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2017年9月17日 (日)

山旅ロガーのログ途切れ対策 (完結編) 追記あり

Gps1
紆余曲折の後にたどり着きました
  

これでなんとかなりそうです
  

 

 

Goryulog1

先日のブログ記事 にてHuawei P10 liteで使うログ取得アプリである山旅ロガーのログ途切れ対策を紹介しましたが、どうも不十分だったことが判明しました。その記事の設定で移動体(自動車・自転車)でのログ取得がうまくいったので徒歩でも大丈夫だろうと、先日北アルプス五竜岳でログを取ったものがこれ。ご覧のとおりなんとも情けない結果です。

このログは山行2日目、五竜山荘のテント場から五竜岳2814mの頂上を極め、踏み出しのアルプス平まで戻った記録です。なさけないくらいにGPSの測位ができていません。測位点の間隔は最長で1時間20分もあります。このときは朝のイニシャル測位が完了してからログ取得終了まで機内モードして、あえてまったくスマホを触らずに画面スリープ状態で推移しました。この結果では使い物になるとかいう以前の問題です。

帰宅後再度気合を入れて検証を行いました。私のスマホの用途の半分は山での行動ログ取得です。この機能が使い物にならんということは、この機種の存在意義をも失うということになる。25000円の投資額を正当化するためにもう必死です。

さてAndroidのGPS関係に係るシステム設定ファイルはbuild.propGPS.confといったところでしょう。テキストファイルの編集でなんとかなるかなと考えました。幸いrootを取っている端末なのでこの2つのファイルを端末からコピーしてじっくり見てみましたが結果・・・
build.propにはGPSに係る記述がなにもありません、っていうか内容そのものがすんごく少ない。Xperiaあたりに比べると3分の1くらいじゃないかな。GPS.confに至っては中身からっぽのゼロバイトダミーファイルだときたもんだ。この端末は見るからにAndroid標準からかなり外れたカスタマイズドモデルなんだなということがよく分かります。

私のつたない知識ではシステムに係る部分はこれ以上踏み込めない。残るは山旅ロガーの設定をもう一度洗い直します。現在の設定は過去においてXperia arc, Xperia Z, XperiaZ3cの三機種で問題なく動いていた設定をそのまま踏襲していますが、この異端児にそれは通用しないようです。

Gps_positioning

こちらは上にあるGPSログのイニシャル測位からの測位点をカシミールで拡大したものです。五竜山荘の前で最初の測位を完了。この辺は五竜岳と白岳間のコル(鞍部)標高2500mほどに位置し見晴らしのいいところ。衛星の10個や20個は楽に拾えそうな環境なので測位については問題が無いはず。山旅ロガーの測定間隔の距離は徒歩15mに設定してあります。

測位点No.1からNo.9までの間ではおよそ15mから20m間隔くらいでちゃんとログをポイントしていましたが、No.9からNo.10の間で46分間まったく位置情報を取得せず、その先はもう推して知るべしの展開。No.9までの経過時間はおよそ4分。前回の記事の設定で山旅ロガーは端末のパワーマネージメントの対象から外しているのですが、イニシャル測位から4分後以降はGPS受信部がアプリの要求に対してポジショニングのデータを渡していないのかなと推測できます。つまりはGPS受信部が寝ているということか。

山旅ロガーGOLDでは測定モードに超精密という指定ができます。このモードは端末のGPS受信部に対して常時ONになるようにコマンドを送ります。そのうえでGPS測位のインターバルを秒単位で指示できる。これだと電池の消耗が速くなるらしい。電池の減りは後で考えるとして、GPSに連続して稼働してくれないとどうにもならなさそうなのでこのモードを試してみます。

10sec

所要で出掛けた際に出先にて少し歩き回ってみました。設定は超精密の10秒。きれいに10秒間隔でポイントしています。魔の4分の壁も難なく突破し、ログの欠損も見られません。アプリからのGPS連続動作要求に関しては端末が応えてくれているのは幸い。問題の電池消耗も機内モードでログに特化して1時間で2%程度の減少幅だった。単純に考えても10時間の山行で20%~30%の電池消耗だったら全然許せる範囲。

私の手元にはスマホが活躍する前に手に入れたGARMIN Oregon450 というハンディGPSもある。こちらの設定は同じくインターバルは秒数設定なんですよね。なまじスマホのインテリジェンスな部分に依存して移動速度まで加味してGPSの測位ポイントタイミングを制御するみたいな機能はこのアプリには不要。構わずGPS受信を連続稼働させて10秒間隔でログをもぎ取る。電池残量は減った時に考える。
この端末に関してはこれがよさげな山旅ロガーの使用法だと思われます。もちろんこの設定 をあらかじめやっておくのが前提ですよ。

一時はこのスマホをカミサンに渡して、私は壊れたXperiaZ3cを修理して使おうかというところまで行きましたが、首の皮1枚残してなんとか踏みとどまりました。
さて実地検証のために次の山行を計画しなきゃ・・・って現在台風接近中。

10/1/2017追記
当記事のコメントで”設定>その他>GPS連続駆動時間(測定開始時)を1440分、つまり24時間にする”ことで改善するという情報をいただきました。
早速山でテストし、ログを精査しました。ログはきれいに切れることなくプロットを続け、このモードでは山旅ロガーは測定モードの設定に係らず常に10秒間隔でログを取り続けていました。その意味では記事で紹介した方法と同じですが、この設定ですと電池の消費が私の紹介した方法と比べて2倍以上になりました。ただログはほんとにきれいに取れます。

どちらの方法でも本機で山旅ロガーの問題は対応ができますが、山で電池の持ちを気にするならば記事にて紹介の方法、街でその辺を気にする必要が無いときにはコメントで教えていただいた方法と使い分けてもいいかもしれません。

さらに電池持ちを気にするなら”超精細”の測定間隔を10秒から15秒、20秒と増やしていってもいいかもです。これはまた山で検証したいと思います。

10/12/2017追記
山旅ロガーGOLDのVer7.3へのアップデートでGPS連続駆動のスイッチが測定モード選択ページに追加されました。これにより超精密モードを選ばなくてもGPSの連続駆動ができるようになりました。作者のたゆまぬ努力に感謝いたします。

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コメント

通りがかりのものですが。
機内モードにするとログが取れない問題は、設定>その他>GPS連続駆動時間(測定開始時)を1440分、つまり24時間にすることで、改善されるようです。
これなら、超精密でなくてもログを取ってくれると思います。
参考まで。

こんにちは、コメントありがとうございます。

> 機内モードにするとログが取れない問題は、設定>その他>GPS連続駆動時間(測定開始時)を1440分、つまり24時間にすることで、改善されるようです。

なるほど、初期のGPS連続駆動を丸1日分設定し、GPSを休ませないようにする訳ですね。連続稼働させるという意味では超精密10秒モードと変わりませんが、10秒ログだとログファイルが大きくなってしまうでしょうから、ご紹介の方式もいいかもですね。

今度試してみますね。
アプリの作者もHUAWEI端末は独自機能のために不具合対策がよくわからんとサポート会議室でも述べられています。確かにandroidの標準からけっこうカスタマイズされた端末ですよね。でもいいところを持っているのも事実で、なんとか使い続けたいものです。

情報に感謝いたします。

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