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2014年8月10日 (日)

金時山と西丹沢

Kintoki1今回は金時山へご案内

お手軽ないいお山なんですよ
  

  
  
神奈川県は西部に位置する金時山は金太郎の故郷として有名なお山です。1200 mちょっとの標高はお手軽な中にも登りごたえがあり人気のお山です。
職場の同僚から日にち指定で案内を頼まれていたので、台風の進路を検討しながら8月9日に登ってきました。
 
実は山頂までは踏出しから1時間ちょっとくらい有れば着いてしまうんです。最後の数百メートルを13個の梯子で登る標高差は少ししびれますが、それ以外は問題のないコースです。

Kintoki2_4

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Yuri_3

さくっと山頂に着くも深い霧で眺望は望めず、富士山。箱根、芦ノ湖、大涌谷と絶景の風景もおあずけ。代わりにうら若き乙女たちがいっぱいいます。聞けばインターハイ(全国高等学校総合体育大会)の登山競技 に参加している選手たちだとのこと。

競技としては第六回目にあたる今年はなんと金時山がコースに当てられていたのでした。皆さん4人一組になっていますので団体競技なのですね。
 
インターハイの登山競技だなんて面白そうなので帰ってきてから調べてみました。女子の部ではチームの最低重量が45 Kg、これは競技終了時にチームで背負っていなければならない重さなので食料その他消耗品を含めればひとり頭20 Kg弱を担いでいないとけない計算になります。女子とは言え皆大きなザックを背負っていますね。
 
もちろん競技ですので審査基準は多岐にわたり、歩行技術、装備、設営・撤収、炊事、気象判断、読図、計画・記録、救急、マナーとすべてにおいて採点されます。GPSを持っていながら登山道を間違えているわたくしなどは即座に予選落ってくらい厳しそうです (^^;
彼女たちは世に言う山ガールなどというライト感覚の登山者とは異なり、山男の対極に位置する山女予備軍って感じです。大人になったら安全登山の普及啓蒙にぜひ一役買っていただきたいものですね。
サービスカットで女性にちなんだ金時山のヤマユリを。
 
金時山は天気が良くないのでさっさと降りてしまって二時間半にて登山が終わってしまった。雨の降り出しまではもうちょっと時間が有りそうだったので西丹沢へ回ってみました。西丹沢自然教室に車を置いて西沢を沢沿いに遡上し、下棚という名の滝まで案内してみました。ヒルが心配ですがやられたらその時はそのときということで・・・

Shimodana1

Shimodana2

Shimodana3

上棚の滝に比べるとやや小ぶりですがいい感じの滝です。まさに奥丹沢っていう雰囲気がすばらしい。人の手が入っていない自然はナチュラルに人の感性へ飛び込んできますね。同行の同僚も感心していました。
 
さて自然に親しむ手段として相変わらずの人気なのがオートキャンプ。我が家も子供が小さい頃はよく行きました。家にいる快適さを屋外へ持ち出そうという方向性は家族で楽しむレジャーとしては決して誤っているとは思いません。
私たちが車を置いた西丹沢自然教室のすぐ横には、1週間前に親子3人がキャンプ場内で流されたという痛ましい事故があったオートキャンプ場が隣接してあります。あれだけの大事故を起こしていても営業は継続しているようで、事故を知っているのか知らないのかお客さんがちらほらと入っておりました。

Wellcamp

事故があったキャンプサイトと車が流されてしまった渡河箇所を隣接する県道から見てみました。中州は石積・植林までしてそれっぽく作ってあります。このキャンプ場の多くの所業は広く報道されていますのでわたくしごとき素人が申し上げることはありません。ただ丹沢の自然に親しむものとしては今回の事故も、キャンプ場の運営会社が過去丹沢の自然に対して行ってきたことも残念でなりません。
許可制で無いキャンプ場経営に行政監督権が及ばないのならば、せめて利用者はこのキャンプ場を利用するしないの判断をする時点で倫理観を働かせることは必要なのではないのかなと感じますね。
 
複雑な思いを胸に雨の降り始めた西丹沢を後にしたのでありました。
  

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