箱根駅伝 2016
2016年の初頭を飾る第92回箱根駅伝。今年も観に行ってしまいました。やっぱりこれを応援しないと新年が始まらない気がするんですよね。
小型の脚立、携帯ラジオ、カメラという駅伝観戦三種の神器を持って往路3区の湘南大橋近くへ陣取ります。ここは3区の終盤どころ。4区へと繋ぐ平塚中継所まで残り3Kmという位置になり、各校中継所に向かってスパートを掛けるあたりとなります。
最近の駅伝観戦は様子が違ってきた。以前は学校名で応援するケースが多かったけど今は選手のファーストネームを呼んで応援するという感があります。3区の上位選手もゆうひ、はずま、けんたと皆陸上選手らしいいい名前を持っています。
選手の担当区は直前にエントリー変更がかなりあるので、最新の情報を入手しておかないと選手の名前を間違ってしまう可能性も有る。そこでスマホを使ってリアルタイムの順位を確認しながら、各校選手の名前を確かめるのですな。で目前を通過する時には名前で声援するのです。
私の前に居た応援グループにはスマホ情報担当の人がいて、「次は○○大のなんとか君ね」ってな感じで仲間に伝えていましたよ。
箱根の宮ノ下では、この応援方式を沿道束になって行っているようで、拡声器で次の通過大学と名前を伝え、みんなで選手の名前を連呼するというなんとも選手にとっては嬉しい応援方法を取っている地区もありますね。
さて、往路。今年はご存じの通り青山学院大が制しました。ただ芦ノ湖フィニッシュでは東洋大、駒沢大がそれぞれ3分差、5分差で追っており復路はまだまだ予断を許さない状況。復路も目が離せません。
沿道で撮ってきた画像をちょいとばかり紹介しておきますね。
今年も大会スポンサーのトヨタは運営車をごってり貸し出しておりました。各校の駅伝監督が乗る運営管理車は5ナンバーミニバンですね。去年 は水素自動車ミライを大会本部車に持ってきてインパクトがありましたが、今年の本部車は新型プリウスでした。どうせなら全部プリウスにしちゃえばいいのにとも思いましたが、貸し出す車があったら販売に回しますよねやはり。
先頭の青山学院大 秋山雄飛選手が護送船団のように車に囲まれてやってきました。TV中継車2台、白バイ3台、運営管理車1台、大会本部車1台、役員車2台もくっついている。やはりトップって違いますね。
1分半の差で追いかける2位通過東洋大の服部弾馬選手です。兄貴の服部勇馬選手から戸塚中継所でたすきを受け取った兄弟ランナー。なんだかいいですね。こういうの。
兄貴は最後の箱根駅伝。弟は山の神、柏原選手が居た当時の東洋大黄金時代の再来に向けて足を進めます。
3位通過山梨学院大 上田健太選手もラスト3Kmへスパートを掛けます。厳しい表情からその気迫がほとばしります。後ろの運営管理車に乗る父親でもある上田監督の厳しいゲキが飛びます。
選手と監督が親子ってなんだか難しそうですが、良い師弟関係が築かれているからこそ箱根という晴れの舞台に出られるのでしょうね。
湘南大橋から続くここいらへんは下り坂になりますのでタイムを詰めるには一気に駆け下りないといけません。すでに選手たちはここまでに18Kmを疾走してきている。その険しい表情にたすきの重みを感じます。
7位からの通過は団子状態。拓殖大、城西大、順天堂大と続きます。その後ろには明治大と日本体育大も追っていますね。日体大の後ろには20秒遅れで早稲田大も続きます。選手が団子だと先導する白バイもかたまってしまいます。
この中盤順位のデッドヒートもなかなか迫力がありましたよ。
地元の東海大 廣田雄希選手が駆け抜けます。やはり地元らしく応援もひときわ高まります。東海大は5区の宮上翔太選手が光りました。後半ちょっと疲れた感じもありましたが5区で順位を5つ上げてシード権も見えてきました。
さぁ3日の復路も注目です。青学が逃げ切るか、東洋、駒沢が追いつけるか目を離せません。繰り上げスタートでドラマが有る戸塚中継所、鶴見中継所でのたすきリレーはどうなるのでしょうか。
いやぁ、なんて箱根駅伝って熱いんでしょう。限界を超えようとする選手諸君の姿に「がんばれ」と応援しながら自分もがんばらねばいけないのだという手本をもらっているような気もします。
箱根駅伝、男のドラマです・・・
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