箱根駅伝 2019
新春恒例の箱根駅伝復路を平塚中継所先の8区で見てきました。今年は青山学院大の5連覇か、それを阻止するのはどこかという点でけっこう注目の大会でしたね。
8区トップ集団を先導する神奈川県警のR33スカイラインGTRです。4ドアボディにGTRのエンジンRB26DETTを積んでしまった特装車、平成10年のデビューだそうですのでもう成人式のお年になります。警察車両としてはずいぶんと長生きな部類。一代前の大人気中古車R32のGTRはもうパーツの供給が厳しいと聞きます。このGTRも最後の晴れ姿ってところかもしれません。
さりげなく走っていますが、選手の速度は時速20Kmほど。マニュアルトランスミッションのスポーツカーを、そんな低速で走らせるのってそれはそれで大変だと思いますな。
ちょうどここ8区のしょっぱなはトップの激しいつばぜり合いが見られました東洋大・鈴木選手に東海大・小松選手が仕掛けます。平塚中継所ではその差4秒だったですが満を持してこの8区で東海大がトップに立ち、首位を譲らずにフィニッシュしました、この小松選手は8区区間新の力走です。
王者青山学院大・飯田選手もぴったり付いて狙っています。ここ8区では3位でしたが10区で東洋大をかわし総合2位、復路優勝をかざりました。今年は往路優勝、復路優勝、総合優勝が全部違うという結果は珍しい。
駒沢大・伊勢選手が4位で駆け抜けていきました。駒大も往路鶴見中継所ではタスキを渡す2区の選手がリレーゾーンに居ないというアクシデントに見舞われて12秒のタイムロス。駒大は総合で4位に入り、この12秒がシード権に影響せず良かったけど、昨年の順天堂大のように14秒足らずにシード権を逃したような例もある。原因がどこにあったのかは知りませんが、続く往路平塚中継所でも2人の選手がリレーゾーンに間に合わずタスキがうまく渡せない事態がテレビで中継されていました。こんなケースもめずらしい。
下の画像は東洋大の選手がみな左腕に書いてある「その1秒を削り出せ」のなぐり書きです。
限界を超えて必死に1秒を削り出す努力をしている選手たちに12秒というのはあまりに重い。原因を精査してしっかり次回へ繋げてもらいたいですね。
8人の選手がだんご状態でやってきました。こんな塊で中継所に飛び込んでくる往路の鶴見中継所でのタスキリレーは確かに大変だとは思いますな。
次の戸塚中継所をまっすぐに見据える選手たちのきりりとした形相が頼もしい。シード権には届かなかった各校は、来年また箱根路に戻って来てほしいですね。
最終の走者である上武大・岩崎選手通過した後、通常だと運慶管理者の車が、「最終走者が通過しました。応援ありがとうございました」というアナウンスをしながら通過して最後を締めるのだが、今回はそれも無かった。沿道でまだ待ち構える人と、さっさと家路に就く人とに分かれてしまってなんだかこれも違和感がありましたねぇ。
色々とドラマもありましたが沿道で選手諸君から熱いパワーを貰って帰ってきました。私もまた1年がんばれそうです。
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