日本百名山10峰目 大菩薩嶺
台風一過でたぶんいい天気になるだろうと安易に予想して、未踏峰で住まいから一番近い日本百名山のひとつをターゲットにして登ってきました。お山は標高2,057 m 大菩薩嶺(だいぼさつれい)という山梨県にある拝みたくなるなるような名前のお山です。
紅葉シーズンの日曜日で駐車場の心配があるために前日入りしました。気温零度の上日川峠を午前6時に踏み出します。途中の大菩薩峠までは非常に歩きやすい林道風のルートでした。小川の流れが風景に溶け込んでいます。苔むした岩々の中から水の流れる音がボコボコと聞こえてきます。まるで大地の呼吸のよう。自然の息吹を感じます。
木々の間から富士山が顔をのぞかせていました。思ったとおりの見通しです。これは尾根へ上がると期待ができそう。1時間ほどの歩行で大菩薩峠の尾根へ。すばらしい景観に絶句しました。この尾根は大菩薩嶺までに至るまでの間、ずっと富士山を眺めさせてくれます。
ともかくこれでもかと言うほど尾根歩きでは富士山が迫ってきます。富士山フリークにはこたえられません。先日冠雪した富士の雪帽子もすっかり無くなっています。でも冬の装いになるのももうすぐでしょうね。
稜線を駆け上がってくるメス鹿がいました。前日の夜もたくさんの鹿と遭遇しましたがこの近辺も鹿の個体数は濃いようです。
目つきの悪いカケスをきれいに捕らえることができました。滑空するときエメラルドグリーンの風切羽がとても映える鳥です。神経質な鳥でなかなか人の近くには寄ってこないため今回はとてもラッキーでした。
日本百名山と山梨百名山に名を連ねる大菩薩嶺山頂です。なんにも眺望の無い山頂で写真一枚取ったらさっさと下山してしまいました。下山途中で福ちゃん荘という小屋で皇太子様と雅子様のお名前を発見。なんとまたもやわたくしはプリンスルートを歩いてしまったのですね。どうりで気品あふれる登山道であったわけです。
紅葉もまだ走りでしたが気持ちの良い山歩きでした。ここは時期的にもう少し過ぎると紅葉も本格的になっていいかもしれません。カミサンでも連れてまた訪れたいですね。
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