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2017年4月 2日 (日)

箱根の野湯を発見、しかし・・・

Noyu1

今回はなかなか冒険チック
  

道なき道を進みます
  

  

 

  
神奈川県の景勝地箱根の山中に、知る人ぞ知るうち捨てられた廃構の野湯があるという。キーワードでググるといくらかの紹介ページにヒットするが、その場所を教えてくれるサイトは無い。こんな秘湯めいたところは人が押し寄せたら困るので場所の詳細情報は非公開となるのが普通です。

昨年八ヶ岳連峰は硫黄岳にある野天風呂 に入ってから目覚めてしまい、箱根にもあるぞという情報を仕入れて密かに狙っていたっていうのもあります。ただまず場所が不明。箱根といっても広うござんす。やみくもに行ってどうこうなるものでもない。ともかく基礎情報を仕込もうと2時間くらいサーチを繰り返し、とある紹介ページにあった背面の山で山座同定をして絞り込みました。検索って技術だなぁとつくづく感じます。

4月2日、あてが外れて空振りだったら、箱根の温泉銭湯に浸かって帰ろうというアバウトな気持ちで出掛けました。朝8時、背中に野湯道具、装具は山仕様で踏み出します。
箱根の山間部は4月だというのにまだ雪深い。踏み込むと30cm以上潜ります。途中からゆるい雪でずぼずぼと壷足で前進。踏み跡はまったく無く、誰もこんな季節には来ないんだろうなということだけはわかりますね。

Noyu2

Noyu3

Noyu4せっせと歩いてやや広いところに出ました。湯気がほんのり立っています。周囲の状況はそこぞのサイトで紹介されていた無雪期の様子に似ている。この近辺に温泉が流れ込んでいて浴槽代わりになる泥溜め桝(ピット)があるはずだ。歩き回るとそれらしいものを発見。がしかし・・・

桝には湯が通っていません。木栓がしてあるので意図的に止められたか、導入管が破損したか上流側でバルブで止めているのかともかくアウト・・・
底にたまっているのは冷たいお水でした。オーマイガーです。

Noyu5

Noyu6

Noyu7もうがっくり。でもせっかく来たのだから周辺の様子だけでも見ておこうと湯の花がびっちりの小さな湯川の上流まで行って見ます。するとなんとどん詰まりには小さな湯溜りがありました。

水深は浅いので肩までどっぷりというわけにはいきませんが、長辺方向は2mほどあるので桝の中みたいに体育座りしなくてもいい。温度を測ると43度、申し合わせたような屋外風呂の適温じゃないっすか。これはこのまま帰るわけにはいきません。お支度して、はいごめんなんしょ。

Noyu8

深さは30cm程度でも寝ればなんとか全身が浸かる。ともかく硫黄ぷんぷんの源泉掛け流し。体に染み渡ります。持参の手桶で掛け湯なんぞしちゃったりして気分は最高。だれも来ないので1時間ほど貸切で野湯を満喫しました。
外気温は2度。でも湯に浸かった後のからだはポカポカで、服を着ようとする間に額から汗が滴り落ちます。さすが箱根の温泉です。体中硫黄臭まみれになりましたがね。

ここは誰もが場所を教えたがらない理由が複数あるということを行ってみて理解しました。決して意地悪しているわけではないんですよ。こんなところは絶妙なウェルバランスのみによって存続しうるものであるのだと感じました。

                                        ***   ***   ***   ***   ***   ***

追記 : いただいたコメントによると2017年4月末の時点では管理が厳しくなり、立ち入りができなくなっているようです。誰かが現状変更を行ったようで管理者も無視できなくなったのでしょう。すでにウェルバランスは崩れています。そのような状況になってしまった以上、ここへは立ち入るべきではありません。

山林原野を含め日本中の全ての土地と名の付くところには地権者がいます。私も登山などでも登山道を外れてバリエーションルートを進む場合、その地権者の同意を事前に得ることが困難を伴うため、最低限現状は変更しないという配慮の元に通させてもらいます。

コメントを受けて他の方が書かれたインターネットサイトの記事に載っていた画像と、今回私が撮ってきた画像とを見比べてみました。私が浸かった場所の形状は以前とは異なっており、温泉を導くパイプが撤去され掘り込まれていることが分かりました。これは明らかにアウト。

残念ですがここは知る人ぞ知るで終わってしまったようです。

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登山」カテゴリの記事

コメント

え〜!行った!あそこに!しかも雪ど真ん中! 
いいじゃあないですか!これですよ、温泉好きは!いや〜お見事。
湯量は時期的なものも有るかもしれませんが、それでも「浸かる」ことが出来たのは良かった。
硫黄臭プンプンの入浴で使ったタオルは部屋に干しておけばしばらく楽しめるかも。
もし、もしですよ、有料だとしたら、しかも「お気持ち」ならいくら払います?っていいかそんなの^^
温度計持って行くななんざあ、確信犯ですな。Ph計はさすがに無かったですね^^;
「野天湯へGo~!」なんてBSの番組がありますが、入浴シーンは流石に番組の姉ちゃんに譲っても、
今回はFibyさんの勝ち!
しかし、日本人の湯に対する探究心というか、極楽追求は弩級ですね。
お見事でした。

最後の写真がいいですね~
硫黄の香りの温泉が好きで以前、蔵王温泉の湯の花ボールを買った事が有るのですが、これがキツクテ3日間位体から臭いが取れませんでした。
入浴剤は大好きなのですが、最近は「日本の名湯」とか言う薬局で売ってる箱のやつを使っています
給湯ボイラーは追い炊き無しが良いですね。

ノブさん、

> え〜!行った!あそこに!しかも雪ど真ん中! 

行ってきました。ノブさんのブログにあった常連さんのコメントでその存在を知り、密かにチャンスを狙っていたのですよ。

> いいじゃあないですか!これですよ、温泉好きは!いや〜お見事。
> 湯量は時期的なものも有るかもしれませんが、それでも「浸かる」ことが出来たのは良かった。

見つからなかったら潔く諦めてノブさんお勧めの箱根の湯に浸かって帰ろうという姿勢が功を奏したのか比較的簡単に見つかりました。こういう時に山で培った感が役に立ちます。

おっしゃるとおりこの時期だから適温だったのかもしれません。夏場だったら入れなかったかもです。
私が入った湯溜りは少し掘り込んだ形跡がありました。ただスコップでガシガシ掘ってしまうと石積み崩落の危険もあるのでこの程度の深さで我慢すべきでしょうね。

> もし、もしですよ、有料だとしたら、しかも「お気持ち」ならいくら払います?

硫黄岳の野天風呂で700円でしたからここなら・・・って考えちゃいけないですね。金額に代えがたい満足感ってのもありましたよ。

> 温度計持って行くななんざあ、確信犯ですな。Ph計はさすがに無かったですね^^;

はい、まるっきしの確信犯です。背中のザックには温度計の他に手桶、サンダルにグラウンドシート、さらには現場でどなたかと鉢合わせした時のための腰巻風バスタオルと水着まで用意してありました。皆さん立派なデジタル温度計を持っていくようですが、私は100均もの。ペーハー計まで持っていく人もいるんですかねぇ。

> 「野天湯へGo~!」なんてBSの番組がありますが、

おぉ、知ってますよぉ。山田べにこさんの番組ですよね。長野の噴湯丘をそれで知って、次なるターゲットとしているところであります。

> しかし、日本人の湯に対する探究心というか、極楽追求は弩級ですね。

日本人はやっぱり風呂ですよね。野湯なんてのもその楽しみ方のひとつ。でもシャンプーで頭を洗ってサウナに入ってみたいな風呂も代え難い。どっちもありですよね。

花の五六八さん、

> 硫黄の香りの温泉が好きで以前、蔵王温泉の湯の花ボールを買った事が有るのですが、これがキツクテ3日間位体から臭いが取れませんでした。

硫黄泉って単純泉と違ってこれぞ温泉みたいな主張がありますよね。湯の花ボールってお風呂にそれを入れておくと硫黄が効いてくるのですか?入浴剤よりも効きそうですね。一度しか行ったことはありませんが蔵王の湯、懐かしいです。

> 給湯ボイラーは追い炊き無しが良いですね。

究極はそこですよね。湯が冷めたら捨てて入れ直し。気持ち良くいきたいところですが、我が家はカミサンが許してくれそうにありません。


時々管理人さんがまわってきます。
知り合いがかなり怒られたそうです。

コメントありがとうございます。

そうですか、もうすでにウェルバランスでは成り立たない状況なのですね、残念です。有名になりすぎましたかねぇ。まぁ私くらいでも探せば見つかるようなところですから多くの方が知るところなのでしょうね。
分母が大きくなるとやはり看過できないような状況も生まれるのでしょうね。ここは思い出のひとつとして仕舞っておこうと思います。

知り合いの話ではホテルか入り口ゲート左の事務所あたりで監視しているらしく、軽トラックで管理人さんが来てホテルの駐車場に連れていかれ、車をホテルの駐車場に無断駐車していたこともあり、3人の警備員に囲まれてかなり怒られたそうです。
不法浸入罪で言われなかったのでよかったですが、一歩間違ったら大変だったみたいです。
この湯を知っている人が多くなり、配管を踏みつけて壊す人が多く監視を強化したみたいです。
ここに入れなくなったのは残念ですが、噂では大涌谷のほうにももう一ヶ所あるみたいなので、そちらはまだ大丈夫かもしれません。

あれあれ、そんな状況なのですね。
私が訪れた際は林道に車両通行止めのゲートがあったっきりで立ち入り禁止のような看板やバリケードのたぐいは一切ありませんでした。その後に規制されたのでしょうかね。

ホテルの駐車場に無断で止めてはまずいですよね。私は通行止めゲートよりはるか遠くから歩きました。やはり多くの人が知るところとなると色々な方が集まり、それまでの微妙なバランスが崩れて厳しく規制されてしまうのはいたしかたないところ。そこまでの状況となっているのならもう2度と近づけませんね。

大涌谷方面にもあるのでしょうかね。ただ大涌谷近辺は現在火山性ガスによる入山規制が厳しくて近辺の登山道などは全てアウトなので、場所によってはアプローチが厳しそうです。姥子あたりにもありそうな感じがしますが。今度真剣に探してみることにします。

コメントありがとうございました。

箱根には上記の大涌谷以外にももう一ヶ所野湯があるそうです。
知り合いから場所は教えてもらえませんでしたが、急な斜面の下にあるようで源泉が湧き出していて人一人が入れるほどの湯船ですが極上湯だそうです。
ただし、帰りは斜面を登るためかなりきついそうです。
大涌谷もこの湯もブログに掲載されてないので見つけるのはかなり難しいかもしれません。
マニアの中のマニアで運が良ければ見つけられるかもしれませんね。


箱根にはここかしこに源泉井戸があるので意外にまだそんなところが残っていそうですね。
ほほぅ、急な斜面の下とはなかなかそそられるものがありますね。ザイル持参で行ってみたいものです。温泉にさえ入れれば急斜の登坂なんてめじゃないです。

私は秘湯マニアではないですが、山登りの延長としての温泉めぐりが大好きであります。普通は山行の後に日帰り湯に浸かって帰ってくるのですが、山で温泉が見つかれば一石二鳥程度に考えている軟弱者です。

まめに調べてまた挑戦したいものです。

上に書かれた事情なんで、とっとと記事を削除せんかい!
空気を読めないバカばっかで呆れるわ

> 上に書かれた事情なんで、とっとと記事を削除せんかい!

とのご意見ですが以下の理由により削除は行いません。
私はブログを開設し記事を書く上で以下の点を基本ガイドラインとしています。

一. 公序良俗に反しない
一. 特定の個人ならびに法人の権利を侵害しない
一. 政治宗教の問題に深入りしない

この記事は上記のいずれにも該当しませんので私的に削除する理由がありません。また書き捨てができる2ちゃんなどと違って、ブログに記事を投稿することによって生ずる社会的責任も存在します。
ここの野湯が現在立ち入ることが出来ないという事情は、記事を削除することによって来訪者が理解することができなくなります。
もし他の方が書かれた古い情報を鵜呑みにして場所を特定し、行った結果が不法侵入者扱いとなってしまうのでは悲惨です。ですから私は記事の最後に未確認情報ではありますが立ち入るべきではないとの情報を追記してあります。

> 空気を読めないバカばっかで呆れるわ

貴殿が抱く空気が読めないバカであることは否定はしません。ただ私の空気観とコモンセンスの中ではバカなことをしているとは思ってはいません。
以上理解願えれば幸いです。

本質をまるで理解していないようで非常に残念で悲しくなりました。
注意書きを残すことは賛同出来ますが記事自体を丸々残すと言うスタンスは如何なものかと…
不法侵入の証拠写真をネットに晒していることを
法人でもある地権者に通報しておきました。
後々の処理は当事者同士で頑張ってください。

> 注意書きを残すことは賛同出来ますが記事自体を丸々残すと言うスタンスは如何なものかと…

当該記事を削除することで全てが丸く収まるとは私は考えません。その気になればGoogleのキャッシュからでも再生できますし、今は404foundのページからもキャッシュをたどる手段もあります。つまり悪かろうが良かろうが書いたものは記事削除しただけでは容易にこの世間から消えてなくなることは無いという認識です。WebのHPやブログに書くということはそのような重大な意味を持つものと私は考えています。

事実に基づいて記事にしたという「事実」は消せないのでアフターフォローを私はすでに行っています。これが私のスタンスです。

> 法人でもある地権者に通報しておきました。後々の処理は当事者同士で頑張ってください。

ご苦労様です。別に頑張るつもりもありませんが、場所も特定してはいないが、当該地区は立ち入るべきではないと警鐘を鳴らした本記事によって、通報したという法人が被った損害額が算定でき、実際に損害賠償請求訴訟が提訴されるならば、よく訴状を拝見することにいたします。

ブログ主の言っていることは基本間違ったことは言っていないと思うよ
2ちゃんにもよくいるよねスピード違反もしたことのない模範市民みたいな顔をして削除依頼を出せとか通報したとかもっともらしいことを言うやつ
俺も似たようなことはすることあるけど安全な所からやってる軽い脅しみたいなものだね
そんなやつらには記事に「勝手に入ってごめんなさい」と書いておいてやればいいんじゃないか

> ブログ主の言っていることは基本間違ったことは言っていないと思うよ

ご意見ありがとうございます。私も論理的に破綻した屁理屈にならぬよう記事やコメント発言には注意をしております。

私としては愉快的な書き込みを除いて意見は意見として賜り、反論があるときにはレスポンスをするというスタンスは極力取り続けていきたいと考えております。

> そんなやつらには記事に「勝手に入ってごめんなさい」と書いておいてやればいいんじゃないか

当初私が現場を訪れた際、車両通行止め以外の立ち入り禁止処置が取られていなかったこともあり、私が立ち入ってしまったという動かしがたい事実はあります。それに関して謝罪すると仮定するならばそれは地権者もしくはその管理人の方へ向けてであり、その方々が当ブログを見に来て下さるという確証が無い状態では書いてもそれが有効とは言えません。

地権者もしくは管理人の方が実際にこの記事をご覧になり、自らの権利を大きく侵害されたと主張されるのであれば、公式に連絡をいただければ謝罪に参上することもできますし、損害が発生したというならば協議に応じる用意はあります。でも当該記事は決してそのようなものではないと確信を持っております。

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