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2018年11月17日 (土)

Sma Thro スマスロ導入 FIT3 GK3

Smathro1
これは面白いアイテムです
  

スロコンは自動車の性格を変えることができます

世にいうスロットルコントローラーです。
以前はアクセルワイヤーでエンジンにつながっていたスロットル操作は、今やポテンショメータという可変抵抗器にとって代わり、電気的にアクセル開度を認識してエンジンコンピューターへ送る仕様が一般的となっております。スロコンはそのスロットル信号に介入して、変位量を自在に変えてしまおうじゃないかという機械ですね。

こいつを使うとアクセルレスポンスを敏感にしたり鈍感にしたりが設定を変えるだけで簡単にできてしまう。面白いところは少し敏感にしてやると、まるでエンジン排気量をアップしたような錯覚に陥るほどエンジンが元気に感じてしまうのですな。具体的に言うと軽くアクセルペダルを踏んでいるのに車がぐんと前に出ていく感じ。これはフラシーボ効果ではなく取り付けて直ぐに実感することができる。

当然ながら絶対的なエンジンパワーやトルクがアップしたわけではなく、単にアクセルが普通より景気よく開いているだけのことなのだけれど、私のような単細胞人間にとってはうってつけで、感覚的なフィーリングアップにつながる。

もともと車両製造元が燃費対策のためあえて鈍くアクセル開度を設定してあるのでしょうね。取り付け後にはエンジンが元気よく回るので燃費はもちろん相応に悪化するけど、なんといってもこの感触は捨てがたい。燃費を追うときにはスイッチで切ることによりオリジナルの状態に戻すのは簡単です。

なかなか感動しました。最近のくるまいじりの中では今回は費用対効果がもっとも高い部類かな。取り付けは基本アクセルペダルにあるコネクタにハーネスを挟み込むだけなので、試運転のために動かすだけなら5分で作業は終わる。

Spec_curve

上記特性図はメーカーHPから一部拝借したものですが、注目すべきはスロコン発進時のスロットル開度がオリジナルに比べてかなり急激に立ち上がっていること。ここが重要なんです。発進時のもたつきはオリジナルのリニアな性能曲線によってもたらされる。スロコン有効後はその補正効果によって意としたゼロ発進加速が得られるのです。しかもお好みに応じて補正量は6段階から選べる。オリジナルより鈍くしたいのなら2段階のマイナス補正もできる。こいつはすばらしい。

PIVOTなどの他社製品の特性図 と見比べると一目瞭然。そちらはゼロからの特性曲線がオリジナルに準じて緩やかに立ち上がっていくのです。それでは私の求める用途であるもっさりスタートの改善にはそぐわない。やっぱり踏み込んだ最初にがつんとスロットルが開いてくれた方がいい。

Smathro2

試運転が終わったら収まりを考えます。フィット3だったら上の画像の取付位置がベストでしょう。この製品は表示器が付いていないので本体を見えるところに置く必要もない。ハンドルポスト下側なら走行中でも視線を動かさずにメインユニットの設定用ロータリースイッチを可変できる。スイッチホールに収まる赤いLEDパイロット兼オン/オフスイッチが無駄に明るいな。明るくていいからもうちょっとセンスのある色にしてほしかった。
 
ちなみにパワーオンデフォルトでスロコンオン状態で立ち上げるための設定変更にはバック信号を入れてやらねばならない。でもバック信号はDC 12Vなので設定変更の時だけACC電源(シガープラグなどから引いても可)を仮に繋いでやって、変更が終わったら仮電源を外しちまえばいい。本来バック信号線はパーマネントに繋ぐべきですが、信号を取るためにはナビ周りを全バラシしないといけないので今回はズルしました。これ裏ワザ。

Vengine
スロコン面白いです。普段乗る自動車が1台だけで、比較対象が無いとこんなものなのだと納得して乗り続けることができるでしょうが、たまに帰る実家にある10年落ちの2リッター車に乗って比べてしまうと、燃費に軸足を置いている車はなんで走り始めの一歩がこんなにも鈍いのかとがっかりしてしまうくらいの差を感じていました。この装置はその不満を埋めて余りあります。

無くても困らない最たるものでしょうが、低燃費車のエンジンフィーリングにがっかりしているあなた。スロコンお勧めです。

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