足尾で鉱山跡探検
丹沢で鉱山跡を訪れた後、そういえば以前にメジャーな鉱山跡を見てきたことを思い出しました。
足尾銅山。わたらせ渓谷の上流にあり、私の世代では鉱毒による公害報道が印象に残っています。1973年に廃坑となったあと、銅山跡は観光資源へと形を替えて今でも存在していました。
坑道へ通ずるトロッコ軌道は観光用に転用されオープンな客車に乗って坑道内へと連れて行ってくれます。ここを訪れたのは夏の終わりでしたが、さすがに坑道内は涼しく、落盤防止の丸太組などまさに鉱山。上の画像のようにそこそこ深いところまで連れて行ってくれます。
坑道内には等身大のリアルな人形が各所に配置されていて、江戸時代から近代に至るまでの採掘の歴史を解説付きで知ることができます。これがなかなか面白い。ただし負の遺産である鉱毒の歴史は当然ながらあまり語られていませんでした。ユネスコの世界遺産登録まで目指すならば、そこへ踏み込んでこその歴史遺産だと思うのですがね。
足尾銅山の坑道総延長は1234Kmもあります。10m進むと行き止まりになってしまう丹沢大日鉱山跡とは大きな違いがありますが、とちらも閉塞空間の雰囲気ぷんぷん。棺桶風テントで慣れたせいか、こんな空間が好きなんですよね。
そんな閉所指向のあるわたくしではありました。
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