鍋割山と鍋焼うどんと落雷

天気が良いので丹沢を歩いてきました
　　
鍋割山の鍋焼うどんがまた値上がりしていましたよ
 

天気の良かった日曜日、久しぶりに神奈川県の屋根である丹沢は塔ノ岳－鍋割山を歩いてみた。なんと鍋割山荘名物の鍋焼うどんがまたもや値上がりして1500円になってしまった。私の知る限り、ここの鍋焼うどんは980円－1000円－1200円－1500円という変遷をたどっているのだけは知っている。980円の頃がけっこう長かったのでこの時期に4回ほど食べてますが値上がってからは縁が無くなってしまった。
山荘の泊りも廃止、平日は週休2日、営業時間は午前10時から午後1時まででうどんが無くなり次第終了。だいぶ以前と雰囲気が違ってきている。

小屋主もご高齢でもう齢70を過ぎ。有名になりすぎて土曜など多いときには小屋前に50人が並ぶ人気のメニュー。このゴールデンウィークはさぞや戦争さながらであったことだろう。小屋主を含め小屋側スタッフが受け入れのキャパを超えてしまい客をさばききれなくなって客がどなられたみたいな話はよく聞く。まぁ分母が大きくなると中には変なのも紛れ込んでくる。そうなると小屋側と客との戦争になってしまう。

そもそも山小屋に対してホテルやレストランみたいなホスピタリティを求めてはいけない。泊りの山小屋は客を拒否すると生死に係ることもあるので基本拒否できない。小屋も大変なのだ。南アルプスにある名物小屋である農鳥小屋では午後3時を過ぎて到着すると山をなめるなという説教が等しく待っているという。鍋割山荘の小屋主草野さんも高齢でもう歩荷もままならないだろう。荷揚げを外注に出しているのだろうか、ミズヒ沢出会いに置いてある担ぎ上げ用水ペットボトルを有志の方はボランティアで上げてくれという看板も無くなった。

なんだかせちがらい世の中になったものだ。最後は書策小屋みたいになってくれないことを切に願う・・・

で落雷の話。ゴールデンウィークの土曜日に鍋割山で男性が落雷で死亡したというニュースが流れていたが、雷が落ちたのは山頂から南側へだいぶ離れた登山道上標高1100mあたりのところであることが分かった。落雷地点にはお花が手向けてあったのが痛々しかったが、こんなところで雷に打たれるとは運が無かったとしか言いようがない。私あたりにも同じような可能性があることでもある。北アルプス鹿島槍の幕営場で雷がテントに落ちなかったのも運でしかない。両手を合わせてご冥福を祈ってきた。私も気を付けようと思う。