エベレストカレーが消滅す
長野県は五竜とおみスキー場の遠見ゲレンデ中ほどにある食堂 です。レストランなどという気の利いたものではないまさにゲレ食の雰囲気を残す稀な存在でした。ここ数年通っては500円のスーパーエベレストカレー/救急救命カレー/牛大カレー(結局正式名知らない)なるメニューを注文するのが楽しみではありました。
今年9月に五竜岳へ登った 際、ゴンドラから変わらぬ姿を見つけて、冬になったらまた来るからねとハートマークを送っていたのですが、その思いはことごとく粉砕されてしまいました。
過去のようにまた私を迎えてくれるのかと思いきやトップ画像のようにさっぱりとしたもの。これは衝撃。
建物にあった派手な看板はことごとく撤去され、廃材みたいなものもきれいに片づけられています。まるで何事もなかったかのような雰囲気がいっそう哀れを感じさせます。
洒落た設備とハイセンスな雰囲気を持ち、国内外のツアー客をどっと集客させるこのスキー場に、どう考えてもあのゲレ食はそもそも不釣り合いな存在だった。そのアンバランスさが何とも言えずに良かったのだけど、厨房をまかなう年老いたご夫婦が限界を感じたのか、斜面に建つ古い建物に構造上の問題があったのか、地権者やスキー場サイドからの圧力かあったのかその事情はわかりません。でもこの片付けかたからして営業をもうやめた感がありありと見てとれます。
上の画像などのように派手な姿はもうみられなくなったのです。
私がこのゲレ食を好む理由は今どき500円でスキー場のでの食事が完結できるというメリットもさることながら、看板の文句のところどころに光るセンスをいたく感心していたっていうところもあった。このポップなどとは言えないインパクトのある押しのセンスは並ではないですよ、うん。
ここに来る理由が大きくそがれました。まったくもって残念無念。復活を切に願っていますが難しそうだなぁ・・・
« 白銀は招くよ | トップページ | 第32回宮ケ瀬クリスマスみんなのつどい »
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 今更の飯ごうを入手(2024.10.29)
- さるなしジャム(2024.08.10)
- 塩尻市 食堂SS 普通定食(2024.08.08)
- さわやかのハンバーグ(2024.05.21)
- 続・たぶんシイタケ(2024.03.16)
コメント