金峰山とキノコ
奥秩父に位置する金峰山 (標高2599 m) は3年前の今ぐらいの時期、1度訪れたことがありました。そのときはなにげに涼しくて快適だった印象が強く、あっつい時期はやっぱ涼しいお山でしょということで遅い夏休みを取って行ってみました。麓の標高1500mにある廻り目平にキャンプして早朝は12度くらいという気温。このくらいだと寝覚めはとってもさわやかですねぃ。
標高2000m以上に登れば紅葉も見られるかなとわくわく気分で踏み出しました。
記憶を元に荒れてきている登山道を進んでいきます。ちょうど山頂までの中間点にある看板・・・看板が違うでないかい? 私が記憶している看板にはベレー帽にキスリングを背負ってやさしく「ガンバッテネ」と語りかけるセクシーなおねいさんがいたのにぃ。あの当時、このガンバッテの言葉にどのくらいのパワーを授かったであろうか。そんなおねいさんがいなくなってしまって残念至極であります。
落胆しながらも金峰山直下にある金峰山小屋に到着。ここには以前には居なかった黒ラブのワンちゃんがいました。とってもひとなつこいワンちゃんですが、狭い登山道をとうせんぼするのでこのワンちゃんに気に入られないと金峰山に登頂することはできません。彼は職務として登山道を登ってくる全ての登山者へ目を光らせていますよぉ。
さくっと山頂へ、でもまたもや眺望は霧の中で期待していた富士山は望めませんでした。紅葉もぜんぜんって感じ。やはりお山も温暖化の様子です。有名な五丈岩がありました。当初はこれに登ってやんべと思っておりましたが岩登りのスキルが無きゃだめじゃんと直ぐに納得。眺めるだけにしておきました。
ここから大日岩を越えて縦走した後に砂洗川沿いに帰路へ付きます。
途中にキノコがいっぱいあるんですな。標高2000m以上の山深く湿ったところにはこの時期キノコの群生がところどころに見られます。中にはいかにもおいしそうなキノコやら見るからに毒キノコみたいやら色々あります。ここはひとつ食えそうなやつを摘んで帰ろうとコンビニ袋にたんまりと入れて持ち帰りました。
お家に帰って図鑑とつき合わせて確認します。選別の結果は・・・ひとつも食べられるものはありませんでしたぁ (^_^;
セイタカイグチはボリューム満点でしたが毒キノコに分類されるよう。キシメジは見た目いかにもおいしそうに見えますが、死者も出ている毒キノコ。むずかしいですねキノコ。もう少し選別眼を磨かないといけません。
二度目の金峰山登山は一部道迷いもありましたが楽しく登れました。期待していた紅葉と眺望はだめだったのでもっと涼しくなってからまた訪れたいなと思いますです。
« 永遠のアウドドアマン | トップページ | プロパガンダマンガ »
「登山」カテゴリの記事
- 箱根駒ヶ岳登山ちょっと神山(2024.11.12)
- 西沢渓谷の紅葉 2024(2024.10.27)
- 竜ヶ岳登山 山梨百名山21座目(2024.08.24)
- 日本百名山と新日本百名山(2024.08.17)
- 寸志で入れる雨飾高原露天風呂(2024.08.07)
2000m以上だと結構肌寒かったでしょうね。
廻り目平キャンプ場、ここ、いいですねえ。登山者の為のキャンプ場ですね。レジャーキャンプ場はどうしても足が向かないんですが、こういうキャンプ場なら利用したいです。今回北八ヶ岳の白駒の池を巡った時に有ったキャンプ場もテン場的でした。
秋の味覚「キノコ」。全滅でしたか。ハッキリ判断出来てよかったですよ。多分...なんて言って食してたら「ヤッパリ止めときゃ良かった、キノコ」なんてタイトルが出ちゃいますものね。最近は「キノコ女子」なるものが巷では生息しているらしいですよ。
やっと日中も30度を下回る日も出て来ました。アウトドア全開シーズンですね。
投稿: ノブ | 2012年9月22日 (土) 13時41分
ども、ノブさん、
涼を求めていったのですが、涼しさはいまひとつでした。でも熱帯夜の関東地方に比べて12度くらいですから寝るにはちょうど良かったです。
廻り目平はいいところですよ。なんたってコールマンテントが見あたらないのが良い。キャリフォルニアのヨセミテに似ているようですが、そんな日本離れした雰囲気も感じられます。
白駒池の幕営場もいいですよね。かなり昔ですがファミリーで白駒池に寄った時、ここはソロで来るところかなと思いましたね。あのスノコの上にテント張りたいですねぇ。
日本のキノコは図鑑を見る限り70%~80%は毒キノコなのではないでしょうか。選別はなかなか難しいです。腹痛くらいで済めばまだいいですが、お命頂戴キノコもあったりするのでやはり注意が必要です。
今週末くらいから少しずつ秋にシフトしてきているようですね。アウトドアに嬉しいのシーズンの到来です。
投稿: Fiby | 2012年9月22日 (土) 20時22分