着雪の丹沢山
先週末に登ろうと思って雨降りのために断念した丹沢山へ3月26日に登ってみました。ここのところ関東地方は寒の戻りがあってちょっと寒々しい。お山の様子はどうかなと期待をして出掛けます。
今回の踏み出しとする塩水橋へ繋がる県道は薄っすらと着雪の様子。スタッドレスタイヤを履き替えようかどうしようか悩んでそのままにしておいて良かった。まだだれも走っていないバージンスノーをいただきです・・・ってスキーじゃ無いので嬉しくないですが・・・
塩水橋に車を置いて踏み出します。標高400mほどの麓の山々はうっすらと雪化粧。クモさんも迷惑そうです。
塩水橋林道から別れて急登の近道を行きます。ここを歩けば林道を行くより10分間の節約。雪の登山道はなかなか気持ちが良い。木々の着雪も目を和ませてくれます。堂平に入り緩やかな登山道になりますが雪はいよいよ深くなっていきます。
堂平バリエーションルートの分岐まで来ました。実は今回雪の具合が良かったら、この初めてのバリルートを通って三峰尾根へ抜ける事を考えていました。でも雪が深くルートは不明瞭。先行者がいればその踏み跡をたどって行くのですがそれもなし。ここは素直に次回のお楽しみとします。でもちょっとだけ様子を見てみようかと入ってみました。
人間様が来ない事を知っているのか鹿達がたんまりといました。5頭くらいいたかな。最短の個体とは距離にして50mくらい。私のスラッグ弾では木への委託射撃でやっとって感じ。丹沢における鹿の密度は依然として高そうです。
堂平を外れると丹沢山まで2Kmだよという標識があります。この標識を見て、普通に歩いて30分じゃないかなどと考えたら大きな間違い。GPSを使って計った沿面距離でおよそ3Km、時間にして1時間半は掛かります。ゆっくり休憩を挟めば2時間コース。標識の距離にまどわされてはいけません。
天王寺尾根の分岐まで来ると山頂までの目処が立ちます。この辺は雪が深いですね。木杭の上に載った雪のドームががかわいいです。
降雪時の難所、痩せ尾根へ出ます。ここは鎖場となっていて慎重に進まなければなりません。ここまでノーアイゼンでこれたのでこのまま登って行きます。今回のような降雪具合でアイゼンを履くタイミングって難しいです。途中に鎖場などがあると脱がないといけないし、無理して装着せずに行って滑ってさようならになっても困る。まぁこの先になにがあるかが分かっているルートだったら戦略を練る事も出来ます。
三峰尾根へ抜け山頂に到着。一面の銀世界です。ガスっていて富士山は見られませんが木々には着雪の花が咲いています。でも見るからに重そうな春の雪。見た目はきれいなのですが木にとっては重くて辛そうです。
天候が天候なので週末の山頂も閑散としていますね。ベンチの雪をかき分けてカップ麺を作ります。やっぱり雪山では暖かい食べ物がいい。テント泊の時には棒ラーメンですが日帰りではお手軽に。この場合のカップヌードルは日本製 に限りますな。具だくさんがグー・・・いえだじゃれではありません (^^;)
雪山を満喫して下山します。登りはノーアイゼンで来られましたが下りはスノースパイクを使ってみましょう。金時山ではスパイクが3つ吹っ飛んで しまいましたが、今回は気を付けていても1本無くなってしまいました。やっぱりこいつは山用途には向きませんねぇ。
標高差1100m、延長15Kmの雪山登山。天気は良くありませんでしたが今シーズンの幕開けにはいい山行でした。雪が無くなったら例のバリルートもたどってみたいところ。また行きたいですねぇ。
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