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2018年7月15日 (日)

至仏山登山 百名山42座目

Sancho1_2
墓石のような山頂石碑
  

名前負けしていませんね

世間様が三連休でどこもかしこも混み始める前に、群馬県は尾瀬の至仏山に登ってきました。この辺一帯は東京電力の持ち物で、あの福島第一原発の事故後、東電は地方自治体や大手企業に尾瀬の売却も検討したらしいが、こんな大物を引き取ってくれるところもなく、また海外資本に売却することもままならず結局未だ持ち続けています。

ただ管理予算は窮屈になったようで登山道の木道などは一部崩落したままの状態で補修がまるで追い付いていない状況がある。恐らくは協力金を含んでいるのであろう比較的高額な登山バス代(往復約2000円)や駐車場代(一日1000円)はこの際甘んじて受けよう。ただ最低限の管理はしてほしいと思いますな。

Hatomachi
朝の一番バスで鳩待峠まで登りここからスタートします。7月14日の三連休初日ですが朝からけっこうな人出。私は登って降りてさくっと帰ります。尾瀬は2度目、数年前 にカミサンと来ましたが今回は単独で至仏山を狙います。

Yamanohana1

Yamanohana2
鳩待峠から反時計回りで至仏山、小至仏山を回ります。山の鼻にある至仏山登山道入り口まではひたすら下りで尾瀬まで降りて行きます。降りたらその分を余分に登らないといけないのでちと微妙ですがそんな小さなことを考えてはいけません。自然の中に入っていくということは損得勘定ではないのであります。(自戒)

山の鼻の湿原から至仏山が見えます。ちと山頂はガスってます。ここからの山頂ははるか彼方に見えますが強い日差しが刺してくる前にがんがんと行きます。

Tozando

Chitou

多くの観光客が訪れる尾瀬沼あたりとは打って変わって登山道は荒れています。先日来の大雨の後なので各所でぬかるんでいてガレた岩場はもうツルツルの感じで危なっかしい。振り向けば途中ところどころで尾瀬の池塘がきれいに見えます。朝日に照らされて荘厳な景色は、スリップで転んで打った足の痛さを忘れさせてくれます。

Sancho2_2
鳩待峠からおよそ3時間で至仏山頂へ。山頂はガスって眺望もありませんがいい登りでした。山頂の碑はまるで御影石の墓石です。合掌しておけば成仏できそうな威厳がありますね。

Enbun
さすがに暑かったので山頂までで500mLのスポーツドリンクペットボトルを消費してしまった。残りは水しかないので塩補給のタブレット を溶かして簡易スポーツドリンクを作ることを考えた。我ながらいいアイデアだ。タブレットの成分はクエン酸と塩なのでスポーツドリンクと大差ない。このタブレットは他社製品に比較して溶けやすいのがグー、500mLに2個入れてみたがすぐ溶けるもののお味はいまいち。さらに2個追加するとまぁなんとか飲めるレベルに達する。まぁ簡易スポーツドリンクですな。冷たい沢水の方が全然さわやかではあります。

Koshibutu
至仏山頂を後にして小至仏山へ縦走します。ちょっと降りると晴れてきた。尾根筋の縦走路は気持ち良い。でも足元はやはりツルツルなんですよね。足の置き場所を誤るとつるっと来る。なかなかテクニカルなコースです。

Gpslog
歩行12Kmのいい山登りでした。さすがに暑かった今回ばかりは水に頼りました。真夏の登山には水分補給は欠かせないですね。涼しい季節が待ち遠しいです。

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コメント

昨日、至仏山登ってきました。嫁さんと二人鳩待峠からの往復で9時-16時30分。
カップ麺のお湯を合わせると6Lの水を飲みきってしまいました、暑かった。
話をした人の半分近くの人が山ノ鼻経由でした。
樹林帯の無風状態の所を登る距離は減るのでしょうが、200mの標高差はつらすぎのように思いますが、違う道を行く魅力でしょうか。
ブログの記録を拝見するとみんな速い。考え方みれば、65歳でブログに親しんでいる人は多くはないのかな。山ガールよりもゆっくりのペースなので、山爺を検索してみましょうか。

クラウドさん、レスが遅くなりすいません。

実は週後半に休暇を取って北アルプスの奥穂高岳へ向かっていて本日帰ってきました。ちょうどコメントを頂戴した時は涸沢のテン場で暑さに負けてへたばっているところだったです。涸沢は携帯電波の届かないところなのでまったく俗界から隔離されていました。

8月2日にテン場から奥穂高岳に登って試しに携帯の機内モードをオフにしてみると、ここの山頂はバリバリにドコモの電波が入るんですね。奥穂の山頂で至仏山のコメントを頂戴できるなんてなんだか感動ものでした。ただ込み合う山頂で携帯をいじっているわけにもいかず、遅レスとなりすいません。

そうですか、北アルプスも暑かったですが至仏山も暑かったようですね。お二人で6リッターとはお水を持って行くだけでもたいへんですね。ただ山で暑いのに水が無い辛さを考えてしまうとやはりこの時期は持って行きたくなりますよね。
私のGPSログを確認するとさっさか歩いて5時間半くらいでしたから食事をゆったりとったり休憩をしっかり取ったりすれば行動時間7時間半ってのは12Kmの山行ですからいい線ではないでしょうか。

鳩待峠から山の鼻までは下り道なのでなんだかあっさりと行けてしまうのですが、至仏山に取り付いてからが正念場ですよね。大汗かいてお帰りは温泉に浸かってゆったりでしょうか。お帰りの金精峠方面にはいい温泉が色々あるので選択肢が広くていいですよね。

ヤマレコなどの山行記録は皆ほんとに足が速いですよね。あれを当てにして計画して、私も何度も痛い目にあってから学習しました。登山道で追い抜かれるとくやしかったり不安になることもありますが、ご夫婦やソロの場合は別に記録を作るために山に来ている訳でもないのでマイペースを貫きたいですよね。

たまにやたらと昔のネタが登場する鴨ブログなのでお察しかもしれませんが私もいい年です。お山は背伸びせず相応に行きたいですね。
コメントありがとうございました。

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