日光男体山登山 2017年5月
男体山と言えば日本全国にあるお山の名前ですね。筑波山もツインピークの片一方は男体山でした。でも日本一有名な男体山は日光にあるこのお山でしょう。元は二荒山(ふたらさん)と呼ばれ、麓にある二荒山神社で入山をお願いしてから登るという神聖なお山であります。
朝6時、二荒山神社に安全祈願で参拝した後、社務所にて登山届と入山料500円を納めてお守りを頂戴します。ちゃんと首から掛ける紐まで付いていて、これが入山許可にもなるのでしょうね。宮司さんが説明書きを渡してひとりひとりに登山の諸注意を説明してくれます。ありがたいことであります。
お山は神々が宿るところとされ神社の所有するお山も多いです。富士山も八合目から上は浅間神社の所有地として正式に認められているんですよね。神様の懐へ入っていくわけですから正式な手続きを経て登らせていただくという気持ちが必要です。登山道の入り口はまるで参道みたいですね。そう、このお山は登山ではなく登拝というんですよね。
5月14日、あいにく下界は軽い雨模様なのでお守りはザックに仕舞って踏み出します。男体山は標高2486m、踏み出しからの標高差も1300mというそこそこの山登りになります。
緩やかに高度をあげていくと五合目あたりからガレた岩場が続きます。八合目にもお社がありますね。途中要所要所に神社が作ったのであろう避難小屋があり、登山者の安全に配慮してくれているのに感心します。
2000mを超えると雨雲の上に出たのか晴れてきました。九合目前後には残雪もまだ残っていましたがアイゼンというほどではなく踏み出しから3時間足らずで山頂へ。
広々とした山頂でした。雲海が厚く下界は見渡せませんが日光白根山がぽっこり頭を出していました。あのお山も登ってみたいお山です。久々に山ばなな。
山頂を満喫した後に下山したのですが、下山途中に出会った20歳台とおぼしき青年と話をする機会がありました。彼は若くして百名山踏破を目標に定め、すでに30峰以上を登ったそうな。
ある日、日光白根山の登頂を果たした彼は、まだ時間があったので比較的近所の男体山へ廻り、百名山をもうひとついただいてしまおうと考えたのだそうです。午後に社務所に寄り、登山のお願いをしようとしたところ山をなめるなとしこたま宮司さんに説教されたとか。さっさと登って降りても5時間は掛かるお山ですからね。まじめな彼は出直してこの日登ってきたとのこと。そうです、山をなめてはいけません。
私自身百名山を目指すことに疑問を感じたこともありましたが、まぁ人が多いお山の方が出会いもあるし遭難もしにくいし、そんな見方で登ってみてもいいのかなと考えを改めました。どこのお山を登っても満足感はある。百名山はその選択枝のひとつであると考えることにしました。一生掛かっても百峰は無理ですからね。
下界に降りてくるとやはり雨。雲はとても正直です。無事に帰ってこれて二荒山の神様に感謝。これで33座目、ちょうど三分の一か・・・
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栃木県の山にも来ていただきました。うれしです。
中禅寺湖が絶景なのですが残念です。ぜひ見ていただきたかった。雲がなかなか晴れない所なんですよ。
投稿: クラウド | 2017年5月21日 (日) 21時57分
クラウドさん、
今回はそちらまで遠征させてもらいました。お話にはうかがっておりましたが難しいお山ではなかったです。でも2500m峰を十分に感じて帰ってきました。
中禅寺湖は雲が切れた一瞬に少し見えましたがそれっきりでした。あれがきれいに見えたらおっしゃるとおり絶景でしょうね。残念ではありました。とはいえ山頂は風も無く晴れていたので気持ち良く楽しむことができましたです。
雲の無い時を見計らってまた登ってみたいですね。おっとその前に日光白根山にいかねばなりません。今月末から丸沼高原スキー場のゴンドラが登山用に運転開始をしますのでその辺を睨んでおります。
またご近所に侵入させていただきますがどうかよろしくお願いします。
投稿: Fiby | 2017年5月21日 (日) 22時25分