後退灯交換 (失敗編)
標準装備の全ての白熱バルブを全廃してのLED化を終えて我が家のFIT3も快調ですが、欲を言えば後退灯(バックランプ)輝度に少々不満を持っておりました。
最近の車は後退に際してバックカメラでの映像をナビに表示するタイプも多く、夜間の安全確保のために後退灯に十分な輝度を持っていてくれた方が良い。かといって明るすぎるのも法規上問題があるのかなと思い、保安基準を調べてみると以下の記述がありました。
後退灯は、昼間にその後方100mの距離から点灯を確認できるものであり、かつ、その照射光線は、他の交通を妨げないものであること。この場合において、その光源が15W以上75W以下で照明部の大きさが20cm2以上(平成17年12月31日以前に製作された自動車に備える後退灯にあってはその光度が5000cd以下(主として後方を照射するための後退灯にあっては300cd以下))であり、かつ、その機能が正常であるものは、この基準に適合するものとする。
つまり平成18年以降の車両に関しては後退灯が明るすぎるよという基準は無く、バルブ交換で車検に引っかかるようなこともなさそうだ。後退灯の使用頻度や使用環境を考えれば明るくて他車に迷惑を掛けることもなさそう。
でヤフオクにてT16のバルブをゲット。送料込み2個セット1500円程で落札。新規出品者で無評価なため大丈夫かなとも思いましたが数日で到着。
既存使用(2個で2千円程度)のバルブと並べて比較するとこんなにも形状が違う。SMDチップのような小粒のLEDを何十個もちりばめたバルブは見るからに勇ましいが意外に輝度が出ない。LEDには大粒チップを使ったバルブの方が輝度が優れるケースがあるというのは方向指示灯火をLED化したときに感じた経験があるので柳の下に二匹目のドジョウを狙います。
机上で点灯試験。まずこの段階で当たりかハズレかがだいたい分かる。当たりだととても正視できないような明るさだが、ハズレだと普通に見られる。今回のLEDバルブは正面照射がはレンズ式なので明るいが側面の発光はほどほど。しかも連続点灯すると猛烈に熱を持つ。こりゃもしポジションランプなどに使ったら1日で球切れしそうな感じ。敗北感が漂います・・・
片方交換して既存と比べてみました。色温度は青過ぎず良さげですが輝度は以前のタイプの方がリフレクタをうまく反射に使ってくれて明るい。う~むやはり今回は失敗の巻。
くやしいので今回は発炎筒もLEDに 替えてみた。こればバルブではないのでわざわざLED化することもないのだけれどまぁ流れです (^.^)
この発炎筒、製造から有効期限は4年と決まっている。1回目の車検ではなんなく済むが、2回目の車検では必ず引っ掛かるような仕組みになっている。車検屋さんもそこは心得ていて、交換で2000円とか平気に請求されてしまうんですよね。ここは自衛のために使用期限の無い電池タイプの非常灯に替えておきます。これなら電池が生きている限り車検で引っかかる心配はありません。
さてこの発炎筒、火薬製品ですからやたらと捨てるわけにはいきません。そこで再利用を考えました。ザックにしまっておいて遭難時に救難ヘリに自位置を知らせるマーカーとして使うというもの。どちらかと言えば発煙筒の方がへりへの視認性は高そうだけど、これでもけっこうな煙 が出るようなのでよしとする。収納サイズは大したことはないが重量は100グラムほどあるので、背負う重量の増加は避けられないが緊急時の対策として我慢します。
先日、新潟県であった痛ましい親子遭難の事例 でも、至近までヘリが捜索に来ていたと思われますが、うっそうとした木々に隠れて発見できなかった模様。ヘリの音が聞こえたらこの種のものを使用して自位置を知らしめるのは非常に有効と思われます。
人間あまり欲張っちゃぁいけませんね。今回は勢いで発炎筒までLEDにしてしまいましたが、火薬類を排してより安全に・・・
火薬類と言えばエアバッグも残っているってぞっていう突っ込みはなしね (^.^)
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