真夏の富士登山 2018 GPSログアプリ比較
基本私の富士登山は7月8月のシーズン時期は外しています。なんたって五合目までは自家用車で行けなくて駐車場代だバス代だで金も掛かるし、最近とみに増えた海外からのお客人を含めて人大杉。特にこの時期に狙って富士山を登る理由に乏しいわたくしなのであります。
先日の安達太良山登山でカミサンポイントも少し増えたので、山の日の翌日に彼女としては初めての富士山へお連れすることにした。ただ上記の理由により吉田口馬返ゼロ合目から六合目までとした。それでも標高差で1000mほどあるし、歩行距離は往復10Km。決して楽なルートではないことは内緒・・・
この吉田口、シーズンでも空いているし途中途中にある富士登山に係る歴史を描いた説明看板がなかなか楽しい。歴女であるカミサンもいたく感心した様子。けっこうな距離もあるし山頂という達成感も今回は感じられないので、なにか気を引くものがないといやになってしまいますからね。
気温が高く暑い中、がんばってもらって吉田口六合目小屋星観荘にたどりついた。キジバトがいました。美味しそうですが今日は見るだけ。カミサンは「久々に生きているキジバトを見た」などとのたまう。そりゃ君のところへ持って行くキジバトはすでにお肉 になってますがね・・・
スバルラインから来る吉田口登山道との合流点で今日はUターン。ここには富士登山協力金の徴収所があるのでだからという訳ではないですよ。それも少しはあるかな (^_^;) 山頂方面は霧も濃くって、今日の登山者は残念の巻でしょうね。
実はカミサンをお連れする以外に、わたくし的には新しいGPSログアプリであるGeographicaってのを試してみたかったという目的もありました。その差を確かめるべく、普段使いの山旅ロガー&地図ロイドと一緒に同時に起動してログを取り比べてみました。
Geographicaは後発だけあってGPSログ定番アプリの山旅ロガーの機能をよく研究して同様の機能を実装し差別化の努力はよく見て取れます。ただ全体的な機能数やセンスはやはり山旅ロガーに先行者としての利があります。また私の端末Xperia Z3cでは解像度が対応していないようで、表示フォントが一部切れたり機能アイコンがひとつとんでもないところへ外れて半分見えていたりとやや難あり。
ただGeograficaが素晴らしいと思うのは音声案内をかなり頻繁にやってくれること。これに尽きる。ログを取り始めてからデフォルトでは15分おきに現在時刻と標高を合成音声でアナウンスしてくれる。また500mおきに到達標高を、また迷ったら戻れとか休憩しれとか余計なお世話的なものも女性風の音声で語り掛ける。ただ歩いているだけだと単調な登山になるけど、これだけしゃべくってくれると気も紛れて有り難い。これいいかも・・・
ベストはログ取りと現在位置確認表示は山旅ロガーに任せ、音声案内をGeographicaに担当させるのが良さげな選択。ただ電池の消費も気になるところですがね。今回は行動8時間でなんとかスマホの電池は保ったが、おしゃべりの頻度も合わせて2丁運転の場合はチューニングが必要と感じます。
まぁGeograpicaは試用期間中で、あと7回ログを取れるチャンスがある。課金するかしないかはもう少し使ってから考えます。
雷雨にも当たりましたがいい山登りでした。父ちゃんの趣味をご理解をいただけたものと解釈し、次の北アルプス行をお許しいただきとう存じますです。
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標高差1000mって結構キツイですね
奥様も凄いと思います。
私は先月、クラゲの写真を撮る前に鳥海山の5合目まで1150mに行って来ました
もちろん車で(笑)
投稿: 花の五六八 | 2018年8月14日 (火) 18時12分
花の五六八さん、
日帰り標高差1000mはカミサンにとってもなかなかの登山になると思います。なだめすかして登ってもらいましたが、けっこう足に来ていたようです。帰りは温泉に寄ってご機嫌を取ったのはもちろんです。
クラゲの写真も神秘的でしたね。神奈川県にも江ノ島水族館っていうクラゲで有名な水族館があったりします。
鳥海山も百名山で登ってみたいお山です。山形県の北のはずれですからそちらから車を使ってもけっこうなドライブになったのではないでしょうか。さすがに山形の標高1000mは涼しそうですね。
お盆時期はせっせと働いて人様が働いている時期を狙って山にこもりたいです。
投稿: Fiby | 2018年8月15日 (水) 21時07分
今年の夏は、出られません。どこまでも暑い。奥日光で30℃なんて信じられません。でも涼しいときに茶臼岳に行きました。
たまには違う道のりで行こうと、スキー場(高校生の遭難した近くです)にあるはずの登山道入り口を探し出して登山の始まりというか、下りからの踏み出しです。
荒れてました。薮漕ぎ、迷って引き返して、笹の下潜り、久しぶりです。軽い興奮がありました。
樹林帯の迷いやすい場所では、私のアンドロイド+地図ロイドは、アウト。
ところが妻のアイホン+ジオグラフィカでは鮮明に地図と現在位置が表示されました。ショックです。
「コスパ重視」が信条だったのですが、換え時かも。
投稿: クラウド | 2018年8月26日 (日) 22時19分
クラウドさん、
確かに今年の夏は尋常ではないですよね。30度で今日は涼しいじゃないかなんてやはり何かおかしいです。
茶臼岳いいですね。那須岳のロープウェイでもいけるのでこの前我が家の奥方様と登った安達太良山と同じシステム。ここなら付き合って貰えそうです。
今回はロープウェイ無で登ったのですね。確かに駐車場のあるロープウェイ乗り場から登山道はまず下っていくのは私も覚えがあります。夏場はやぶ漕ぎも大変ですよね。
なんと旦那様と奥様で違うGPSアプリをお使いとは道中の安全確認は完璧ですね。Giographicaはユーザーインターフェース的にiPhone向けって感じは確かにします。奥様にはぴったりかも。
でもクラウドさん、やっぱり男は硬派な地図ロイド&山旅ロガーですよ。私もGiographicaは少し使いましたが山旅ロガーに戻ってきました。
このアプリも前回のアップデートでオーバーレイ表示に対応してGiographicaのような地形図陰影表示ができるようになって視認性が高まりました。さすがにぺちゃくしゃおしゃべりはしてくれませんが、音声標高案内を100m単位にしてやるとがぜんにぎやかになってきますね。
最近のAndroid端末は似たようなGPS統合チップを皆使っているのでGPS感度に差が出にくくなっていますが、ちょっと前の国内ブランド端末(SONYを除く)ではGPS感度の悪いものもままあるようです。
コスパ重視でAndroid新端末いっちゃいましょう。いまなら2万円程度からよりどりみどりですよ。ここは安全登山のためにというお題目で・・・(^_^;)
投稿: Fiby | 2018年8月27日 (月) 19時30分