鹿と走る丹沢山
諸事情があって行動が制限され、連絡があったらすっ飛んで自宅に帰らねばならないため遠出ができない。近くのお山なら許容範囲と考えて神奈川県は丹沢山塊のネームマウンテン丹沢山へさくっと登ってきました。
車止めの向こうの林道は残雪がたっぷり。これも前日の上天気で溶けた雪がまた朝の冷気で凍ってツルツルの状況。こんな時はスノースパイク が手軽で役に立ちます。
昨年11月に三峰尾根へ抜けるバリルート として使った入り口も雪深い。ワカンの踏み跡が続いていますがどなたか入っていったようですね。このルート、私は雪のある時は遠慮します。
堂平の急斜面を巻きながら登ります。積雪は50cmはあろうかというところ。これだけ積もっている急斜はスパイクでは心もとないので6本ツメのアイゼンに付け替えます。雪の登りはけっこう楽しい。この辺は凍っていないのが幸いです。
天王寺尾根へ抜けヤセ尾根から眺望が開けてきます。大山や表尾根がかすみながらも見えています。空いている時にヤッホーの岩でお弁当を広げたいものです。
雪に埋もれた木道をせっせと登ると三峰尾根のカンバンが見えてきます。ここを左に折れれば丹沢山の山頂はもう直ぐです。
丹沢山頂1567mです。ちょっとガスって富士山が望めないのは残念なところ。気温も氷点下で手袋を脱ぐと直ぐに手が冷えてしまいます。さて昼飯。こんな寒いときに食べたものはというと・・・
やっぱりカップ麺がグー。周囲でメシを食っているハイカー5人のうち私を含めて4人がカップラーメンをすすっていました。皆さん分かっていらっしゃる。寒いときにはやっぱり暖かく直ぐに食べられて始末も楽なこの手が良いですな。
私も人並みに人生を送っていると、そりゃ楽しいこと辛いこと悲しいこと色々なことがあります。山はそんな小さなことを飲み込んでくれる広い懐を持っているような気がします。この時期ハイカーも少ないのでお気に入りの歌を口ずさみながらガシガシと歩いていると、気分も徐々に上向いてくる。ちっぽけな自分に気が付くのに山では時間が掛かりません。
山に来て良かったなぁと感じる一瞬です。
道路工事の影響で踏み出しが2Kmばかり遠くなってしまいましたが、さくっと山頂を極めて標高差1200m延長15.5Kmの山登りも無事終了。車に戻り、さぁ風呂でも浸かって帰るべと走り出すとどこかで見慣れた大型動物と出くわしましたよ。
ドライブレコーダーの記録を編集してみました。今までに道路に出てきた鹿を轢きそうになった りしたこともあり、あまりこやつらには道路に出てきてもらいたくはありません。ハンターマップで確認するとここは猟区に当たりますので鹿は山が居場所。結果的に追い掛け回すようになってしまい鹿には悪かったかなとも思いますが、これで学習して道路へ不用意に出てこなくなってほしいものです。
気分を切り替えてまた頑張る気力が湧いてきました。出来ることを出来るだけこなしていくのが人生かなと。丹沢の山々は私に教えてくれました。
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