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2015年4月11日 (土)

青春時代の過ごし方 (京都橘高校編)

Up_3_2目標は時として
  
意外な力をくれます
  

   
   

プロアマを問わず、スポーツの世界では趣味や遊びで行う以外は順位と評価が常に付いて回ります。人間の身体能力がどんどん進化しているわけでもないのに、アスリート達の記録が毎年塗り替えられていくのも日々の切磋琢磨はもちろんのこと、勝負事に対する執着の結果なのでしょう。
そこに山があるから登るのだというのはイギリスの登山家マロリー卿の有名な言葉。超えるべき記録があるから超えようとする。人にとって目標がいかに大切なものであるかということがわかります。

最近のお気に入りである京都橘高校吹奏楽部ですが2014年は大活躍をされたようです。ほぼ毎月イベント演奏、ステージ演奏をこなし、演目がそれぞれ違うのだから練習も大変だったことでしょう。人気の高さが知れます。

2014年度は118人の部員数を擁し、3年生が60人、二年生が30人、残りが1年生っていう構成だったそうです。この練度の高い3年生がまたすばらしく、各パートとも皆上手でしたが中でも、トランペットとサックスの子達はさらに痺れる演奏を披露してくれました。

京都大会、関西大会、全国大会と続くこのコンテストに出場したのは、2013年に改正された全日本吹奏楽連盟マーチングコンテスト規定に従って全部員から選抜された81名、残りの37名はかわいそうに応援や裏方かぁと思いきや・・・京都大会ではフリーの部なんてのがあって、この37名は全国大会まで登り詰めた81名とは別のチームを組んで京都大会に出場していたのでした。

なんとこの地方大会には京都橘が2チーム出ている。(名門京都すばる高校などもそうでした)それにも増して、全部員がコンテストという輝かしい場に出場できるようにという配慮はすばらしい。

マーチングコンテストは吹連が定めた規定により、全国大会まで行くにはこの規定に従った演奏演技が当然必須となる。フリーとは上位の大会へは行けないけれど、6分間という演技時間以外に規定が適応されないというなかなか粋な部門だったりするんですね。フィギュアスケートで言うエキジビジョンみたいなものですかね。でもエキジビジョンは評価が付きませんが、これは金・銀・銅と評価される。やはり競技と言うべきものでしょう。

さてこの規定 ってのがくせ者で、「過度の演出や華美な服装を求めていません」などと余計なことが書いてある。2007年にパレコン部門とフェスティバル部門を統合した際に加わったポリシーですが、いかにも理解しにくい文言。おかげで全国大会ではきれいなユニフォームを着る団体と体操服風ジャージを着る団体が混在してビジュアル的にはとってもアンバランスに見える。

しかも2012年から危険防止と称してバトンのトスやフラッグの放り投げを禁止しているのです。確かに2011年までは各校のドラムメジャーがぽんぽんとバトンを豪快にトスしていてかっこ良かったし、京都橘はSing Sing Singの決めポーズの直前にカラーガード隊が高々と放り投げる トールフラッグが震えがくるくらいに印象深かった。でもそれももうコンテストでは見られないんです、残念。

そんなわけでフリーであります。YouTubeから動画を貼らせていただきました。これは規定の部に出場した選抜チームとは別に登場した1・2年生主体のフリーの部の演技です。HD画像以上にして全画面表示で見るとそのフレッシュさがよく分かります。Youtubeにアップしてくれた方に感謝。

一軍の演奏 と比較してはいけません。ユニフォーム姿も初々しいこの子達が今年2015年の京都橘高校吹奏楽部を背負って立つのです。このフリーの部の動画が撮られた京都府大会は昨年の9月のことですから、今ではさらに腕に磨きを掛けていることでしょう。

37人の小編成ではありますが、一生懸命演ずる姿はとってもすがすがしい。表現したい気持ちはとっても強く伝わってきます。音楽はうまい下手だけで論じるものじゃない。ほんとにそう思わせてくれるくらい真剣さが伝わる演奏です。

私も真似ごとをしてみて分かったのですが、跳んだりはねたりしながらTpの小さなマウスピースで正確に吹く難しさはほんと並では無いです。まぁそれをさらっとやってしまう先輩達はさらにすごいのですが・・・

編成上低音を受け持つスーザフォンはひとりっきりでごまかしが効かない状況ですが、しっかりと音が出ています。大柄でいかにもチューバ/スーザ向きに見える彼女も立派です。

演目は違えど既定の部に出場の先輩たちと動きの激しさはそう変わりません。つまり難易度は先輩達と大差ないということ。でも連盟規定に縛られずのびのび演技している姿はいいですね。
時間にして5:00頃に登場するカラーガードの女の子が絡まっちゃった旗をなんとかほどこうと旗をゆらゆらさせている姿がけなげです。その後フラッグを気持ちよく投げていますね。行進も1周することもなくマークタイムの足踏みも無い。これも小うるさい規定が適用されないフリーの部ならではの見どころです。

競技に勝敗は付きものです。そのための努力はたぶん彼らは人一倍こなしていることでしょう。青春時代のなかでも一番輝くときに平日毎日3時間、休日はほぼ全部、夏休みは合宿といったように吹奏楽とダンスにそれを捧げ、そして目標に向かって突き進む。軟派な高校時代を過ごした自分が恥ずかしい・・・

2014年度吹奏楽部118人の中核をなしていた3年生60人はすでに卒業し、新3年生、新2年生に今年は託されました。新1年生と共に今年も目標目指して突き進み、ぜひ悔いの無い青春時代の1ページを描いてもらいたいものです。

私もそのページをのぞきに行きたいところですが、イベントや発表会を観るにも神奈川の地から京都は果てしなくとほい。なんとかならんもんかなぁ・・・

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コメント

一生懸命に頑張る子供達の姿は本当に良いですね。
家の下の娘も中学、高校と吹奏楽部に居ましたが、この動画の曲でおなじみのスイングガールの映画を見てからです(笑)
旗、なんであんなに絡まっちゃたんでしょうね?
笑顔のお辞儀も清々しくて感動しました。
打楽器などでチームを支えてる体育館の奥で目立たない場所に居る子供達も、私の眼にはキラキラ光って見えました。

京都・・・
遠いですね~でも見に行かなきゃ(笑)

ども、花の五六八さん、

> 一生懸命に頑張る子供達の姿は本当に良いですね。

師匠と価値観が共有できて嬉しいです。彼女たちのような一生懸命な姿はほんとにほほえましいですよね。

我が家でもスイングガールズのDVDはお誕生日のプレゼントで娘に買ってあげましたよ。今でもたまに見ているのは父ちゃんの方ですが・・・(^^;)
上野樹里のテナーサックスはなかなか上手でしたよね。

> 笑顔のお辞儀も清々しくて感動しました。

束になったトランペットパートのおじぎをする彼女らのなんと初々しい事よ。これからは彼女らが部の中心になるんですよね。きっと今年はきれいにトランペットを吹き上げてくれることでしょう。

これは4K動画なので、クオリティを上げて全画面で見るとにこやかな笑顔もよくわかりますよね。
フルートを吹く小さい子には気がつきましたか?みんなでひとかたまりになるシーンでは唯一埋まっちゃってますが、この子の笑顔がボクは一番だと感じました。彼女も立派に名門京都橘を演じています。
昨年4月のパレード動画にいるのを見つけたので彼女は今年の新三年生だと思います。活躍に期待しています。

> 遠いですね~でも見に行かなきゃ(笑)

背中を押していただきありがとうございます。少しずつその気になってきたりして・・・

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