蓼科山の360度眺望
ほんとは5月17日の土曜日に富士山に登る予定でした。でも天気は良いものの荒れ模様。精進湖から撮った上の画像のように傘雲が掛かっていて、山頂を凝視すると傘雲が猛烈な勢いで回転しているのが見てとれます。こんな日の富士山は麓で見ているに限りますな。そんなわけでちょっと遠出して長野県は蓼科山(たてしなやま)へ登ってみることにしました。早朝に標高1900mの七合目に到着、蓼科神社の鳥居をくぐって踏出します。
そこそこ高いところまで車で来られるのでありがたい。画像に写っている方を途中で追い抜いたのですが、ぴったり後に付いてくるのでけっこうペースが上がりました。こちらの登山道は北斜面であるが故に標高2000mを超えると雪道に変化するのでアイゼン装着。山頂直下にある雪の急斜面はなかなか面白かったです。
いいペースで登ったので2時間掛からずに標高2530mの山頂に到着。すでに森林限界を超えているため岩ゴロゴロのここはうわさにたがわぬ360度の絶景です。
八ヶ岳はもちろん、南アルプス、中央アルプス、北アルプスの全てが見渡せます。日本アルプス全部をいっぺんに見渡したのは今回が初めてのこと。こんな時に山やってて良かったなぁとしみじみと感じますね。
日頃お世話になっているスキー場がはるか眼下に見えます。車山の山頂で標高2000mくらいですので500mの標高差でこれだけ違うのかと驚きます。いつもは白い景色ばかりですが、グリーンシーズンはこんなふうに見えるのですね。
今回は秘密グッズを試しました。100均で買い求めた子供用の上履き入れなのですが、これを縦走用のアイゼン入れに使います。
この時期の縦走ではアイゼンの履いたり脱いだりがけっこうあります。横着するとえらいめに会うことがあるので、ここはまめに対応しなければなりません。でも外したアイゼンをザックに入れてまた出してっていうのはどうもかったるい。そこで仮の袋に入れて腰からぶら下げたらよかんべと思った次第。
これがなかなか具合良い。厚手のビニール製の袋はアイゼンの爪でも安心だし、必要に応じて出し入れが簡単に出来る。腰からぶら下げておけば邪魔にもならない。
山用品はなにかとお高いが、私は命に直接係わらない部分は100均グッズやガテン系グッズをけっこう多用しております。ボンビーが故ですけどもね。
中央アルプス(多分木曽駒)を見て、まだ登っていないことに気が付きました。中央アルプス登って日本アルプス全踏破(各アルプスひと山づつ)を目指したいですねぇ。
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