秋も深まる丹沢山
いやぁ例年にない10月の天気でした。なんたって関東地方は週末になると雨が降る。台風まで週末を狙って2個もやってきた。しがないサラリーマンの貴重な週末休みはことごとく蹂躙され、アウトドアにもっとも適したシーズンを棒に振らざるをえなかった無念はこの日に晴らしてあげませう。
ということで我がホームグラウンド、神奈川県は丹沢山系、ネームマウンテンの丹沢山へ登ってみます。このところの寒暖の差で紅葉はかなり低いところまで進んでいます。明らかに昨年より進みが速い。不純な天候の功罪ですな。
塩水橋を踏み出し塩水橋林道を折れて今やバリルートとなったワラビ沢出会いから堂平を目指します。堂平から今回の目的である三峰尾根へ直接アクセスするバリエーションルートを探すのが今回の目的。
ちなみにこのルートは登山道ではありません。自己責任や他人様に迷惑を掛けないのはは当然ですが、ルートファインディングが怪しい方向きでもないです。入り口は分かりやすいが道然としているのはおよそ50mだけ。その先は踏み跡も無い斜面が延々と続きます。ブナの自然林と紅葉がきれい。
昨年の3月 に雪の中このルートを探しに入りましたが鹿さんがいっぱいいました。今回は出会わなかったですが殺気に気づかれたか・・・
ブナの木は山らしいオゾンを発散させています。ブナ林って自然の懐に居るような安心感を感じますね。しばらく歩くと作業用に引いたのかモノレールの線路に当たりました。ルートも決まったものが無いのでこの線路をたどって登ってみます。
30度を超える斜面をがしがし登ります。レールの終点は広場になっていました。昔に治水工事を行うために引いた線路のようです。GPSを見ると目指す三峰尾根登山道はこの先。行けそうなところを狙って進みます。
鹿柵を避けながら登ります。何度か鹿柵にとうせんぼされますが、枯れ沢沿いに登っていくとうまくかわせるようです。GPSを確認しながら等高線の緩そうなところを狙って慎重にコース取りをします。バリルートへ入ってから1時間40分、三峰尾根の登山道に合流。いやぁなかなかのバリエーションでした。
ここまでくれば丹沢山は近い。山頂は三連休らしくにぎやかです。富士山はちょっと雲隠れ。目的は達したのでお弁当を食べてさっさと下山です。帰りは天王寺尾根で帰ります。痩せ尾根からは天王寺尾根のピークもきれいに見えていました。せっせと歩いて踏み出しへ。
今回はGPSアプリ山旅ロガーGOLDのテストも兼ねていました。作者がアップデートしてくれたおかげでログは安定して取得できています。塩水橋林道のヘアピンカーブも綺麗にトレースしていて精度は十分に感じます。これで電池の消耗は3%/時間ってところ、まぁ上等です。バリエーションルートをたどるときGPSは最高の味方となります。文明の利器に感謝。
標高差1100m、延長14Kmの登山はいい発散になりました。各地の登山道へ通じる林道も続々冬季通行止めとなってきています。軟弱ハイカーはそろろろ今年の山登りを閉じる頃合い。行きたかったお山はまだありましたが楽しく遊ばせていただきました。山の神様ありがたう。私は冬の遊びにシフトしていきます。
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