまったか理解できます。もう,静かなハイキングを楽しめる状態では無くなったと思います。

いろいろ,ヴォランティア管理を行ってきましたが,当局のものだけに取り外すわけにもいかず,また,沢を横断するテープを撤去するのも危険です。

書策新道は,大倉からのアクセスは悪いものの,表丹沢においては,人工物が少なく,バリエーションに富んだ登山道であり,静かなハイキングを提供してくれますが,現在,通行禁止になっていることもあり,いずれ廃道になるでしょう。私も,テープだらけの登山道をハイクする気分にはなれません。

Yoshioさん、コメントありがとうございます。
ちょっと出掛けておりましてレスポンスが遅れて申し訳ありません。

12月11日に行かれたのですね。私は16日の今日ですが戸沢から入ってみました。今回の目的はホソノ尾根だったのでセドノ沢までは行きませんでしたが、沢沿いはなにか大変なことになっているようですね。

確かにキドノ沢と書策新道がラップする部分は不明瞭と足場の悪さでここのところ事故が続いていたようで、行政も見過ごすわけにもいかなかったのでしょう。痛し痒しですね。

Yoshioさんはボランティアで書策新道の整備をされていたのですね。旧書策小屋近くの木杭を打った土留めがよく更新されてるので、どなたかがやって下さっているんだなと思ってはいました。黄色い短冊や案内も的確でいいアドバイスになっていました。ご苦労お察しいたします。

今日は書策新道からホソノ尾根、表尾根、塔ノ岳、大倉尾根より天神尾根を経由して戸沢に戻りました。塔ノ岳では富士山や南アルプスがきれいでしたが、やはり書策新道からの眺望は天神尾根や政次朗尾根などにはないすばらしさがありますよね。落葉の季節では見通しも良くなって良かったですし、おっしゃるとおり人と滅多には会わないので静かに歩けるのもいいです。今回ホソノ尾根とのセットでなかなか楽しいルートだなと再認識しました。

書策新道の今後はどうなるのかはわかりませんが、私も見守っていきたいと思いますです。

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