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2016年11月22日 (火)

中華アンプ

Amp1

先日届きました
  

これがまたすばらしく面白い
  

 

  
品質面とイメージ面から敬遠されがちな中国製品ですが、我が国の消費経済は中国製品無くしては成立しないまでになってきている。我が家もまたしかり。まぁそれは投下コストが抑えられるというのが最大の理由なんですけどもね。オーディオアンプにもそんなジャンルがあります。巷では敬意を込めてそれを中華アンプと呼びます。

先日来我が家のリビングに居座っている液晶TVに繋ぐアンプを物色しました。ミニコンポの成れの果てである小型ブックシェルフスピーカーをドライブするためのものなので、特にこだわる必要も無い。デジタルアンプでよさげなものをアマゾンで物色しました。

Amp2_2選んだのがこれ。お値段3000円ちょっとという水準 。まぁ失敗しても泣ける値段です。オペアンプを内蔵したデジタルアンプなのですが、付属で専用のトルクスドライバーが付いてくる。どうぞ蓋を開けていじくって下さいと言わんばかりの姿勢が気に入った。期待に答えてばらして進ぜましょう。

Opamp両面スルーホール基板にテキサスのオペアンプNE5532Pが乗っている。互換の安物が乗っている場合があるそうなのでIC的にはまぁ当たり。当たりとは言え5532であっても200円足らずで買えるものなので、外れたらもっといいチップに取り替えてしまえばいい。そのためにオペアンプ部にソケットをおごっている機種をわざわざ選んでいたりします。

Amp3一見まともそうに見える基板レイアウトですが、よく見りゃ中華クオリティ。足が飛び出たフィルムコンデンサ、曲がって半田付けされた電解コンデンサ、空振りで埋まっていないスルーホールなどなど。デバイスの実装は手作業なんだろうなと感じさせる一瞬。良く言えば手作り、悪く言えば手抜きですな。

飛び出しコンデンサの部分はD級アンプの肝となるローパスフィルタ部なんですけどもね。まぁ次回オペアンプを交換するときにでも、空振りのスルーホールも含めてちゃんとコテを当てて揃えてやろう。
こんな製品をいじくっていると気持ちがとってもおおらかになる。不具合でも心に余裕を持って楽しめるのが中華アンプのいいところでもあります。

でもってその性能。色々な音楽ソースを試しに鳴らしてみましたが、こりゃ3000円のアンプの音じゃないですな。ダイナミックレンジはなにげに広いしバスドラの響きにも切れがある。S/N比も高く無信号時のホワイトノイズもまったく入らない。しかも日いちにちと音の歯切れが良くなってきているんですよね。エージングってあるんだなと実感。

いい買い物をしました。液晶TVにWiFiでYouTubeを繋げて、720P以上のHD音楽ソースを観ながらこのアンプでドライブすると決して悪くはない。後は壊れずにそこそこ動いてくれることを祈るのみです。

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コメント

なんだか仕事の時の半田検定の評価のようです。
いえ私の半田の結果ですが^^;
ほとんど半田作業なんて無いのですが、必要時には資格が無いと
いかんので....
以前製品に組み込まれていた直流電源を見ていたら、台湾製。
どう見ても半田がスルーホールから裏へ回っていない。
ふ〜ん、これでも市場に出回ることが許されるんだ、と釈然としない
思いをしました。
デカイ画面でYouTubeを見るとチョット得した気分になりますよね。
音が画面の大きさに比例すればマイシアターです。コスパの良さを
判断出来る目はさすがですね。中身は私は鑑賞できませんので
羨ましい。

ノブさん、

半田検定なんてあるのですね。さすが有資格者、スルーホールなんてお手のものなのでしょうね。我が家にはそれを埋められる都合のいい細いコテ先が無いので苦労してやっています。

スルーホールって言えばこの基板にあるやつの半分は埋まっていません。そのほとんどがGND用。けっこう余分に打ってあるために少しはつながっていなくても良いのでしょうが、あまり数があるとどうなの?って感じです。まぁこんなのを埋めていくのも遊びの内ですね。

ラインで半田槽へ基板を流し込んだときの半田温度や速度がよろしくなかったのでしょう。ノブさんのお仕事の対象になるような高信頼の製品と違って、この手の品物はまともに動けばそんなことも笑って許せるから不思議です。

言われるようにYouTubeを大画面TVで見るとけっこう得した気分になりますね。パソコン画面で見ている限りは所詮ネット動画でしかないのですが、数ある中には画像/音響的に大画面でも負けないなかなかのコンテンツもあったりしてこれも面白い。

良いものを見分けて嗅ぎ分ける眼力と嗅覚においては、私なんぞノブさんにはまったくかないません。私が見たり感じたりしているのは上っ面だけ。
この辺の感性はもっと磨きたいなと思っております。


後部中央の四つ並んでるのが出力端子でしょうか?
そこへ繋がる部品が端子中央からシンメトリーに配置されて綺麗な基盤だと思います
20w 3000円なら買いですね♪

花の五六八さん、

ご指摘のとおり綺麗な色のフイルムコンデンサが対象に並んでいるところの背面が出力端子です。これらのコンデンサと青丸のインダクタでローパスフィルタを構成しています。

この3000円アンプあなどれません。以前に使っていたでっかいトランスを積んだAB級のアナログアンプなどより迫力あるサウンドが出てきます。この音だけを聞いたらそんなチープなものだとは絶対に思わないでしょう。耳の肥えた花の五六八さんにこそ聞いていただいて評価してもらいたい、そんな気にさせる製品ではあります。

実効値で20Wですからピークではもっと出ます。住宅のリビングルームで鳴らすには数ワットもあれば十分です。以前はピーク時のリニアリティを確保するために、小音量で聞く際にもピーク出力の高いアンプの方がいいのだという考えが主流でしたが、D級のデジタルアンプはそんなの関係ねぇって感じです。

立ち飲みで一杯やったつもりでおひとつ手に入れて試されてみてはいかがでしょうか。その目新しさにオーディオ通でもうなってしまうかもしれませんよ。

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