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2018年6月 4日 (月)

巻機山登山 まききやま じゃないよ

Tozando1

まきはたやま と読むのだそうです
  

よめね~よっ ( *`Д')凸

新潟県は巻機山、美女の機織り(はたおり)に由来があるそうで百名山の中でも難読なお山ではあります。先日の焼山で40まで行ったかと思いきや、数え直すと39座目。こりゃ梅雨入り前に40をゲットしておこうと遠路出掛けました。

踏み出しからガレた眺望のない登山道を標高差で1000mほどガツガツ登る。突然森林限界を超えたのか視界が開けてくる。ここですでに絶景です。

Tozando2
遠く谷川連峰がすばらしい。目を転じれば北アルプスも見えます。今日は当たりのようです。ニセ巻機山に向けて見晴らしの良い尾根筋を登ります。このネーミングも面白い。巻機山と間違えてしまう人も過去いたのかな。

Nise

Kyugoume
ニセ巻機山に着きましたがここで九合目。でもこの先下って登り返すのでまだ先は長いんですよ。地平線の向こうに見えるは日本海。太平洋沿岸在住の人としては遠くまできたもんだなぁと感じる一瞬です。

Hinangoya
避難小屋の周りだけ雪渓が残っていました。この避難小屋、とってもきれいでロフトにトイレ付。非常用の無線機とバッテリーまで完備していて三ツ星ホテル並み。泊まっていきたい気分になります。

Tozando4_2

Mizubasho

避難小屋からしばらく上ると木道横にわずかな池沼がありました。水辺に咲くのは水芭蕉です。いやぁこんなところで水芭蕉が自生しているとは感激。小ぶりですが可憐な花を咲かせていましたよ。

Sancho1

せっせと登って巻機山1967m山頂へ到着・・・って聞いた話ではこれはフェイク看板で実際の山頂ピークはもう少し先にあるという。ということで見晴らしのいい木道をピークへ向かって進みます。

Sancho2
道標もあんまりはっきりはしませんがここが山頂のようです。GPSもここだと言っています。久々の山バナナは谷川岳 とツーショット。

Yamabanana
まだ気持ちの良い登山道が続いているので牛ヶ岳まで足を延ばします。ここもぱっとしない山頂でしたが、まだら模様の残雪がとってもきれいに見えていました。すばらしい。

Sancho3

Moyou
さらに100mほど歩いて踏み跡のエンドまで行き着く。そこからは日光白根山 が優雅なたたずまいを見せておりましたよ。最初のフェイク山頂看板に惑わされずに登山者各位にあってはぜひここまで来てほしいですね。

下山しながら位置関係を確認しました。メリハリがはっきりしない山ですが、なだらかな山頂歩きは苗場山 のような雰囲気で気に入りました。これでこそ遠くまで来た甲斐があるってものです。

Tozando3

Gpslog

下山してそのままお家に帰って翌日はお仕事のためあまり山頂でゆっくりはできませんでしたが、標高差1200m、延長13.0Kmで新潟のお山を満喫できました。
先月に本県では親子2人の遭難事故が起き心を痛めました。お父さんがスマホにGPSアプリを入れてあったのなら、あの最悪の結果は生まれなかったかもしれません。今となっては何をか言わんやですが・・・

山では自位置を知ることは安全の基本。いつものんべんだらりと登っているわたくしではありますが、常にルートを外れないようにいくらかの緊張感は必要なのかもしれませんね。

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コメント

まききやまより来ました笑
私以外にもこのように読んでしまう人は居るのでは…(^_^;)

稜線の方はなだらかですが、見る角度によっては谷川岳の岩壁を思わせるフォルムをしていますね

通りすがりさん、コメントありがとうございます。

巻機山難読ですよね。難しい名前とは裏腹に変化のある登山道で、山頂付近からの眺望や水芭蕉の群生も見られていい山登りになりました。

谷川岳は登られましたか?私は天神平からトマの耳、オキの耳を登る軟弱ルートだったですが、一ノ倉沢などの遭難者数日本一ルートはとても寄りつく勇気がありません。もう一度登ってみたいお山です。

巻機山登山の帰り、金城の里という温泉施設が320円という激安価格で気に入りました。安い理由はもちろんあるのですがそこを目をつぶれば上等なお風呂です。
意外に知られていない施設なのですが、こんなところを見つけるのも旅の楽しみのひとつではありますね。

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