2016年4月富士登山直前情報
私の富士山シーズンが明けます
そんなわけでちょいと偵察してきました
富士山の静岡県側の登山道である富士宮口、御殿場口、須走口の各登山道の五合目へ通じる道路が、いよいよ冬季閉鎖を解かれて4月28日に開通します。やっと五合目まで車で行けるようになって、雪山の心得のある多くの登山家が待ちわびた富士山シーズンもスタートすることになります。
今までも5月から11月までは山頂へ届いておりましたが、4月は過去2回挑戦して途中で断念。なんとしても今年は4月に富士山頂に立ちたいという思いが強いです。
毎年静岡県側各登山道五合目への取付道路はゴールデンウィーク直前に揃って開くのが通例。今年は雪が少なかったので毎倒しを期待していたのですがやっぱり4月28日だとのこと。4月登頂を目指すGWの無いサラリーマンにとってこれは最悪のパターンです。4月中にチャレンジが可能な日はというと今年は30日の土曜日しかないときたもんだ。
文句を言ってもはじまらないので、万全を期すために今の様子はどうなっているのかなと4月24日に麓から偵察がてらに登ってみることにしました。ちょうど桜が見頃の富士山スカイラインを踏み出しに向けて気持ち良く飛ばしていきます。
この近辺は陸上自衛隊の演習地の真ん中を突っ切る道路。運が良いと戦車や装甲車を見る事ができるんですよ。
冬季通行止めの間、富士宮口への起点となる須山口は水ヶ塚の駐車場に車を止めて踏み出します。車全然いません。ここは7月8月のハイシーズンの間は有料駐車場となり、五合目へ向かう登山バスの起点となる賑やかなところですが今はこんなもの。新しいレストハウスも夏に間に合うよう急ピッチで建設中です。
肝心の富士山はほとんど雲の中。雲はちょうど五合目あたりから上に掛かっているようです。眺望は期待できないけれど、まぁ下見だからいいや。
須山口(須走口じゃありませんよ)は富士宮口が出来る前の旧登山道。標高1448mの水ヶ塚は一合目になるようですね。踏み出し近くは苔むした岩々が美しい。今日はここからまだ未開通の五合目駐車場の様子を確認してから、六合目標高2500mへ回って戻ってくるルートをたどります。
踏み出しは霧だったけど歩き出すとこれが雨に変わって結局最後まで雨模様。まぁ下見だからいいや。歩きながら計算していくと私の場合一合登るのにおおよそ1時間掛かっているようです。踏み出しの水ヶ塚一合目から五合目駐車場までぴったり4時間掛かりました。
まだ開通していないので誰もいない富士宮口五合目駐車場に到着。道路上への流出土砂はきれいに片づけられ開通を待つばかりになっています。登山道の起点階段にはまだバリケードは為されてはいませんでした。観光客が悪い気を起こさないように厳重なバリケードが28日の道路開通までには用意されることでしょう。周辺の雪はやはり少ないです。2年前の5月と比べてこれだけ違う。毎年違う顔を持つ富士山です。
堂々と階段を登って六合目小屋まで富士宮口登山道を歩いてみます。今年は雪が無くってこりゃいいやと思ったのもつかの間、幅の広い雪渓が登山道を覆っておりました。雪は柔らかいのでトゥキック、ヒールキックを使えば超えるのはさほど難儀ではありません。
登山道は雪解けで荒れてはいますが修復可能なレベル。六合目小屋は見た目大きなダメージは無さそう。小屋は直ぐにでも営業ができそうな感じですね。
六合目小屋裏の登山道の様子です。やはりバリケードが無いのでどうぞいらっしゃいませ状態。2014年と比べてやはり雪はかなり少ないです。少し先にある登山道の雪だまりの雪も硬くなくてけり込める。ただ標高の高いところでどうだかは不明ですがね。
その後宝永火口縁を回って須山口を下山。雨降り止まぬ水ヶ塚へ帰ってきました。全行程14Km、標高差1000m。メジャー所の富士山なのに出会ったのは一組3人だけ。まぁ時期が時期、天気が天気ですものね。
様子はだいたい知れました。
さぁ富士山よ 山頂で待っていて下さいよぉ
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