丹沢山と崖くずれ 2014年4月
やっとへたれハイカーでもあまり気負わずに山登りができる季節になってきました。今月末は富士山頂未踏月の4月をなんとかするべく登る予定なので、足の具合の確認も兼ねていたりします。標高差1000m、往復12Kmというまぁトレーニングにはいい山登りです。
いつもは塩水橋を踏出しとして堂平から北斜面を登り、天王寺尾根出会いを経由して山頂へ向かい、帰り道で天王寺尾根を使うというパターンでした。今回はいつもと一緒ではつまらないので逆にたどってみましょう。
本谷川林道を気持ちよく歩いていると、なにやら遠目に土砂が道路に流れ込んでいるのが見えた。近づいてみると・・・けっこうな崩落状況。よじ登るにも崩れると怖い。本谷川へ降りて巻こうにも雪解けで増水した沢へ入らなければならない。結局乗り越えてしまいました (^^;
雪解けのこの時期はこんなところも多いです。私の後を真似しておじさんが続いてきましたが非常に危険な状況であることは違いないです。足元が崩れたらそのまま沢底へ一直線となる。GPSデータによると塩水橋踏出しからは1.6Kmの地点。戻った方が無難だったかもしれません。
天王子尾根へ入り、延々と単調な尾根登りが続きます。5.4Kmで堂平から登ってくるルートと合流します。そこには通行止めの看板がっ。なんと私が歩いてきたルートは通行止め扱いになっていたのでした。まぁ当然といえば当然。でもそれならば崩落地手前も通せんぼしておいてほしいなぁ。
ここからはさくっと1561mの山頂へ。晴れれば見える富士山は雲の中。なんと山頂は雪がはらはらと舞っておりました。ちょうど低気圧を伴った前線の通過があって寒気が流れ込んでいたせいでしょうね。でも風がさほどでもないのが幸いです。寒い時はお決まりのカップラーメン。見れば周囲のハイカーも皆お湯を沸かしてカップラーメンを食べているんですよね。まぁ考えることは一緒のようで・・・(^^;
暖かいラーメンで腹ごしらえができたら天気も良くないのでさっさと下山します。通行止めの看板のある天王子尾根出会いを素直に堂平方向へ折れて雪の北斜面を下降していきます。雪も緩んでいるのでアイゼンはもう必要ありませんね。
塩水林道はところどころで雪の塊が覆っていますが、これは林道に面した枯れ沢から雪崩れて林道へ流れ込んだ雪です。雪の厚みがあるのでなかなか解けないんですよね。昨年の3月の登山時には堂平北斜面の雪はもっとあったのに、こんな風に林道に雪が流れ込んでいるということは無かったです。つまりそれだけ今年は丹沢の雪が多かったということですな。
久々の本格的な山登りでけっこう足にきました。富士山の標高差1700mの雪中登攀に向けてまだまだ調子を上げていかなければならない感じ。しっかり鍛えていきたいなと思います。
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コメント
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土曜日でしょうかね登られたのは。
結構人出が有ったのではないですか?麓町は花見で賑わっていましたよ。
下から見て想像するよりも、やはり山には雪が結構有る物ですね。崩落は或る意味で「ワクワク」する私です。無事な帰宅でよかったです。
山頂のお昼時の景色。皆やる事がおなじ。メニューも同じ。でも、Fibyさんは「カップスター しょうゆ」ってのが多分皆さんとは違った筈。渋いチョイスですねえ。
アクティブなFibyさんでも足に来ちゃうのですか?じゃあ私なら寝たきりだな^^;
投稿: ノブ | 2014年4月 7日 (月) 18時56分
ども、ノブさん、
おっしゃるとおり土曜日に登りました。朝方雨、踏出したら晴れ、その後曇って山頂至近では雪と猫の目のように天気も変わりました。麓では桜が見頃でしたね。1500mの山はまだ冬でした。
崩落道路はけっこうやばかったです。ともかく傾斜がきついので足を滑らせたら一直線ですからね。足場を確認しながら慎重に超えました。崖崩れもそうですが雪解け後の林道はほんとに荒れています。一般車は入れない林道なので車が通れるようになるまでは時間が掛かりそうですね。
丹沢山の山頂は面白かったです。ここでもかしこでもガスバーナーでごぉ~っとお湯を沸かしてカップ麺に入れて食べてる。縦走などではゴミの関係で袋ラーメンが主体なのですが、日帰り登山ではやっぱりお手軽カップ麺になっちゃいますね。
カップスターはカミサンがバーゲンで安く買ってきてあったのを拝借してきました。以前は1分で出来る的なやつを食べてましたが、これって気圧が低くて沸点が低い山では1分じゃ出来ないんですよね。
山でのカップ麺は値段で選んじゃだめですね。具がいっぱい入っているタイプの方がリッチな気分にさせてくれます。
両のふくらはぎが今でも痛いです。キャンプ場を作ってしまうノブさんのパワーには到底及びませんが、歩くくらいはしっかりと歩きたいなと思いますです。
投稿: Fiby | 2014年4月 7日 (月) 20時46分