第26回神奈川県マーチングコンテスト
8月30日に小田原アリーナにて2015年の神奈川県マーチングコンテストが開催された。これは神奈川県吹奏楽連盟(吹連)の公式コンテスト。東関東大会への予選会であり、全国大会へと続く登竜門でもある。規定の沿っての演技が求められるA部門で12校(中学8校、高校4校)、6分間の演技時間以外はなんでもありのB部門で8校(中学5校、高校3校)が東関東大会の出場枠を目指して熱く燃える。子供たちのはつらつとした姿を見るだけでも元気を貰えます。
ちなみに上の画像にある小学校バンドフェスティバルはエントリーが無く開催されませんでした。去年も1校だけだったそうなので来年はどうなるんでしょうねぇ。
本県では吹連マーチングの立ち位置が微妙な感じがする。高校で言うと湘南台高校、鎌倉女子大付属、関東学院などマーチング有力校は別リーグである日本マーチングバンド協会(M協)が主催する大会へと流れてしまうという事情もある。
もちろんマーチング校はそこだけではない。熱いパワーに期待して車を小田原へと走らせたのでありました。
結果は出場全20校のうち金賞が12校で10校が東関東大会へ出場する。県大会とはいえハイレベルな戦いだったのだと思います。
どの学校も皆すばらしかったけどいくつか感想を・・・
相模原市立清新中学校
出演順1番のくじを引いたのがこの学校。一番最初って音も響かないしなかなかやりにくかったとは思います。でも一生懸命演じる姿はとっても晴れがましい。驚いたのは締めの曲にSingSingSingを持ってきたってこと。本家のおねいさん達 でも苦労するというあの難しいステップを懸命に演じる姿にもう感激。踊りながらのTpハイトーンなどは出せないけれど、決めポーズまで京都橘インスパイアの演技はとってもかわいらしかった。結果は銅賞だったけどおち"さんは金賞をあげちゃうぞ。
今回の出場校のうちカラーガードを連れてきた唯一の学校。その数12名もいる。カラーガードの子たちはバトン部だそうで、M協の大会でも実績がありうまく演奏とシンクロしておりました。バッテリーの動きが統率が取れていましたね。ピット楽器もてんこ盛で、何でもありのB部門の中でも一番派手な演出でした。同校は大会スポンサーの朝日新聞社賞を貰っていましたね。
ちなみに全日本吹奏楽連盟規定 ではフラッグのカラーガードはOKだけど本県のローカルルール では禁手となる。ガードを付けたい学校は自動的にB部門となってしまう。この辺の理由はよくわかりませんが、なんだかちぐはぐな感じがしますね。
小田原市立酒匂中学校
地元校なので声援がものすごかった。ミントグリーンのユニフォームも素敵。本大会唯一のミニスカユニフォームのドラムメジャー演ずるバトンワークがなかなかでした。
蛇足ですが演技が終わっての表彰式でのこと。出演者がすべて揃ってお座りした後、運営側の不手際で表彰式の開始が20分ほど遅れてしまった。ミニスカドラメの彼女は列の先頭に位置するために体育座りができないので正座を強いられていたんですよね。体育館の板の間に30分以上も正座を強いられていて、見ていてほんとうにかわいそうだった。
こら、運営!しっかりしなさいよ と偉そうに言ってみる。
やはり本命はここでした。今年のシンバル隊はあまり派手な演出はしませんでしたがバンドにいいスパイスとなっていました。TOKAIの人文字は字数が多くコンテ上では斜めに配置しているのでポイントが難しかったと思います。80人フル構成の音圧は県立小田原総合ビジネス高等学校の方が若干優っている感じもしましたが、アタックは寸分の狂い無く揃っていました。この点はさすが。順当に朝日新聞社賞を貰っていましたよ。
技術の優劣を点数化してランクをつけるのがコンテスト。でもどこの学校の子たちも自らの持てる力を目一杯発揮したのだという満足感があったかと思います。金と銅の差なんて紙一重。今どれだけ上手にできたかではなく、前よりどれだけ上手になったかを個人で評価してみてほしい。みんなゴールド金賞ですよ~
出演のみなさんありがとう。やっぱりいいわマーチング。また見に行きますぜぇ。
2016年 第27回も観てきました。様子はこのページ を参照して下さい。
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