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2016年7月 1日 (金)

兵どもが夢のあと

Dish3

時の流れというものは
  

時に非情なものです
  

 

 
長野県野辺山にある国立天文台野辺山電波観測所 。お皿のようなパラボラアンテナの電波望遠鏡を使って深宇宙を覗き見るのが目的の施設です。ご近所にあるJAXAの臼田宇宙空間観測所 にも大きなアンテナがありますが、そちらは似て非なるもので深宇宙を旅する探査機との交信を行うものですね。どちらも星のかなたの宇宙をにらんでいる施設、なんとなく壮大なロマンを感じさせます。

以前に金峰山への山登りの途中に 見学に寄ったことがありましたが、今はどうなっているのかなと先日立ち寄ってみました。施設は遠目にはさほど変わっているようには見えませんでしたが、明らかにくたびれているのがわかります。

Dish1_3

この直径10mの電波干渉計はずらりと並んでなかなか迫力がありますが、2010年で運用を終え、今では形だけが残っているようです。良く観ればアンテナもあちこちほころびていて物悲しい感じもしますね。前回は2009年の現役当時に見ていますが、そのときにはきれいでしたよ。これだけの施設に投入する国家予算たるものは相当なものがあるでしょうね。ここの施設も一定の成果を上げてひとつの区切りを迎えたというところでしょうか。

深宇宙の探査は電波望遠鏡によるものより探査機によるものの方が話題性が高い。初代はやぶさ の成功は私たちに日本人の底力を感じさせました。予算獲得も話題性の高い方が取りやすいのかもしれませんね。

Dish2こちらの45m電波望遠鏡はまだ現役だそうですが、梅雨の時期は湿度が高くて観測には適さずお休みだそうです。でも普段真上を向いている反射器の皿を見学者向けに仰角を付けて、見栄えの良い角度にしてくれているのは良いサービスです。

宇宙の神秘を解き明かすと言えば壮大な響きがあります。でもそれには壮大なお金が必要になる。大規模施設は常に設備の更新を必要とします。予算折衝でつまずけばこの施設もいずれは終焉を迎えるのかなという心配も有ります。

華やかな宇宙開発も地道な基礎研究の積み重ねから。ここの施設には次世代の子供たちに残せるような未来の展望を、ぜひ残していってもらいたいと思いますね。

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