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2016年6月 6日 (月)

MH34S/MH44S系ワゴンR ステアリング交換

Handle1_2

意外に関連情報が少ないので
  
 
取外し取付けを記録してみました
   

 

 
皮剥け してしまった革巻きステアリング交換のため、スズキMH34S/MH44SのワゴンR/スティングレーで関連する情報をネットで漁ってみたのですがなかなかヒットする情報が無い。それより古いMH22S/MH23Sなどの交換情報はけっこう見つかりますが仕様が異なるために参考にならないんですな。そこで手探りで確認しながら行った作業からコツを記録しておこうと思います。Googleでヒットでもすればもしかしたらどなたかのお役に立つかなという程度のお話。

Springpin1

本作業はクラクションスイッチと一体になったエアバッグのユニットをステアリングのフレームから外すのがキモとなります。スズキのサービスマニュアルでは右図のような解説がありますが非常に難解。これは実機を見ないとなかなか理解しにくい部分です。

Springlever

エアバッグのインフレーターからは3本の位置決め用のピンが生えていて、これがステアリングのアルミフレームの穴に差し込まれスプリングレバーで抑え込まれます。このレバーは固定用ではなく抜け防止の役目を持ち、クラクションを鳴らそうとする押し込み動作に対しての可動範囲を持っています。このレバーを外部からマイナスドライバーなどを突っ込んでリリースしてやり、エアバッグをそっくり外してやるという作業がまず必要となります。

理屈は簡単なのですがこれがすんごく難しい。今回は交換品として同様の品物が手元にあるので雰囲気を確認できたからいいのですが、無かったら多分猛烈に悩んでいたと思います。マイナスドライバーを穴から差し込んで押すべきレバーを探るのですが、穴の直近にある訳でもなく差し込み角度もずれていてまさに手探り状態。ファイバースコープでも欲しいくらい。うまく見つかれば5mmも押し込めば外れます。

Uki

Connector

Puller

3か所のレバーさえリリースしてしまえばこっちのもの。エアバッグを持ち上げて配線コネクタを抜き、17mmのコマでステアリングシャフトナットを緩めればステアリングを外す準備が整います。
インフレーター直結のケーブルコネクタはロック機構が付いていますのでマイナスドライバーでこじってリリースします。スレアリングシャフトのスプラインからはプーラーがあれば確実に外せますが、無い場合はステアリングの左右裏側を交互にドンドンと叩いてスプラインへの噛み込みを緩める必要があります。
インフレーターは今をときめくタカタ製ではなく日本化薬製でした。よかった・・・のかな?

Torque

Worker

Finished

取付は簡単。ステアリングをスプラインに噛み込ませナットを締めます。締付けトルクは30Nmから40Nmってところ。トルクレンチが無い場合はナットを手締めして当たってからレンチで1/3回転程締め込めばいいと言われています。電気関係のコネクタを復旧してエアバッグをステアリングに差し込んでスプリングレバーのロックが掛かれば完了。

なおエアバッグの暴発を防ぐために作業中は鉛バッテリーのマイナス端子を抜いておくことを忘れずに。MH34S/MH44Sエネチャ―ジ系では鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーの2つが搭載されています。ECUは鉛バッテリーの方に繋がっているらしく、バッテリーを外しているとリセットしてしまいます。学習した内容ともさようなら。オーディオ/ナビはリチウムイオンに繋がっているのでリセットは免れました。
パワーウインドウのオート機能もリセットされてしまうので再設定が必要ですね。

Tools

あとステアリングの製造工程上スプラインのインサートを差し込む角度まで管理しているわけではないようで、新しいステアリングはハンドルセンターが微妙にずれてしまいました。スプラインは36山なので、ひと山ずらすと10度舵角がずれるのでセンターを通り越してしまう。スプラインずらし調整ではなかなかハンドルセンターには合いにくいものです。ここは足回りのタイロッドを調整して直すことになりますが、リフトしないと非常にやりにくいところ。こっちはそのうち考えます。

追記:調整しました。興味のある方はこの記事 を参照。

中古ではありますがステアリングが換わって皮剥け部分の手触りが復活していい感じです。この程度のことでも気分が違ってきますね。まだ最初の車検まで間が有りますが、この車ももう走行5万Km。まだまだ活躍してもらうとしましょう。

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