鍋割山登山 2015 娘付き
最近家族とは行っていなかった山登りですが、珍しいことに我が娘が付き合うということなので山ガールも集まるメジャーなお山鍋割山へ案内することにしました。朝6時、県民の森に車を置いて踏み出します。
まぁ父ちゃんに付き合ってもらうのだから山頂名物の鍋焼きうどんくらいはおごってやろう。
フィールドアスレチックスが好きだという彼女の趣味に合わせて、天然のアスレチックスを味合わせてあげましょう。まずは途中登山道を離れてミズヒの滝へ案内する。ここはすでに分岐箇所の案内看板も外されていて今では自己責任ルートになったようですね。
倒木で荒れたルートをたどると滝の直前に5m程の直壁の登りがある。私が先に登って彼女を引っ張り上げる。120cmのスリングを体に巻かせてポリロープとカラビナでよっこらしょ。足場を確認しながら一歩一歩登らせる。やはりロープ支持があるってのは登りも下りも安心なようですね。
ミズヒの滝は相変わらずの水量で見応えがあります。苦労をして登ってきた者だけが味わえる瞬間です。
登山道に戻り鍋割り山荘へ届けるお水である2リッターペットボトル1本を持って歩きます。木漏れ日の登山道はなかなかすがすがしい。途中富士山が見えました。2週間前に富士山へ登った ときより雪帽子の面積が増えているようです。季節はどんどんと進んでいるのですね。
午前10時にはさくっと山頂へ到着。富士山はかろうじて見えていましたが10分もしないうちに画像左側から迫ってきた雲に隠れてしまい、その後二度と姿を見せませんでした。やっぱり山の眺望は10時までっていう伝説は有効です。
鍋割山荘へ麓から持ち上げたペットボトルのお水を届けようとして驚きました。以前はペットボトルの置き場が小屋の中にあったので持って行くと小屋主の草野さんからお礼の一言くらいは貰えたものですが、持ってきた水は小屋の外に置いたポリタンクへ入れておけという。
う~ん、これってどうなのって考えるのはへそ曲がりな私だけでしょうか。もちろん気持ちでやっていることですので代償を求めているわけでもなんでもありません。歩荷と呼ぶほど立派なものでもなし。美味しい鍋焼きうどんを提供してくれるのだから、せめて自分のうどんつゆ分の水くらいは持っていこうという程度のささやかな善意です。でも持ってきたらそこへ入れておいてねとポリタンクへの詰め替えまでやらせて、用が済んだらそこへボトルは置いてきなよと書かれた通りに仕事を完結するってなんだか味気ない。
重ねて申し上げますがけっして代価を求めているわけではないんです。気持ちの問題なんですよね。
まぁめんどくさい話はいいや。娘と一緒に鍋焼きうどんを頂戴します。標高1272mの山頂は気温一桁台でしたが、お鍋も熱々の鍋焼きは最後まで冷めないのですよ。富士山頂で作ったカップラーメンより10倍くらいうまい。ここへ来たらやっぱり鍋焼きうどんですねぃ。
そういえば娘と本格的な山登りって初めての経験だった。楽しんでもらえましたかな。機会があったらまた付き合ってちょうだいね。
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コメント
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娘さんと・・・
以前の記事の吹奏楽の娘さんでしょうか?
雰囲気の伝わる良い写真です。
家の娘は自分が困った時しか話しかけません(笑)
投稿: 花の五六八 | 2015年11月 5日 (木) 00時38分
花の五六八さん、
そうです吹奏楽の娘です。私のトランペット練習の師匠でもあります。
大先輩からコメントをいただき恐縮です。コンデジでの撮影ですので限界はありますが、構図くらいは少々考えながらシャッターボタンを押しております。
> 家の娘は自分が困った時しか話しかけません(笑)
我が家も似たようなものです。逆に私の方から色々と話し掛けて教わっています。自分で分からない事を教わるときには我が子と言えどもそれは先生です。たまには授業料みたいなものも必要になる事もありますが・・・(^ω^)
花の五六八さんも下の娘さんとはよくお出掛けされているようですが、いくつになっても娘とお出掛けできるのって、少しばかり嬉しいものがあるかもしれませんね。
投稿: Fiby | 2015年11月 5日 (木) 19時43分
なんとまあ、正直申しまして、俄然読む気になりました、今回は。いえ、も。^^
お嬢さんがお出ましという事で一気に華やいだような気がしますね。
でもいいなあ〜、お嬢さんと一緒に山登り。しかも強制ではなく「私を山へ連れてって‼︎♡」てんだから。何をさて置いても行きますよね。
しかし、マニアックな何時のコースですねえ。皆んながルンルン気分で(古い^^)登れれるハイキングコースではなく、これぞ山!って感じで、お嬢さんも満足だったでしょう。「さすがパパ!」ってね。
担ぎ上げた水がその様な扱いに。まあ対応が大変で、もしかしたら「見返り」を要求する輩対策かもしれませんね。
Fibyさんが見た10時頃。私は山梨側から富士山見てました。然程雲は見えなかったのですが、影に出てたんでしょうね。
今回は山頂バナナは無かったのかな?それとも、山頂マウスピースの演奏会とか?^^
投稿: ノブ | 2015年11月 5日 (木) 19時53分
ノブさん、
私を山に連れてってと言われたのではなくて、私の山行に付き合ってとボクの方からお願いしたみたいな感じです。なので経費全部父ちゃん持ちなのはもちろんです。
ノブさんもご存じの通り鍋割山って山ガ率がすんごく高いんですよ。ざっと見たところ5割くらいは女性って感じでした。ミズヒの滝へ至る道筋はそれなりにハードでしたね。そんなお山なので彼女も満足したようです。
お水の担ぎ上げについてはほんのちょっと残念な気がしました。まぁあまり四の五の言っちゃぁいけないことなのかもしれませんがね。
山梨側からの富士山はもっと雪帽子がはっきりしていたのではないですか?割鍋山は1200m位しか無いので霧や雲の影響を受けやすく感じます。所変わればなんとやらで富士山も360度で違う顔を持っているのでしょうね。
今回はバナナ無し、マウスピース無しです。娘とマウスピースをぷっぷか吹きながら登山したら熊鈴並の賑やかさになるかも。次回のネタに考えます。
投稿: Fiby | 2015年11月 5日 (木) 23時06分