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2015年11月25日 (水)

第28回全日本マーチングコンテスト(高校の部) 2015 その2

Holeさすがにでかい大阪城ホール

いやがうえにも期待が高まります
   

 

  
ホール内部は緑色のフロアがほんとにきれい。ここへは初めて来たのだけれどこのフロアを見るだけでも気持ちが高まる。出演者の皆さんはもっとこみ上げるものがあるのでしょうね。

Inside

手に入れた指定席はあまりいい席とは言えなかったけれど一応斜め正面側。実はこの位置から観ると列の揃い具合がとても良くわかる。また外周1周の時、コーナーでの90度ターンが各団体工夫を凝らしている様も見えて、その意味ではさほど悪くはない。まぁ武道館あたりで米粒みたいにしか見えないソロアーティストのコンサートを見るよりは全然ましです。

最初に申し上げます。ほんとにどのバンドも皆すばらしかった。やはり皆さん全国から勝ち抜いてきているだけあります。演奏はトウシロがどうこう言える隙もない程のハイレベル。私で分かったのはクラリネットを何度か外しているバンドがひとつ気になったくらい。コンテから外れてしまうような例もまた皆無でした。ただドラムメジャーがメジャーバトンを落としたり、クラリネット奏者が楽器を落としてしまったりという小さなアクシデントはありました。クラはけっこう派手に落としていたので木管は大丈夫だったかな・・・

難易度や芸術性で差が付いてくるって感じ。6分間 X 25団体最後まで飽きることなく楽しめました。
全国大会の前段である東関東大会では、千葉県常連3バンドの厚い壁に阻まれ、そこに我らが神奈川県勢 が割り込むことが出来なかったのはまったく残念でしたが、それも納得できてしまうほどの全国大会のレベルの高さをひしひしと感じてしまいましたよ。

Ft

全日本吹奏楽連盟(吹連)のマーチングは日本マーチングバンド協会(M協)の主催するそれとは違って、その歴史的背景からマーチングユニフォームを着る団体と体操服風ジャージを着る団体があからさまに分かれている。理由を知らないとなんで?って思うかもしれませんね。
また東関東地区の規定ローカルルールではフラッグのカラーガードはアウトなのに他地区ではOKで、全国大会にも多くのバンドがガード付でやってくるという不条理の理由はまだ私自身理解ができておりません。

まぁそんな小理屈はどうでもいい。すばらしい演奏と元気いっぱいの演技が重なるマーチングは、観るものに感動を与える総合芸術と言うにふさわしい。今回その頂点とも言うべき全国大会を観る機会を得られたのも幸せと思わなければなりませんね。

私も審査員の気分になってひと演技が終わるたびに金・銀・銅と付けてみました。誰が見ても金賞だろうがというバンドはやっぱり存在しますが、銀と銅の差ってほんとにわかりません。さすが審査員の先生方は凡人とは違う目線を持っておられます。
以下印象をすこし・・・

王者の貫録

Tb1_2

を見せていたのは市立柏高、精華女子高、淀川工科高などの常勝校、これらのバンドは誰もが文句なく上手だと感じることでしょうね。精華や柏などは横に並ぶと80人しかいないのに100人以上が並んでいるような存在感がある。ベルアップして迫ってくる時の ff の音圧が高いせいでしょうね。
演目は以前のコンテを基調に変化を加えるって感じかな。それゆえの目新しさは薄くとも安定感が半端ない。以前と似たような演目を行うにしても毎年三分の一のメンバーが入れ替わってしまうのだから指導する先生方も大変だと思います。どこのバンドも同じでしょうが技量の維持って並大抵のことでは無いのでしょうね。

カラーガードの存在

で際立っていたのが東京農大二高、伊奈学園総合高、京都橘高。東京農大二なんてガードの衣装から二本持ちのフラッグまでまんまM協風でした。ほんの少し保守的な自分は若干引いてしまいましたが、ガードが派手なだけでなく列は正確、ピッコロトランペットのソロ演奏もとても上手で金賞を貰っていましたよ。さすがです。
ちなみに同校は本年12月に別リーグであるM協の全国大会にも出場する。そこでも金賞を取ったならばレギュレーションの違う両リーグを制覇という快挙となりますね。
京都橘のガードは派手さは無いけど、演目にシンクロしたチアガール感が独特。やはりその存在はバンドのスパイス以上に大きいいものがあると見ました。

そもそも審査員は、「演奏(技術)」「演奏(表現)」「行進の美しさ」「音と動きの調和」を点数化して配点します。公平を期すため特にカラーガードについては特別な配点はしないことになっているそうですが、今大会の高校生以上の部においてはカラーガードを付けた全てのバンドは金賞を受賞・・・
特段のバイアスは掛かっていないのだと信じたいです。

障害を持つ部員

Pet

もしっかりとメンバーに加えて全国大会という輝く舞台に一緒に来ていたバンドが2校ありました。北海道遠軽高佐賀学園高です。二人ともそれぞれクラリネット、バリトンサックスを担当し、恐らくは吹奏楽の座奏では重要なメンバーであるのでしょう。ただハンディキャップのためにマーチングのフォーメーションには加われない。演技をする仲間達とは少し離れて楽器演奏でしっかりと参加しておりました。このようなポリシーは観ていてほんとにすばらしいと感じます。結果は銅賞、銀賞でしたが私は金賞を上げたいですね。
すいません、私情が入っています。

ドラムメジャーのパフォーマンス

はどこも気合が入っていましたが目立ったのは市立柏高、精華女子高、市立船橋高あたりでしょうか。柏は王道を行くドラムメジャーって感じ。精華は独特の上体を90度下げ片足を90度上げるという宙返りをしているようなポーズが定番ですね。メジャーバトン(メース)も長短2本用意する念の入れよう。ほんとの宙返りをバンバンしていたのが市立船橋のドラメ。彼女はミニスカワンピにヒールの付いたブーツ姿だったですが何度も片手宙返りを決めておりましたよ。ポーズも素敵でした。
メジャーバトンの放り投げが規定で禁止事項になってから、各バンドともドラメの動きを色々と考えているようで見る側としては変化があってとても楽しいところです。

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Band_3_2

いやぁどのバンドも優劣付けがたい。すばらしいとしか言いようがありません。これがまさに全国クオリティなのでしょうね。これに金銀銅と分けなければならないなんて審査員の皆さんも酷な仕事だなぁと感じます。都道府県大会、支部大会を勝ち抜きこの大阪城ホールに立った時点で既に各バンドの皆さんは金賞です。胸を張って地元へ戻ってもらいたいですね。

演技は当然のごとく撮影禁止ですので大会スポンサーの朝日新聞社がダイジェスト版の動画を提供してくれています。ここを参照 して下さい。前半は中学の部、2分30秒あたりから高校の部が始まります。紹介されているのは全て金賞受賞校ですので、そのハイレベルな雰囲気だけでも感じることができるでしょう。 (動画配信は終わったようです)

各校バンドの皆さん、ほんとにご苦労様でした。そしてすばらしい演技をありがとう。恵那山を山登りして下山後に300Kmの道のりを車飛ばして大阪へ乗り込み、睡眠4時間で迎えた今回のマーチングコンテスト。くったくたの体でも視線は演技に釘付でした。

あと父ちゃんのわがままを聞いてくれた我が家の家族にもありがとう。心配ごとは来月カードで落ちるガソリン代とETC有料道路代。暫くはお金の掛からない趣味に没頭しますです。

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