焼岳は焼けているか
5月20日、百名山40座目(39座目でした)を狙って長野県は上高地の近くにある焼岳2445mに登ってきました。ここは北アルプス唯一の活火山、噴煙を上げる火山に登るのは浅間山を登って以来のこと。けっこうテンションが上がります。
新中ノ湯登山道を登っていくとほどなくして幅の広い樹林帯に入ります。熊笹の上に雪がたんまり。でも固い雪面は踏み跡が不明瞭で直ぐにロストしてしまいます。ピンクのリボンもところどころに有りますが非常に見つけにくい。こりゃだめだとあきらめて時々GPSで確認しながら構わず進めるところを進みます。この存在はほんとにありがたい。GPS様々です。でもそれでも下山時に大きく道迷いをしてしまいましたけどね。
職場の同僚にフルマラソンも走るなかなかのアスリートがいる。彼が言うには長距離走は瞑想状態になってストレス発散に良いのだという。私も日常のストレス発散のために山歩きをするけど、瞑想状態どころか五感を総動員していないと道迷いして最悪遭難とあいなる。同じような気分転換の手段であっても違うものだなと歩きながら感心したりする。
樹林帯を抜け沢に出ました。幸い雲も超えたようで抜けるような青空です。この沢をアイゼンを付けてガシガシと登っていきます。今回はピッケルはお休みしてストックで登る。けっこうな斜度があって滑ったら止まらないかもの一抹の不安も。ふと後ろを振り返るとアルプスの山々に掛かる雲海が・・・ほんとこんな一瞬に苦労して登ってきて良かったなと感じます。
雪面急斜の向こうに焼岳が見えてきました。元気よく噴煙を上げています。山頂下のコル(鞍部)までたどり着くと地面の温度が高いせいか雪が消えます。ここから見える溶けきらない池がまたいい雰囲気の模様になっていますね。
遠くからも良く見えていた噴気孔横の岩は硫黄でコーティングされています。上側から覗くとなんとここには温泉が湧いているんですよ。野湯好きなわたくしではありますが、山頂から丸見えのここで入浴ってのはちょっと勇気がいりますな。
山頂着。踏み出しから休憩はさんで4時間弱ってところのいい山登りでした。上高地の梓川や霞沢岳がきれいです。目を転じれば穂高連峰や槍ヶ岳 も見えます。山登りで瞑想をするのなら山頂の絶景を眺めながらってのがいいですね。
途中コンデジの電池が切れてスマホカメラにスイッチした関係でまともな画像が少なくがっかり。まぁ元からまともじゃないからいいのかな。
皆様、お出掛け時にデジカメの電池スペアは忘れずに・・・
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